営団南北線・東急目黒線
車両
営団9000系電車
路線
営団南北線 飯田橋〜目黒
東急目黒線 目黒〜武蔵小杉
乗車日
2000年10月14日(土)

 2000年9月26日に営団地下鉄南北線の溜池山王〜目黒が延長して全線開業。さらに、目黒から東急目黒線へ直通運転するようになった。
 飯田橋から武蔵小杉行きに乗ることにした。来たのは営団9000系の最新バージョンで、座席の仕切版が大きいタイプだった。それ以外はほとんど違いはないようだ。
 先頭部分の運転席と客席の間はカーテンが降りていないので前方を見ることが出来る。地下鉄なのでトンネルが続くだけだが。運転士は駅に到着するとドア開ボタンでドアを開ける。そして、発車メロディを鳴らし、モニタでホームの状況を見ながらドア閉ボタンでドアを閉じる。電車のドアとホームドアが全て閉じたのを確認して発車ボタンを押す。という作業をしているだけだ。ATOにより全自動運転になっているので運転操作は一切行っていない。
 ホームの状況を監視するモニタは既存区間では駅側に取り付けられていた。(電車の先頭部分が止まるあたりの壁に付いている。)しかし、新規開業区間と東急目黒線では駅側にモニタがないため、運転席正面窓上に小型の4連モニタが取り付けられていた。なお、現在はまだ駅側のモニタも撤去されずに稼働していた。
 溜池山王を発車するといよいよ新規開業区間だ。ホームドアの作りなどホームの構造は既存区間と変わっていない。発車メロディも南北線独自のシンセサイザ音の曲(営団では唯一発車メロディを採用している路線。他はブザー。)で変わっていない。ホーム監視用モニタは取り付けられていないので運転席のモニタのみ。

 目黒駅に到着すると運転士が営団から東急に交代する。駅も東急の施設なのでホームドアが南北線のガラス張り全面タイプではなく、柵タイプになっている。
 目黒線では手動運転になるので運転士は通常の運転操作を行う。ワンマン運転なのは同じなので、それ以外のドア開閉などの操作は南北線と同様だ。ただし、駅に停車するときはTASCにより自動でブレーキがかかるので運転士は操作をしていない。つまり、駅停車の時だけ南北線のATOと同じになる。目黒線は踏切などもあって全て自動にすると安全上問題があるので手動にしているが、ホームドアがあるのでずれないで停車するよう駅停車だけ自動になっているのかもしれない。
 ホームドアがある他は目蒲線時代とほとんど違わない。でも、もう一つ違うことがあった。それは発車メロディが南北線のと同じ曲になっていること。(南北線専用曲ではなくなってしまった。)しかし、駅のスピーカではなく車両の車外スピーカからあの曲が流れている

営団9000系電車  武蔵小杉駅に到着した営団9000系電車。今まで9000系電車は地下でホームドア越しにしか見られなかった。この日初めて日の光の当たるところで全体を見た


東急3000系電車  武蔵小杉駅に到着した東急3000系電車。営団南北線は営団9000系電車と東急3000系電車が走る。行き先表示には駅名だけでなく「南北線」と路線名もでる。(営団9000系は駅名のみ。)


東京急行電鉄 目黒線(その1)
出口
JR西日本 和田岬線(山陽本線)

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