特急「はくたか2号」
車両
北越急行681系2000番台電車
路線
上越線 越後湯沢〜六日町
北越急行 六日町〜犀潟
信越本線 犀潟〜直江津
時刻
8:15発、9:02着(1002M)
乗車日
1998年8月22日(土)
北越急行開業と同時にデビューした特急列車。越後湯沢で上越新幹線に接続して首都圏と北陸を結んでいる。JR東日本、北越急行、JR西日本の各社がそれぞれ車両を投入しているが今回乗ったこの車両は北越急行の681系2000番台。色が異なるのが大きな違いで
JR西日本の681系とほぼ同一仕様
だ。
北越急行の681系2000番台に付いている「Snow Rabbit Express」のロゴマーク。北越急行のイメージキャラはうさぎなんだろうか?普通列車用のHK100型電車にもうさぎのイラストが描かれているし。
北越急行の681系2000番台の車内。白熱灯色の蛍光灯を使っているので柔らかい雰囲気。
越後湯沢を発車すると六日町まではJR上越線を走る。スピードはそこそこ出しているという感じだ。しかし、六日町から北越急行ほくほく線に入るととたんに状況は変わる。
北越急行は高架とトンネルだけで踏切がない。
高速運転が出来る高規格路線なので681系は最高速度140km/hだ。
山形・秋田新幹線でさえ踏切がある関係で最高速度130km/hだから、これは在来線ではもっとも速い。
最初の計画では160km/h運転
を行うはずだったが、開業直前になって急遽140km/hに落とされた。実際に乗ってみてその理由がわかった。すべて単線なのでトンネルがものすごいことになっているのだ。
トンネルに入ったとたん「ピュゥーーーーー」という
ものすごい音
が鳴り出した。デッキと客室のしきりにあるドアの隙間から風が漏れている音だ。そして、誰かが通路を通る(ドアが開く)たびに
車内に突風が吹く
。単線トンネルなので風の逃げ場がなくなっているからだろう。また、「耳つん」も起こりやすい。しかもトンネルが多い。もし、160km/h運転をするのなら
新幹線電車並の気密構造にする必要があるかも
。
サウンドライブラリ
北越急行681系2000番台電車の走行音(越後湯沢〜)
・
走行音(六日町〜)
北越急行の後半は田園風景の中を疾走する。140km/hは結構速い。なんか
新幹線に乗っているような感じ
だ。「ミニ新幹線」という言葉はどちらかというと在来線を改軌しただけの山形・秋田新幹線より北越急行の方が合っているような気がする。
列車が北越急行区間に入ってもう一つ気づいたこと。通路ドア上の液晶ディスプレイに
やたらJR西日本の広告が表示される
。JR東日本に遠慮してか北越急行区間に入ってからだが、北越急行には遠慮しないのか?でも、第3セクターである北越急行が開業1年で黒字になれたのもJRの特急電車が乗り入れているおかげだから当然なのかも。
こうなってくるとJR西日本の681系と北越急行の681系は
車両の仕様どころか車内の案内ディスプレイに流すデータまで同じ
だな。
JR西日本 419系電車
JR東日本 南武線浜川崎支線
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