前年
2002年の話題
次年

手軽で高速な外部インターフェイス搭載
 Windows XPにしてからUSB接続のMOドライブが遅くなった気がした。ドライバの関係なのか、OSの仕様(NT系の制約?)なのか?もともと、USB接続の時点でそれ以前に使用していたSCSI接続より遅かったのだが、さらに遅さが気になるようになったのだ。
 そこで、去年から登場したUSBの上位互換バージョン、USB2.0(High Speed USB)のMOドライブにすることにした。今まで使っていたUSB接続MOドライブはiConnectインターフェイス方式(I-O DATA独自の各種IDEドライブをいろいろなインターフェイスに変換できる方式)なので、USB2.0アダプタを買ってくれば、そのまま高速化することも可能だった。だが、MO同士のコピーや同じデータを2つのMOに保存するときなどドライブが2台あった方が便利だし、バックアップで640MBytesでは不足するような場合も出てきた。そこで、1.3GBytes対応のUSB2.0 MOドライブを購入し、MOドライブ2台構成にした。もちろん、USB2.0インターフェイスも買った。
 USB2.0は速い!USBとは比べものにならないぐらい速い!新しいドライブで音も静かだし、結構いい感じ。

環境改善計画
 きっかけは物が増えすぎて部屋の中の置き場が無くなってきたことだ。少しでも置き場所を確保する方法としていろいろ検討した結果、CRTディスプレイを液晶ディスプレイにすればパソコンデスク上に物を置くスペースが増えることに気づいた。液晶ディスプレイが主流になった現在、気づくのが遅すぎかもしれないが、今まで液晶ディスプレイ化をためらう理由があった。描画速度に関しては満足できる程度になっていたが、低解像度(ゲームなど)の時の拡大表示が汚くなるのが嫌だったのだ。しかし、最近はそれも改善されてきたようなので、液晶化に踏み切ることにした。
 今までNECや三菱電機のディスプレイを使っていたので、そのあたりを購入しようかと思ったが、とりあえず実物を見てから決めた方がよいと思ったので、店に行った。最低条件として17インチ以上であることと10万円以内で買えること。今まで19インチのCRTだったので液晶では17インチが同等サイズだからだ。
 NECだと多機能だが、値段が高い。三菱電機だと一応条件は満たすが、デザインがごつい感じ。意外に厚みもある。店頭でいろいろ見ていたら、ソニーの18インチが良さそうだった。値段はちょっと高いが、薄くてすっきりしていていい感じ。ソニーにしようかなと決めかけたところで、EIZOの17インチを発見。サイズ、デザイン、値段すべてがパーフェクト!という感じ。EIZOはナナオというディスプレイでは有名な会社なので品質も安心できる。機種は最新機種で売れ筋のFlexScan L565。
 液晶になってメリットがもう一つ。CRTのようなちらつきがないし、電子銃でビームを出しているわけじゃないので目に優しいことだ。低解像度時の拡大表示も思った以上にきれいで満足。ちなみに、このディスプレイは今時珍しいPC-9801の640×400モードをサポートしている。使わないけど。
 ディスプレイにデジタル入力(DVI)が付いているので、せっかくなのでビデオカードもDVI付きに交換することにした。I-O DATAのGA-GF440/AGPというGeForce4 MX440搭載のものだ。DVI接続にすると・・・さらにクッキリ!色調もしっかりしている感じ。

Microsoft Trackball explorer  目の環境改善のついでに手の環境改善もやってみた。
 Windowsになってからはマウスの使用度が上がり、マウスの操作性や手にかかる負担が気になるようになった。マイクロソフトのマウスは形も良く使いやすいので良いのだが、別の問題があるのだ。画面の解像度が高くなるにつれて、マウスの移動量も増えた。そのため、狭い机の上での操作がやりづらいし、長時間使用していると手首や腕が痛くなってくる。
 そこで、トラックボールにしてみた。Microsoft Trackball explorerは形も良いので買ってみることにした。慣れるまではちょっと操作しづらいが、意外にいい感じ。腕の代わりに指の動く量が増えるが、離れたところまで移動するときは勢いよくボールを動かすと慣性で回るので、指の動き以上のカーソルを動かすことが出来る。細かい動きも指先で微妙に動かせるのでOKだ。


やっとブロードバンド回線!
 現在主流のインターネット接続といえばADSL。アナログ回線を使い高速常時接続を低価格で出来る、今最もコストパフォーマンスがよい回線だろう。2、3年前までは高速なISDNと言われていたが、ADSLは桁違いに速度が速い。最近は個人のホームページまで高速回線で普通に作っているのか、ISDNでは重く感じるようになってきた。
 そこで、ついにブロードバンド回線化に踏み切ることにした。とりあえず、NTT東日本のホームページからフレッツADSL1.5Mの申し込みをした。しかし、返ってきた回答は「電話局からの距離が4kmほどあるので、接続できない可能性が高い」というものだった。ブロードバンド化断念!
 元々、光回線が普及するまではISDNで行くつもりだった。ISDNで困るわけじゃないので現状維持になったが、一度ブロードバンド化を考えたため、よけいブロードバンド化したくなった。そして、タイミングがいいというか、その一ヶ月後Bフレッツ(光回線)のサービス範囲が広がって申し込みが開始された。値段はプロバイダ料金を含めると1万円を超えるのでちょっと高い。でも、払えない金額ではない。100Mbpsの超高速回線であることを考えるとコストパフォーマンスも悪くはない。
 いろいろ考えた結果、思い切ってBフレッツ導入を決定!ついに自宅へ光ファイバーケーブルが引き込まれた。100Mbpsのサービスではあるが、ベストエフォートサービスなので実際には遅くなる。工事後の開通試験では46Mbpsだった。半分の速度しか出ていないが、工事担当者によると結構良い方だそうだ。ブロードバンドルータ経由の速度では25Mbpsで、さらに半分。それでもISDNの約400倍の速度!すばらしい!ホームページの閲覧が快適。今まで1時間ぐらいかかっていたダウンロードが数秒で終了。今まで見る気がしなかったムービーも快適に見られる。
 いいことずくめのBフレッツだが、やはり気になるのは値段。速く普及して値下げしてほしい。(きっと2、3年後には、信じられないほど安くなっているのだろう・・・)

