JR西日本 和田岬線(山陽本線)
車両
JR西日本35系気動車
路線
山陽本線 和田岬〜兵庫
時刻
19:55発、20:00着(9464D)
乗車日
2000年9月19日(火)
兵庫〜和田岬2.7kmの短い路線が和田岬線と呼ばれる
通勤専用路線
だ。
正式にはここも山陽本線
になっている。なぜ、通勤専用路線かというと
朝と夜しか運転されない
ためである。ほとんど和田岬にある三菱重工とその関連会社の従業員が通勤するための路線という感じ。
この写真を撮った昼間はもちろん1本も列車は運転されていない。
夜の和田岬駅。
和田岬駅では切符の販売はしていない。シャッターが降りた窓口があるので昔は販売していたようだが。改札口はあるが、自由に出入りが出来る。
和田岬駅の切符売り場と改札口は隣の駅(終点)の兵庫駅にある。
和田岬線から山陽本線の乗り換え改札口が和田岬駅の入り口という扱いだ。つまり、列車に乗ってから切符を買うのだ。これは、関東の
東武鉄道大師線と同じ方式
。
人気が無くひっそりとしたホーム。田舎の
ローカル駅という雰囲気
だが、周りには住宅などがあり異様なギャップがある。地元の人達はバスを利用するので和田岬線の運転本数が少なくても問題ないのだろう。
寂しい駅だが、列車の
発車時刻が近づくと
三菱重工などから大量の乗客が押し寄せてきて
活気に満ちた駅
になるのが面白い。
山陽本線だが、通称和田岬線と呼ばれるこの区間だけは
単線非電化
でディーゼルカーが走っている。しかし、ローカル線らしく(?)2両ぐらいのディーゼルカーが走っているわけではなく、大量の通勤客に対応するため6両編成になっている。車両は3扉ロングシート車の35系気動車だ。
ここの35系気動車は普通とちょっと違う。短い距離でスピードも大して出さないのでランニングコスト削減のためか、6両中3両はエンジン付き(キハ35形)で、3両は
エンジン無し(キクハ35形)
になっている。キクハ35は元々エンジン付きだったものからエンジンを外した改造車。
もう一つ、この路線の35系気動車の特徴がドアだ。和田岬駅も兵庫駅も
同じ側にホームがある
ため、
ホームの反対側のドアを埋めてしまっている
のだ。少しでも立ち席スペースが広くなるようになっている。ただし、中央の1箇所だけは非常時のためにドアが残されている。
写真でも反対側のドアがないのがわかる。
来年、神戸市営地下鉄湾岸線が開業すると神戸駅から和田岬まで地下鉄で便利になる。そうなると当然、和田岬線は廃止されそうな気配。未だに非電化で旧型の車両を走らせているのは
近い将来廃止されるからのような気がする
。
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