小田急電鉄 向ヶ丘遊園モノレール線
車両
小田急電鉄デハ500形電車
路線
向ヶ丘遊園モノレール線 向ヶ丘遊園正門〜向ヶ丘遊園
乗車日
1998年3月17日(火)

 小田急小田原線の向ヶ丘遊園(駅)から向ヶ丘遊園(遊園地)を結ぶ1.1kmの短いモノレールだ。しかし、普通のモノレールとは違う。「ロッキード方式」という世界的にも珍しいタイプ。モノレールはその名の通り1本のレールで走る物だが、普通はコンクリート桁のレールをゴムタイヤで走行する。「ロッキード方式」のモノレールは1本の鉄のレールを鉄車輪で走行するのだ。

モノレール向ヶ丘遊園駅  小田急小田原線の向ヶ丘遊園駅前にあるモノレール線の向ヶ丘遊園駅。駅前通りの真ん中に駅舎がある。向ヶ丘遊園モノレール線という名の通り、向ヶ丘遊園への観客輸送が目的の路線なので遊園地の開園時間に合わせて運行されている。朝は9時頃から運行するとのことだが、まだ運行している気配はなかった。(9時ちょっと過ぎ。)
 どうせ往復するだけなので行きは歩くことにする。


向ヶ丘遊園モノレール線  駅前通りの真ん中を通るモノレール線。ちょっと違和感のある風景だな。
 一見普通のモノレールと変わらないがコンクリート桁の上に鉄のレールが引かれている

向ヶ丘遊園正門前駅  レールに沿って歩いていくと向ヶ丘遊園正門前駅にたどり着いた。向ヶ丘遊園はまだ開園していないようだが、とりあえず駅に入ってみる。するとまもなく始発電車が発車ということなので窓口で切符(100円)を買って乗り込む。
 名古屋鉄道モンキーパーク線のモノレールは、駅の出口がモンキーパークの入り口に直結していて観客輸送専用だったが、こちらは直結していないので一般(?)の人も利用できる。そのせいか通勤客らしい人も数人乗っていた。付近の住民の足としても利用されているのだろう。


デハ500形車内  幅も狭く天井も低く、見かけは向ヶ丘遊園の遊技(園内)施設という感じ。でも、れっきとした公共交通機関だ。
 乗り心地はどちらかというと普通の電車に近いな。鉄車輪で鉄レールを走るからガタンゴトンというジョイント音も聞こえるし。速度はそんなに出さないのでほとんど揺れなかった。
 車両のメーカーは「川崎航空機」という飛行機製造会社だった。


向ヶ丘遊園に停車中のデハ500形  向ヶ丘遊園駅に停車中のデハ500形。正面形状が独特。


サウンドライブラリ
小田急電鉄デハ500形電車 走行音 向ヶ丘遊園正門〜向ヶ丘遊園

秩父鉄道 急行「秩父路」
出口
東京都交通局 地下鉄12号線

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