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凄いぞビデオキャプチャ!
 パソコンテレビX1ならではの周辺機器として「カラーイメージボード」というのがあった。これも、現在のマルチメディア機能の先駆けというべきもので、テレビやビデオの画像を静止画として取り込めるものだ。
 パソコンのグラフィック表示能力が8色なので美しいとはいえないが、うまくディザリング処理しているので、それなりに見ることが出来た。しかも、取り込みは静止画だが、プレビューはちゃんと動画(動きがカクカクだけど。)で表示されているので目的の部分をタイミング良く取り込むことが出来る。
 「カラーイメージボード」とは言ってもボード一枚に収まっているわけではなく、外部ユニットとボードの構成だった。それでも、手軽に画像取り込み&編集が出来るのは凄いと思った。

PC-9801シリーズとの出会い
 専門学校に入学し、そこにあったパソコンがPC-9801シリーズだった。実習室には8086 5MHz搭載のPC-9801F2があり、普通の教室にはV30 10MHz搭載のPC-9801VM2、80386 16MHz搭載のPC-9801RA2があった。
 主に使うPC-9801F2はPC-9801シリーズでもかなり初期のモデルで処理速度的には8bitパソコンのX1turboと対して変わらない感じだった。特に日本語表示に関してはX1turboにPC-9801並の機能があったからかもしれないが。
 PC-9801RA2はさすがに最新の32bit機だっただけあって、凄く速かった。FやVMでちょうど良い速度になるように調整して作ったゲームがRAでは速すぎてプレイできなかった。

 授業で最初に使ったのはN88-BASIC(86)だった。その後、MS-DOS上でMS-FORTRANなどをやった。この頃思い出深いのは休み時間や授業中の暇な時間(課題を早く終わらせて。)にゲームやグラフィックソフトやくだらないプログラムを作っていたことだな。くだらないプログラムは「見せかけエラー」に始まって「見せかけリスト」「見せかけ暴走」「見せかけリセット」「見せかけMS-DOS」を作り、友達にいたずらしたりしていた。
 特に「見せかけMS-DOS」はコマンドインタプリタを作る勉強になった。これが後々、スクリプト処理やコマンド解読処理を作るのに役に立った。
 楽しみながらくだらないプログラムを作るのも凄い勉強になるね。嫌々勉強しても身に付かないということでしょう。

 この時点でのX1turboIIスペック



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