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写真画質プリンタ
 去年末に年賀状を印刷しようとしたら突然プリンタが故障した。印刷自体は出来るのだが、紙の検出がおかしくて紙がないのに印刷したり紙の途中から印刷したりする。結局、年賀状は一部を除いて手書きになってしまった。
 その故障したプリンタは購入当時としては印刷がきれいな方だったが、ドットが目立つため写真の印刷では見劣りしていた。そこで、新しいプリンタを買う予定になっていたがそれが故障を契機にして早まった。ちなみに、パソコン関連機器を故障が原因で買い換えるのは1997年にハードディスクがクラッシュしたとき以来で2回目だ。
 今回買ったプリンタはキャノンのBJ F850。写真画質をうたい文句にしている高画質バブルジェットプリンタだ。デジタルカメラでとった画像を印刷するとフィルムプリント写真と大差ない画質!本当に写真画質だ。しかも、39800円で買えた。プリンタはずいぶん高性能で安くなったな。
 BJ F850の良いところは画質だけでなく、インクカートリッジが色毎に分離しているので無駄なく使える。さらに、プロパティ画面でインク残量がチェックできるので便利。印刷時の音もだいぶ静かになった。ただ、画質を向上させるためかパソコンからプリンタへのデータ転送が以前のプリンタより時間がかかるようになった。パラレル(セントロニクス)インターフェイスで接続しているのだが、USB接続だともっと速くなるのか?

広々ディスプレイ
 今まで、17インチディスプレイの1024×768解像度で使ってきたが、プログラミングなどで多くのウィンドウを開くと狭い。パソコン自体はもっと高い解像度が出せるのに、ディスプレイの限界で出せない。そこで、新しいディスプレイを買うことにした。
 買ったのはダイヤモンドトロン・フラット管を使用した19インチディスプレイだ。これで広々1280×1024解像度。平面で見やすいし。しかも、発色がよい。(これは予想外。)今までのディスプレイと比べると色の鮮やかさが全然違う。パソコン性能上、解像度を上げたことによりフルカラー(1667万色)からハイカラー(65535色)になってしまったが、通常使う分には問題ない。
 ディスプレイを交換するだけでもだいぶ環境が改善されるぞ。

フロッピーディスクドライブ交換
 Avanza NXのフロッピーディスクドライブが壊れてしまったので交換することにした。PC-98NXシリーズはAT互換機の一種だから普通にパーツショップなどで売っているドライブを買ってくればいいはずだ。しかし、フロントが本体のカバーと一体になっているタイプなのでイジェクトボタンの位置やアクセスランプの位置がずれていたりすると困ってしまう。
 基本的にボタンやランプの位置は同じだが、ドライブのメーカによって多少違う場合もあるそうなので同じメーカのものに交換した方が問題が少ない。今まで付いていたドライブのメーカが不明だったのでとりあえず取り外してみるとNECのFD1231Tというドライブだった。
 秋葉原に行ってソフマップのパーツ売場を見てみると・・・運がいいことにNECのFD1231Hというドライブを売っていた。末尾がTとHで異なるが・・・それを買って取り付けてみると全然問題なし。ボタンやランプも全く同じ位置だ。ボタンの形状は異なるが付け替えれば問題なし。だが、1.25MBytes(NEC 98フォーマット)のディスクが使えなくなった。2モード専用ドライブのようだ。特に問題はないが。(必要ならネットワーク経由でPC-9821Xa10のドライブを使えばいい。)

 この時点でのAvanza NX TW 40Dスペック

仕事用パソコン購入
 在宅勤務でソフトウェア開発の仕事をしているのだが、今までは会社から借りてきたノートパソコンで開発していた。しかし、今時Pentium 133MHzだし、ハードディスクやメモリの容量もかなり少ない。また画面解像度が低いのでとにかく効率が悪い。自分のパソコン(Avanza NX)の方がよっぽど性能がいいが、いろいろ周辺機器がついているし、ゲームなどのインストールも行うので開発用の特殊なソフトとかは入れたくなかった。(安定性が悪くなりそうだから。)だから、WordやExcelなどのドキュメント作成はAvanza NXでやっていたが開発だけは貧弱なノートパソコンでやっていた。
 そこで、仕事用に専用マシンを用意することにした。できるだけ低価格で高性能なものがほしかったのでGatewayで買うことに決定。ずっとNEC製パソコンとつきあってきたのでNECも考えたが、入門向けのモデルはともかくハイスペックな機種になると高い。特に省スペースなモデルを考えていたのでなおさらだ。
 Avanza NXはパッカードベルNECのWebサイトでスペックを選択して購入できるものだったので無駄なものを省き比較的やすく購入できたが、残念なことにパッカードベルNECは解散してなくなってしまった。そこで、同じくWebサイトで購入できる定番メーカのGatewayを選択した。E-4400というSOHO向けモデル。NECなどと比べるとかなり安い。
 今まで貧弱ノートパソコンで10分ぐらいかかっていたコンパイルが1分ぐらいで終わる!速すぎ!!(コンパイルの時は一休みというのができなくなったぞ。)

