JR西日本 富山港線
車両
JR西日本475系電車
路線
富山港線 富山〜岩瀬浜
時刻
8:34発、8:55着(1131M)
乗車日
2004年8月12日(木)
富山港線は交流電化の北陸本線に接続する路線としては珍しい
直流電化
線だ。昔、富山港線を旧型国電が走っている写真を見たことがあったので、どんな車両が来るか期待していると・・・やってきたのは北陸本線でおなじみの
475系電車
。ちょっとがっかり。でも、よくよく考えてみればわざわざ専用の車両を導入するより、交直流電車が北陸本線で走っているのだからそれを使った方が効率がいいわけだ。
475系電車の車内は、両端がロングシート化された
デッキ付きセミクロスシート
になっている。
丁度、朝の通勤・通学ラッシュが終わった時間なのか、車内は閑散としていた。
富山港線はJR西日本から切り離され、富山ライトレールという路面電車に移行することが決定した。(2006年度開業予定)
JRの普通鉄道路線が路面電車に移行
するという非常に珍しいパターンだ。
富山を発車すると北陸本線に並行して走り、すぐに富山口に到着。ここから北陸本線と分かれていく。
次の
下奥井の手前(奥田中学校前踏切)までは廃止される
。富山駅前から路面軌道が新設されるためだ。奥田中学校前踏切から先は専用軌道として、そのまま富山ライトレールの路線となる。
富山港線の駅間は短く、
のんびりと走る
。路面電車に移行するのも納得できるほどだ。なお、富山ライトレールになると新駅が出来てさらに駅間は短くなる。
ところで路線名は富山港線だが、車窓に港や海が見えるわけでは無かった。
終点の岩瀬浜駅。
かなり古めの木造駅舎。
無人駅でひっそりとしている。駅前はガランとしているが、車が道路を走っているので無人の寂しさというのはない。
富山ライトレールになったらこの駅舎は壊されてしまうのだろうか?
岩瀬浜駅内。無人駅なので窓口は閉まっている。
自動券売機は食券販売機のような簡易タイプで、発売できる区間が少なかった。
上に掲げてある運賃路線図に出ている区間が全て買えるわけではない。
岩瀬浜駅に停車中の475系電車。
地平からスロープでホームへ上がる。路面電車化されると低床車になるため高いホームもなくなり、乗降しやすくなる。
今後、富山港線がどのように生まれ変わるのか楽しみだ。
高山本線
急行「能登」
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