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突然送られてきた「光iフレーム」
 NTT東日本のフレッツ光メンバーズクラブ(無料)に、ビンゴやすごろくなどの簡単なゲームにクリアすると毎週抽選で1名に賞品が当たるサービスがある。毎月賞品が変わるのだが、光iフレームの時に何と当選してしまった。どうせ当たらないと思いつつ懸賞に応募していたのだが、当たるとは・・・何の連絡も無くいきなり光iフレーム(WDPF-701ME)が送られてきた。しかも、納品書が添付されているだけで当選案内などが一切無いので、購入したことになっていたらどうしようと思ってしまった。
 ところで、光iフレームとはAndroid OSを採用するタブレット端末である。Android OSはスマートフォンなどで去年あたりから普及が進んでいる。無料/有料問わず多彩なアプリが存在するのが人気なのだが、光iフレームは一般的なアプリをインストールすることができない。NTT東日本が運営するフレッツ・マーケットで提供されるアプリに限定されるのだ。しかも、数が少ない。少しずつ増えているのだが、余り使えない。また、ハードウェアの性能が余り良くないので、処理がもたつくし、タッチパネルの反応もいまいち。
 居間に置いて、テレビを見ているときに疑問に思ったことなどをWebブラウザで調べ物するぐらいしか使い道がない。無料だから良いけど、購入してまで使いたい端末ではないな。

バックアップファイルの保護
 普段利用しているWindowsパソコンのファイルバックアップはWindows Home Serverによって毎日自動的に行われている。また、ユーザーファイル(システムや市販ソフト以外)は定期的にポータブルハードディスクにコピーを取っている。完璧なバックアップだと思うが、1つだけ問題がある。いくつかのデバイスにファイルを複製することによって操作ミスによる消去や故障によるファイル損失には対応できる。しかし、全て自宅にあるので火災等が発生した場合に損失の恐れがある。
耐火防水USBポート付メディア保管庫
 そこで、見つけたのがセントリーの耐火防水USBポート付メディア保管庫QA0121だ。これにポータブルハードディスクを入れておけば火災になっても消火活動で水をかぶってもハードディスクが壊れることはない。しかも、内部にUSBポートが有り、これにハードディスクを接続しておけば保管庫に入れたままパソコンに接続して使うことができる。

 ハードディスクの他にDVD等の光ディスクを入れておくこともできる。ただ、本体が大きい割には内容量は小さい。耐火防水のため壁が厚いのだ。あと、重いので床に直接置いている。
 1年ぐらい前から購入を予定していたのだが、価格が2万円程度とちょっと高いので保留になっていた。しかし、東日本大震災の発生で自宅はほとんど被害がなかったが、被災地の状況を見るとむき出しのハードディスクではファイルを保護できないと思ったので購入することにした。

サブディスプレイの交換
 サブディスプレイとしてI-O DATA LCD-USB7XWを使用し、マルチディスプレイ環境を実現している。しかし、スリープから復帰したときにサブディスプレイが作動しなかったり、休止状態からの起動時にエラーが発生して再起動してしまったりすることが時々ある。LCD-USB7XWはUSBバスパワー駆動なので、たぶん電力不足で動作が安定していない感じがする。
 サブディスプレイ用の小型液晶モニターはUSBバスパワー駆動の製品ばかり。手軽に接続できることを売りにしているためだが、USB機器をたくさん使う環境では電力不足になって問題だ。ACアダプター駆動の小型液晶モニターを探したところ、I-O DATA LCD-USB10XB-Tを見つけたので早速購入。7インチワイドから10インチワイドに大型化して見やすくなった。さらに、タッチパネルになっている。タッチパネルとしては余り使う機会が無いが・・・
 接続してパソコンの電源を入れる・・・しかし、一向に立ち上がる気配が無い。BIOSの画面のままフリーズしてWindowsが起動しないのだ。もしかして、LCD-USB10XB-Tのせい?試しに、USBケーブルを抜くと、Windowsの起動画面に進んだ。さらに、Windows起動後に接続するとちゃんとサブディスプレイを認識した。何度繰り返しても同じ現象。こんな状態じゃ使い勝手が悪すぎる。
 BIOSのチェックで何か問題があるのだろうが・・・いろいろ試行錯誤してみた。結果、本体直結では無く、USBハブ経由で接続すると問題なく起動することが分かった。原因はよく分からないが・・・とりあえず、問題は解決した。前のサブディスプレイを使っていたときのような問題も一切発生しない。