USBでMO
 今まで、MOドライブは本体内蔵のSCSIタイプを使用していたが、調子が悪い。買ったとき初期不良で修理に出したが、その後もMOにアクセスするとWindows自体が固まってしまうことが時々発生するのだ。
 そこで、新しいMOドライブを買うことにした。しかも、将来性を考えてUSB接続のものにした。次に買うパソコンは省スペースモデルにしてSCSIなしにする計画なので手軽に外付けできるものがよいのだ。
 アイ・オーデータMOA-AX640SW/USBを買った。USBだとアクセス速度が気になるところだが、MO位の速度だとSCSIと大して変わらない感じだ。さらに、今まで使っていたMOドライブと比べて静かなのがよい。アクセスしているかわからないぐらい静かだ。

ビデオキャプチャもUSB
 近々購入予定の省スペースパソコンに向けてMOドライブに続いてUSB接続のビデオキャプチャユニットを購入した。NECのSmart Vision Pro for USBだ。MPEG2のハードウェアエンコーダで圧縮した映像をUSBで転送し、パソコン本体側のソフトウェアデコーダで再生するという方式になっている。テレビチューナも内蔵している。また、文字放送も受信可能。最近では常識のタイムシフト再生にも対応。一通りの機能を備えて手頃なユニットだ。
 ただ、画質に関してはMPEG2とはいっても、従来使っていたPCIバス挿入のモーションJPEG方式ビデオキャプチャと大して変わらない。普通にテレビを見る分には問題ない画質だが、同じMPEG2を採用したDVDビデオと比べるとかなり見劣りがする。やはり、低価格だから仕方がないか。

 この時点でのAvanza NX TW 40Dスペック
 この時点でのE-4400スペック
 この時点でのネットワーク環境

ついに!インターネット常時接続
 モデムでファイル転送を始めたときから、電話代を気にしながら必要なときだけ出来るだけ短く回線に接続するのが常識だった。しかし、定額で使い放題の「フレッツISDN」によって限りなく専用線感覚で使えるようになった。
 第1段階として「フレッツISDN」に加入。従来通りTAによる接続だが、パソコン起動中は常にインターネット接続状態になった。必要なときにすぐにホームページを閲覧することが出来る。いちいちダイアルアップしないので素早く閲覧できるので快適だ。また、メールチェックも直接出来るのでAterm+BIGLOBEのメール着信通知も必要が無くなった。
 第2段階としてメルコの無線LAN機能付きダイアルアップルータ「Air Station ISDN」を購入。これにより、複数のパソコンから同時にインターネット接続できるようになった。遊び用パソコンと仕事用パソコンでそれぞれメールも別個に送受信が可能になった。さらに、100BASE-TXのハブも内蔵しているのでパソコン間のファイル転送も高速になって一石二鳥。
 まだまだ、料金が高いものの個人レベルで常時接続が可能になったのは画期的。インターネットの使い方自体が変わった。

 この時点でのPC-9821Xa10/C4スペック
 この時点でのAvanza NX TW 40Dスペック
 この時点でのE-4400スペック
 この時点でのMobile Gear IIスペック
 この時点でのネットワーク環境

セットアップづくしと家庭内LAN完成
 20世紀の最後はパソコンのセットアップづくしだった。

(1)VALUESTAR G購入
 遊び用パソコンとしてAvanza NX(Pentium II 400MHz)を使っていたが、購入後2年が過ぎて遅さが気になるようになってきたのと親がインターネットを始めたいという要望が重なって新しいパソコンを購入した。
 NEC VALUESTAR Gの省スペースPentium IIIマシンを買うつもりでいたのだが、購入直前になって最新CPU Pentium 4を搭載したミニタワーモデルが発表されたので悩んだあげく将来性を考えてPentium 4マシンにした。
 Windows Meインストールモデルだが、セットアップはあっさり終了。さらに、Avanza NXに搭載していたDVD-RAMドライブ、SCSIインターフェイスボード、DVD-Videoデコーダボード、LANボードを装着してセットアップ。NECのPC-98NXシリーズであるVALUESTAR Gだが、筐体カバーをあけるとただのATXマザーボード(NEC製じゃない)だし、筐体の作りもAvanza NXの頃と比べると簡素化されている。(DVD-RAMドライブがなかなか奥まで入らなくて苦労した。)PC-98NXシリーズとは言っても純粋なNEC製PC/AT互換機だな。(以前はもっと独自性があった。)ただ、感心したのはドライバーレスになっていること。5インチベイへのドライブ装着にドライバーを使っただけで後は必要なし。筐体カバーも手で回せる大きなネジ。びっくりしたのはPCIバススロットへのボード固定もネジなし。プラスチック製の部品で押さえ込むようになっていた。
 使った感じはさすがPentium 4 1.5GHzという感じ。ただ、Office 2000の複数ドキュメント同時編集は相変わらず重い感じがする。(リソースをすぐに使い果たしてしまうからか?)あと、Windows Meを初めて使ったが、98と結構違う。(95から98への変化より大きい。)見た目はあまり変わっていないが、細かいところが変更されている。(見た目の)ファイル名が変わる(勝手に先頭大文字、後ろ小文字にされる)がなくなっているし。
 一つだけトラブル発生。SCMのUSB接続PCカードリーダがWindows Meで使えない!最新ドライバを入手すれば使えるかと思ったのでホームページを見ると・・・もうサポートを打ち切ったのでWindows Me対応ドライバは作らないと書いてある。ちょっと酷すぎ。98のドライバでMeでも使えるのならいいけど。

