会津鉄道
車両
会津鉄道AT-100形気動車
路線
JR只見線 会津若松〜西若松
会津鉄道 西若松〜会津田島
時刻
14:57発、16:07着(2321D)
乗車日
1999年5月2日(日)
東武鉄道の通勤電車に乗るとドア上に東武鉄道の路線図が掲示されている。この路線図の隅っこの方に小さく「
会津若松
」という駅があるのに気づいただろうか?
東京の通勤電車の車内路線図なのに福島県の会津若松が書いてある。
凄く違和感がある。しかし、
1回乗り換えで会津若松から浅草まで行ける
のは事実。(さすがに直通はない。)今回はそれを体験してみた。
なお、東武鉄道路線図の会津若松〜西若松は細い線で書かれているが、ここはJR只見線だ。間にあるのは1駅だけなので、どうせならちゃんと書けばいいのにと思った。東武鉄道からの直通列車がない会津鉄道の西若松〜会津田島は全駅掲載されているのに。
JR会津若松駅に停車中の会津鉄道AT-100形気動車。JR只見線と会津鉄道の西若松〜会津田島は
非電化
なのでディーゼルカーが走っている。乗務員はJR只見線内も会津鉄道の人だった。
会津若松駅で買えるのは野岩鉄道の新藤原駅まで。東武鉄道まで行く人は車内精算をしてなければならない。とりあえず
新藤原までの切符を買って乗車
した。
会津鉄道は元JR会津線で第3セクター化された路線だ。現在は会津田島を境に非電化区間と電化区間で分かれて運転されているが、JRの頃は全線非電化で会津若松〜会津高原の通し運転だったようだ。(参考:JR時刻表1987年4月号)
車掌が検札に回ってきたので、東武鉄道の栃木まで精算することにした。しかし、この列車では精算できないので
会津田島で乗り換えた後に精算
してくださいといわれた。直接乗り入れている列車じゃないので精算できないのだろうと思った。しかし、途中から乗ってきて
切符を持っていない人で北千住まで行く
人がいたのだが、それはちゃんと車内で買えるのだ。何でだ?
会津鉄道・野岩鉄道・東武鉄道
車両
東武鉄道6050系電車
路線
会津鉄道 会津田島〜会津高原
野岩鉄道 会津高原〜新藤原
東武鉄道鬼怒川線 新藤原〜下今市
東武鉄道日光線 下今市〜栃木
時刻
16:19発、18:48着(164M)
乗車日
1999年5月2日(日)
会津田島で快速の浅草行きに乗り換え。ここからは路線図通り、
ダイレクトに東京へ行く電車
だ。車両は東武鉄道の快速用6050系電車。2ドアセミクロスシート車だ。
6050系電車は北千住などで見かけたことがある。外から遠目に見た感じで、クロスシート(ボックス席)はJRの115系などと同じ構造の物と思っていた。しかし、実際に乗ってみたら上半分はそっくりだが下半分が違っていた。
JRの物よりはいい感じ。
6050系電車で変わっていることは
車内に行き先表示が出ている
ことだな。まあ、最近はLEDディスプレイの表示が付いていたりするが、こんなの他では見たこと無いぞ。
かつてJRのディーゼルカーが走っていたところを東武鉄道の電車が走っているのは何か不思議な感じだ。
会津田島を発車してしばらくしたら車掌が来たのでさっそく精算しようとした。しかし、
会津高原で乗務員が交代したら
してくださいといわれてしまった。もしかしたら、自社線(会津鉄道)の区間が含まれない切符は発行できないのかもしれない。
会津高原までの区間はかなり
低速
だった。会津田島まで乗ってきたディーゼルカーの方がスピード出してたぞ。
会津高原に到着して乗務員が会津鉄道から野岩鉄道へ交代した。ここでやっと栃木までの切符に精算できた。ここでもらった切符はちょっと懐かしい
地図式車内補充券
だ。切符に印刷された地図上の乗車駅や下車駅などをパンチで穴を開ける切符だ。会津鉄道の車掌はJRで使っているような携帯端末を持っていたが、野岩鉄道は地図式とはずいぶん差があるな。野岩鉄道の地図式車内補充券を見ると北千住接続で営団日比谷線や営団千代田線まで買えるようだ。
野岩鉄道に入ったら電車の速度が急に上がった。
長いトンネルの多い新線という感じ。
1986年3月の時刻表では野岩鉄道が存在していないのでJR会津線が会津鉄道になった後に会津と東京を結ぶ新路線という感じで建設されたようだ。
新藤原から東武鉄道だ。下今市では東武日光からの電車を後ろに連結する。JRでは連結を行うとき一旦ドアを閉めるが、東武鉄道ではドアを閉めていないようだった。
今までは各駅停車だったが、下今市からやっと快速運転になる。というか、
会津鉄道(電化区間)と野岩鉄道は浅草直通の快速電車しか走っていないような状況
だから通過できない?
乗ってみて思ったのは意外と会津鉄道から東京方面への利用客がいることだ。会津の場合、磐越西線を使って郡山へ出た後、東北新幹線利用よりも手軽なのかもしれない。
銚子電鉄
JR東日本 快速「ばんだい」
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