タッチパネルだらけ?
テンキー機能付きタッチパッド
 友人からの勧めで、タッチパッドを購入することにした。購入したのはサンワサプライのNT-TP01UBK テンキー機能付きタッチパッド。これを使うとWeb閲覧がやりやすくなるとのことだった。3本指で左右にフリックすることでページの戻りや送りができる。1本指でスライドすればカーソルが動くし、2本指でスライドすればスクロールできる。手を動かす量が少なくなるのでマウスを使うときより手首への負担が少なくなる。

 はずだった・・・しかし、なぜか3本指でフリックしてもWebブラウザのページ戻り・送りが動かない。もしかしたら、タッチパネル関係のドライバーが競合しているのかもしれない。前から使用しているワコムのタブレット、先日購入したタッチパネル液晶ディスプレイ、そして今回のタッチパッド。ワコムのタブレットも指でのタッチは動作するのにペンが認識しなくなったりした。(Windowsの再起動で直ったが。)どうやら自分のパソコン環境では期待した使い方ができないようだ。
 とりあえず、2本指のスライドでスクロールはできるのでマウスとの併用で使うことにする。タッチパッドを左側において、2002年にやっていた「二刀流?」のような感じにしてみた。

念願のモバイルデバイス
 2001年から2007年まで使っていたPDAのSONY CLIE PEG-N750Cは、以下の点が気に入っていた。
(1)小型軽量
 鞄やポケットに入れても気にならない、いつでも持ち歩ける。立っていても使える。
(2)素早い起動
 常にスリープ状態なので、すぐに使える。
(3)入力のしやすさ
 タッチパネルと手書き入力で使いやすい。
(4)パソコンとの同期
 パソコンで入力したスケジュールや外出先でCLIEに入力したメモなどが簡単に同期できる。

 しかし、その後モバイルPCに置き換えてからは不満な点があった。まず、CLIEの次に2007年から2010年まで使用した、SONY VAIO type U VGN-UX91Sは、
(1)パソコンとしてはかなり小型だが、CLIEより大きく重い。あまり持ち歩かなかった。しかし、携帯ゲーム機のように両手でグリップできるので立っていても使える。
(2)スリープ状態ではバッテリーが持たないので、休止状態を使用。起動に待たされる。
(3)タッチパネルだが手書き入力が使いづらい。小型のキーボードがあるが入力しづらい。
(4)家庭内LANでファイルコピーにより同期可能。

 その次に2010年から使い続けている、FUJITSU FMV BIBLO LOOX U/G90Nは、
(1)VAIO Type Uより軽量になり、鞄に入れてなら持ち歩いている。ちょっと出かけるときは持ち歩かない。立っては使用できない。
(2)VAIO type Uと同様に休止状態を使用しているが、性能が上なので若干起動が速い。
(3)タッチパネルだが手書き入力はしない。通常のキーボード入力。
(4)WiMAXとオンラインストレージを使用して外出先でも同期が可能になった。しかし、圏外などで同期しなかったのを忘れて、後で不整合が発生する問題がある。

 このように、何らかの不満があった。CLIEの代わりになるモバイルデバイスとして、当時からスマートフォンが考えられた。しかし、現在主流のスマートフォンのようなタッチパネルでは無く、超小さいキーボードで入力しなければならなかった。また、通常の携帯電話で行われているサービスや機能が使えないため、不便になるだけなのでスマートフォンにする気は起きなかった。
 しかし、去年あたりからAndroid OSを採用したタッチパネルのスマートフォンがだいぶ普及してきた。さまざまなアプリで便利に使え、従来の携帯電話で行われていたサービスもスマートフォンに対応するようになってきた。さらに、おサイフケータイ(Felica)付きのスマートフォンも登場し、携帯電話をスマートフォンに機種変更すれば不便になるどころか便利になる。しかも、CLIEの代わりになる念願のモバイルデバイスなのだ。

 そして、ついにスマートフォンに機種変更した。NECカシオモバイルコミュニケーションズのMEDIAS WP N-06Cだ。
(1)薄くて軽くてしかも防水。CLIEのようにいつでも持ち歩ける。立っていても使える。
(2)CLIEのようにスリープ状態で、すぐに使える。バッテリーの持ちは悪いが、モバイルバッテリーを使用すれば問題ない。
(3)手書き入力では無く、タッチパネル上のソフトキーボードでの入力。しかし、賢いATOKと予測変換により入力はやりやすい。
(4)3G回線(FOMA)と無線LANが使えるので、ほぼどこでもオンライン。クラウドサービスを利用することによってスケジュールやメモを常に同期できる。