(2)Avanze NX再セットアップ
 自分の遊び用パソコンがVALUESTAR Gに移行したのでAvanza NXを親のインターネットマシンにするため移動&再セットアップ。Windows 98 SEにするために95インストール、98アップグレード、98SEアップグレードと手順を踏まなければならないので意外と時間がかかる。
 そして、無線LANカードの装着。特に問題なくセットアップ完了。初めて無線LANで接続。電話線がないところなのにインターネットに接続できるのはやはり便利だ。

(3)E-4400にPCカードリーダ取り付け
 Windows MeでUSB接続PCカードリーダが使えないことが判明したので、仕事用パソコンのE-4400に取り付けることにした。Windows 98 SEなので問題なく使えるはずだった・・・しかし、どうも動作が安定しない。ドライブとして認識はするのだが、カードを入れてアクセスしてもドライブの準備ができていないと言われたり、フォーマットされていないと言われたりする。何回か電源を入れたり切ったりしていると突然使えるようになる。Avanza NXでは問題なかったのに・・・もしかして、98からアップグレードした98SEと最初から98SEのパソコンでは違うのか?
 将来的にはMeに対応した新しいPCカードリーダを買うしかないな。

(4)PC-9821Xa10再セットアップ
 PC-9821Xa10はスキャナー&サウンドブラスター(GM音源、FM音源)でMIDI演奏を楽しむマシンだったが、さらにファイルサーバにすることにした。
 Avanza NXで使っていた外付け4.3GBytesハードディスクをXa用にして大容量化。とりあえず、フリーなどの大量MIDIデータをXaに入れて家庭内LANからどのパソコンでも演奏できるようにした。
 さらに、フリーのWebサーバも入れて家庭内ホームページを開設。お知らせとMIDIデータのメニューぐらいしかないが・・・将来的にはCD音楽をデータ化して聴けるようにする予定。(ハードディスクが小さいかもしれないが。)

(5)PC-9801FA2再セットアップ
 PC-9801FA2はPC-9801-86サウンドボードでチープな音色のMIDI演奏を楽しむマシンになっていたが、内蔵ハードディスクが突然認識しなくなり使えなくなってしまった。そこで、PC-9821Xa10に4.3GBytesハードディスクをつけた代わりに1GBytesハードディスクをはずしてFAにつけることにした。
 そして再セットアップ中に意外なことが起きた。以前、余ったCバス用のLANボードをFAで使おうとして装着した。しかし、IRQの関係でうまく動作しなかったのでそのままにしておいたのだが、今回のセットアップでちゃんと認識されてLANが使えるようになった。これで、MIDIデータをいちいち128MBytes MOに入れなくてもLAN経由で参照できるようになった。

(6)ほとんどすべてのパソコンがLAN接続
 PC-9801FA2がLAN接続できたのでX1turboII以外の自分所有パソコンすべてがLANに接続された。さらに、妹のパソコンも無線LANカードでLAN接続された。
 そして、SEGAのテレビゲーム機DreamcastまでもがLAN接続になった。別売りのブロードバンドアダプタ(LANアダプタ)を装着すればLAN経由でISDN接続可能なのだ。もちろん、PC-9821Xa10で動作している家庭内ホームページにもアクセスできる。ただ、対応ソフトが現状ではほとんどないのでそれらのソフトは従来通りモデムを装着しなければ通信することができない。

 この時点でのPC-9801FA2スペック
 この時点でのPC-9821Xa10/C4スペック
 この時点でのAvanza NX TW 40Dスペック
 この時点でのE-4400スペック
 この時点でのVALUESTAR Gスペック
 この時点でのネットワーク環境



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