二刀流?
二刀流  キーボードの右側にはトラックボールが置いてある。そして、左側にもトラックボールのようなものが置いてある。左側のものはWacom SmartScrollという補助入力装置だ。右側の通常のトラックボールはボールでマウスカーソルを動かし、ボタンでクリック、ホイールで縦スクロールが出来る。そして、左のSmartScrollはボールで縦横自在にスクロール、8つボタンがショートカットキーになり、ホイールで拡大縮小が出来る。
 両手で操作する感覚はまるで二刀流。ただ、一部の対応ソフトじゃないとフルに機能が発揮できないのが残念だ。でも、でかいシートのExcelを編集したり、絵を描くときにマウスカーソルが筆に専念できる(スクロールをしなくていい)のは便利。


安価なファイルサーバ
 家庭内LANを導入したとき、メインマシンから引退したPC-9821Xa10をファイルサーバとして利用することにした。MIDIデータやCDから取り込んだ音楽データなどを入れて、家庭内のどのパソコンからでも再生が出来るという仕組み。しかし、ハードディスク容量は少なく、あまり実用的ではなかった。また、サーバなので常に電源を入れておく必要がある。でも、そんなに使用頻度がないので無駄な感じだし、ファンやハードディスクの音がうるさいということもあって、結局ファイルサーバとしては使わなくなった。
 最近になって、安価なファイルサーバが発売された。I-O DATAのLAN-iCNだ。小型のネットワークアダプタとハードディスクだけの構成。パソコンより省電力だし静か。しかも、RISC CPUを搭載し、Linux OSで動作するれっきとしたサーバ機だ。
 家庭でこんなものが導入できるようになるのだから、コンピュータの進化は凄い。

ビデオテープのDVD-Video化計画
 パソコンとは関係ないことだが、家電のDVD-RAMレコーダ(Panasonic DMR-E20)を導入している。ビデオテープよりかなり高画質で記録でき、しかも編集機能でCMなどがカットできるので大変便利だ。さらに、所有している市販ビデオテープソフトのバックアップも考えている。意外とビデオテープは劣化が激しく画質が落ちているものがある。
 ただ、DVD-RAMで一つ気になるのが将来性だ。ビデオテープもそうだったが、将来メディアが消滅して再生するプレイヤーがなくなる危険性があることだ。βや8mmテープなどは録画はもちろん再生するプレイヤーの入手も困難だ。DVD-RAMにも同じことが起こるかもしれない。テープではVHSがかなり普及したため当分消滅することはないだろう。再生専用のDVD-Videoについても普及率を考えて消滅する可能性は低くなってきた。
 そこで、ビデオテープやDVD-RAMの映像をDVD-Rで記録し、再生専用DVD-Videoで保管することを計画した。DMR-E20でもDVD-Rに録画できるが、一度録画すると編集が出来ないためあまり実用ではない。当然、DVD-RAMからDVD-Rに録画することは(1台では)不可能だ。それで、パソコン用のDVD-RAM/Rドライブを購入することにした。
 買ったのはI-O DATAのUSB2.0接続ドライブDVDRR-iU4.7。DVD-Video化計画の手順は以下の通り。

1.ビデオデッキでビデオテープを再生し、DVD-RAMレコーダでDVD-RAMにダビングする。
2.パソコンでプログラム分割や必要ない部分の削除などDVD-RAMの編集をする。
3.DVD-RAMに記録されたDVD-VR規格データを通常のMPEG2ファイルに変換してパソコンのハードディスクに出力する。
4.MEPG2ファイルの編集やオーサリング(メニューの設定など)をしてDVD-Rへ書き込む。

 基本的にDVD-RAM/Rドライブに添付のソフトだけでこれらのことが出来るはずなのだが、いろいろと不具合があった。ソフトの仕様によるもの(メーカが異なるソフトで連携がうまくいかないとか。)や、バグと思われるもの(完成したDVD-Videoが正常に再生できない場合がある。)だ。あと、どうしても画質が劣化してしまう。
 結局、編集ソフトとしてCyber LinkのPowerDirector 2.0 Pro、オーサリング&ライティングソフトとしてUleadのDVD MovieWriter 1.5を別に購入することによって、ビデオテープの映像をほぼ劣化なしでDVD-Videoへ移行できるようになった。(いろいろ試行錯誤してやっと出来た。)
 危うく、DVD-RAM/Rドライブが使い物にならなくなるところだった。ソフトはやはり重要だと思う。

 この時点でのPC-9821Xa10/C4スペック
 この時点でのE-4400スペック
 この時点でのVALUESTAR Gスペック
 この時点でのネットワーク環境



2001年へ    2003年へ

アルフの部屋Copyright (C) 1996-2009 Yoshinori Adachi