 さらに、CLIEでも不満だった部分も完璧。
(5)オーディオプレイヤー機能
 CLIEもオーディオプレイヤーとして利用できたが、ファイル形式が独自でWMAが使えなかった。転送も専用ソフトが必要。しかし、N-06CはWMAが使えるし、Windows Media Playerで転送できるので便利。なお、N-06Cはヘッドフォン端子が無く、micro USBに変換アダプターを接続しなければならない。しかし、これは不便なのでBluetoothオーディオレシーバーを購入した。
(6)GPS精度が良い
 CLIEではオプションだったGPSを購入したが、精度が悪すぎて使い物にならなかった。地図も購入した地域のものしか見ることができない。しかし、N-06CではGPS offでも3G回線の基地局電波である程度場所が特定でき、GPS onでかなり精度が高くなる。地図もオンラインで読み込むので場所の制限は無い。ナビゲーションサービスを利用すればカーナビ並みだ。

 今後はモバイルPCとスマートフォンを状況に応じて使い分けることによって、より便利になることが期待できる。

手軽な高速モバイル通信
 スマートフォンを使うようになって気になるのが通信費だ。多くのパケット通信が行われるため、定額通信プランへの加入が必須だ。完全定額のパケ・ホーダイ フラットだと5460円/月。なるべく月額費用を抑えたい。そこで、2段階定額のパケ・ホーダイ ダブル2を契約した。これだと、40000パケットまで2100円/月で、これを超えると0.0525円/パケットで課金される。ただし最高は5985円で、これを超えることは無い。上限まで使いきるとパケ・ホーダイ フラットの方が安いが、節約すればもっと安くすることが可能だ。
Aterm WM3500R
 そこで、パケット節約のためにWiMAX回線を併用することにした。すでに、モバイルパソコン(FUJITSU FMV BIBLO LOOX U/G90N)でUQ WiMAXを契約しているので、WiMAXモバイルルーターを用意すれば機器追加オプション200円/月で利用できる。なるべく小型でバッテリーの持ちのよいNECのAterm WM3500Rを購入した。

 常にAterm WM3500Rを起動しておけば、3G回線のパケットを使わなくて済む。しかし、それだとAterm WM3500Rのバッテリーが持たない。そのため、スマートフォンを使用するときだけ起動して、アイドル状態になると自動でOFFになるようにした。すると、3G回線のパケットを使ってしまうのだ。スマートフォンは使用していないときでも、さまざまなプログラムが通信を行っているためだ。結局、どんなに節約してもパケ・ホーダイ ダブル2の上限に達してしまうので、パケ・ホーダイ フラットに切り替えた。
 3G回線のパケット節約のために導入したAterm WM3500Rだが、当初のもくろみ通りにはならなかった。しかし、3G回線より高速なWiMAX回線で快適に利用できるので、無駄にはなっていない。さらに、モバイルパソコンも内蔵のWiMAXモジュールを使わずに、Aterm WM3500RにWi-Fiで接続してWiMAX通信を行うようにした。すると、明らかに高速なのだ。Webブラウジング時のもたつきがだいぶ改善される。モバイルパソコン内蔵のWiMAXモジュールが遅いのか、それと接続するインターフェイスが遅いのか分からないが・・・
 そして、PSPやDSiを外出先でもオンラインにできる。結果的にモバイル通信がかなり良い環境になった。

突然壊れたプリンタースキャナー複合機
 カラーバブルジェットプリンター・カラーイメージスキャナー複合機のCanon MP970が壊れた。突然電源が入らなくなったのだ。電源ユニットが壊れたらしい。しかし、修理は考えなかった。価格破壊によって複合機でさえ、そこそこ良いやつが2万円も出せば買えるのだから。修理代を出すぐらいなら新しいのを買った方がいい感じ。
 早速、Canon MG6130を購入した。スキャナーの光源がLEDになってフィルムスキャンに対応しなくなったが、フィルムのスキャンは完了したので問題ない。蛍光灯のようなウォームアップが必要なくなったのでスキャン開始が早くなった。ただ、若干画質は劣るようだが気にならない程度だ。
 パソコンとの接続はUSBではなくLANにしてみた。MP970もLANには対応していたが、LANで接続すると使用上の制限(USB接続より不便)があったが、MG6130では全く同じように使える。まるでパソコンと直接つながっているような感じだ。しかも、USBと違い電源をON/OFFするたびにパソコン側で接続/解放処理がされる煩わしさ(USB接続/解放時のサウンドが鳴ったり)が無い。

SSDと64bitで高速化
 ある時からメインパソコン(Endeavor MR6000)の調子が悪くなった。やたらエクスプローラーが落ちる。また、フリーズする時もある。フリーズは突然画面が固まってマウス入力もキーボード入力も受け付けない状態になる。でも、Windows Media Playerで再生中の音楽だけは鳴り続けている。そして、1曲終わると完全にフリーズ状態。強制的に電源を切るしか無い。
 原因がさっぱり分からないし、いつ発生するのかも分からないので気持ち悪い。そこで、Windows 7をセットアップして2年ぐらい経つので、きれいさっぱり再インストールすることにした。また、ハードディスク容量が足りなくなっていたので、ついでにメインのハードディスクを交換。ただ大容量ハードディスクにしても面白くないので、SSDにして高速化する。インテルのSOLID-STATE DRIVE 510 SERIES 250GBytesを購入した。
 ハードディスクをSSDに交換してWindows 7のインストールを行う。ここで、Windows 7のセットアップディスクが32bit版と64bit版の2つあることを思い出した。2年前にWindows 7をインストールしたとき、64bit版はまだドライバーやアプリケーションの対応に不安があったので32bitにしていた。しかし、今回はインストール直前に急遽64bit版へ変更した。

 SSDにした結果、ファイルアクセスは劇的に高速化。Windowsの起動が凄く速い。アプリケーションの起動やファイルの読み書きで待たされる感じがほとんど無い。さすがSSD。しかも、パソコンが静かになった。
 それに対して、Windows 7の64bit版はあまり高速化に影響は無い。むしろベンチマークでは若干遅くなっている。64bitネイティブのアプリケーションがほとんど無いためだ。32bitアプリケーションはWOW64によるエミュレーション動作になってしまうため、高速化した分がエミュレーションのオーバーヘッドで結果的に遅くなってしまう。でも、体感速度的には変わらない感じだ。64bit化によるメリットは4Gbytes実装していたメモリーがフルに使えるようになったぐらいか。(32bit版では3Gbytesまでしか使用できない。)
 なお、Windows 7のセットアップのついでに、動作が安定せず結局使いづらかったテンキー付きタッチパッドの使用を中止した。(買ったばかりだが・・・)

ハイビジョン動画撮影
 6年前に購入したデジカメ(Canon PowerShot S2 IS)は画質、性能、操作性など特に不満なところは無く使い続けてきた。しかし、一つだけ不満になってきたことがある。それは動画撮影が最大で640×480の標準解像度な所。テレビが地デジになり、ビデオソフトはBDが普及し、ハイビジョンが当たり前になってくると、自分が撮影する動画もハイビジョンにしたくなる。
 そこで、デジカメを買い換えた。購入する機種はもうこれと決まっていた。Canon PowerShot SX40 HSだ。S2 ISの完全な後継機種。ホールドしやすい大きめのボディ、高倍率な光学ズーム、モード切替をしなくても動画撮影できる録画ボタンなど気に入っている部分が全て受け継がれているのだ。光学ズームは12倍から35倍に強化!レンズ交換が出来ないので一応コンパクトデジカメ扱いなのだが、35倍ズームに対応するためボディがかなり大きくなった。最大にズームするとレンズ部分が凄く伸びる。画素数は500万から1210万へアップ。動画はもちろん1920×1080のフルハイビジョン対応。
 S2 ISを購入したときは単3電池が使えることにこだわったのだが、バッテリーが専用になってしまった。そのため、旅行に対応できるよう、予備電池も購入した。

やっぱりフリーズする画面
 Windows 7のクリーンインストールによって、エクスプローラーがやたら落ちる現象は無くなったが、画面がフリーズする現象は時々発生する。やはり、音楽再生中だとフリーズしても1曲は演奏される状態だ。
 友人にアドバイスをもらうと、ビデオチップが熱暴走している可能性があるという。ヒートシンクにホコリが詰まっていないか確認してみればと言うので、確認してみた。すると、いっぱいホコリが入っている!!原因はこれか。きれいに掃除して解決・・・とは行かなかった。フリーズの発生率は下がったが、0では無い。
 さらに友人のアドバイスをもらうと、グラフィックボードの寿命かもしれないという。コンデンサーが弱って電源が安定しないとかいろいろ考えられる。しかし、お金の都合があるのでちょっと様子を見ることにした。

足踏みスイッチの異常?
 去年導入した足踏みスイッチ(シングルとトリプル)がおかしい。接触不良なのか分からないが、時々暴走状態?になる。アンドゥ(CTRL+Z)、カット(CTRL+X)、コピー(CTRL+C)、ペースト(CTRL+V)を割り当てているが、突然めちゃくちゃに押された状態になるのだ。そのため、編集中の文書などがぐしゃぐしゃになったり、ファイルが変なところにコピーされたり、知らないうちにファイルが無くなったり・・・非常に危険な状態だ。
 便利な足踏みスイッチだが、安心して使えないのでは意味が無い。残念だが使用中止にした。

この時点の機器構成を参照
Endeavor MR6000
FMV BIBLO LOOX U/G90N
WDPF-701ME
MEDIAS WP N-06C
ネットワーク

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