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高崎駅に来る車両
現役車両引退車両

アルフ
高崎駅には高崎線、上越線、吾妻線、両毛線、信越本線、八高線、上越新幹線、北陸新幹線、上信電鉄の列車が乗り入れています。その中の定期運用車両を形式別に紹介してみました。なお、ここで紹介する車両における運用区間等の情報は高崎駅に関わる範囲だけです。

最終更新:2021/09/18

高崎線・上野東京ライン・湘南新宿ライン(東京方面直通)
E231系1000番台電車
電源直流1500V
制御方式VVVFインバーター制御 電力回生ブレーキ付き
車体ステンレス
編成基本10両(4M6T)[普通車:8両、グリーン車:2両]+付属5両(2M3T)
運用系統高崎・両毛線(上野~前橋)
上野東京ライン(沼津~前橋)
湘南新宿ライン(小田原~前橋)
配置JR東日本 小山車両センター(宮ヤマ)
JR東日本 国府津車両センター(横コツ)
JR東日本E231系電車
撮影:2010年5月22日 倉賀野駅
 高崎線初の4ドアで10両固定編成(基本編成)の一般形電車。投入当初は所属車両によって以下のように運転範囲が分かれていた。
 上野発着列車は主に小山車両センター所属車が使用されるが、国府津車両センター所属車も使用される。湘南新宿ライン(東海道線直通)は国府津車両センター所属車が使用される。
 しかし、2015年3月14日に上野東京ラインが開通した後は、所属車両毎の明確な区別はなくなり、基本編成と付属編成が異所属車同士の連結になることもある。また、E233系3000番台電車との組み合わせも行われるようになった。
 ロングシート車がメインだが、基本編成の上野寄り2両と付属編成の高崎寄り2両はセミクロスシート車になっている。(国府津車両センター所属車は基本編成の高崎寄り2両もセミクロスシート車。)基本編成には2階建てグリーン車2両が連結されている。なお、高崎駅へ来る定期運用は10両基本編成のみ。
 115系電車置き換え用に2001年9月から投入された。そして、2001年12月から高崎線全ての115系電車がE231系1000番台電車に置き換わった。2004年7月からは2階建てグリーン車の連結が始まった。(グリーン車としての営業は2004年10月から。)


走行音:2007年1月4日 井野~高崎問屋町

E233系3000番台電車
電源直流1500V
制御方式VVVFインバーター制御 電力回生ブレーキ付き
車体ステンレス
編成基本10両(6M4T)[普通車:8両、グリーン車:2両]+付属5両(2M3T)
運用系統高崎・両毛線(上野~前橋)
上野東京ライン(沼津~前橋)
湘南新宿ライン(小田原~前橋)
配置JR東日本 小山車両センター(宮ヤマ)
JR東日本 国府津車両センター(横コツ)
JR東日本E233系3000番台電車
撮影:2013年7月27日 前橋駅
 高崎車両センターの211系電車置き換え用に2012年9月1日から投入された車両。先に投入されていた東海道本線向けの国府津車両センター所属車両と同一仕様で、E231系1000番台電車と同様な10両基本編成と5両付属編成がある。また、セミクロスシート車とロングシート車の組み合わせも国府津車両センター所属のE231系1000番台電車と同じになっている。なお、高崎駅へ来る定期運用は10両基本編成のみ。
 高崎車両センターへ投入された編成は、高崎線での運用だけであった。しかし、2015年3月14日の上野東京ライン開通に合わせて、高崎車両センター所属車両は小山車両センター(一部、国府津車両センター)へ全て移籍した。そして、E231系1000番台電車と共通で使用されている。

651系1000番台電車
電源直流1500V
制御方式界磁添加励磁制御 電力回生ブレーキ付き
車体
編成基本7両(4M3T)[普通車:6両、グリーン車:1両]
運用系統特急「草津」(上野~長野原草津口)
特急「あかぎ」(上野~高崎)
特急「スワローあかぎ」(上野~高崎)
配置JR東日本 大宮総合車両センター(宮オオ)
JR東日本651系1000番台電車
撮影:2014年5月5日 渋川駅
 185系電車の置き換え用に2014年3月15日から投入された特急形電車。2015年3月14日のダイヤ改正前までは、特急「あかぎ」と特急「スワローあかぎ」それぞれ1往復が付属編成4両を連結した11両編成で運転された。
 常磐線の特急「スーパーひたち」と「フレッシュひたち」から転用された車両で、直流専用化改造されて1000番台になった。ただし、車体重量バランスのため使用中止にした交流機器を搭載したままなので、交直流形式である651系から変わっていない。外観上はパンタグラフが直流専用のシングルアームタイプに変わっている。また、外観塗装は窓下にオレンジ色のラインが入った以外は変わっていない。
 なお、特急「草津」は、2016年3月26日のダイヤ改正で長野原草津口~前橋万座・鹿沢口の定期運転が終了した。また、特急「あかぎ」と「スワローあかぎ」は、2021年3月13日のダイヤ改正で高崎~前橋の運転が終了した。

上越線・吾妻線・両毛線・信越本線(高崎発着ローカル)
211系電車
電源直流1500V
制御方式界磁添加励磁制御 電力回生ブレーキ付き
車体ステンレス
編成3両+3両(4M2T)
4両(2M2T)
運用系統上越線(高崎~水上)
吾妻線(高崎~大前)
両毛線(高崎~小山)
信越本線(高崎~横川)
配置JR東日本 高崎車両センター(高タカ)
JR東日本211系電車
撮影:2019年4月28日 あしかがフラワーパーク駅
 高崎発着ローカルでの211系電車は、高崎線(東京方面直通)の付属編成(5両編成、2M3T)が両毛線で使用されていた。そのため、号車番号札が11~15になっていた。
 その後、107系電車と115系電車の置き換え用に編成の短縮が行われ、上越線、吾妻線、信越本線での運転も開始された。3両編成と4両編成があるが、3両編成は常に2編成併結の6両編成で運転される。6両編成の中間に入る運転台は本線運転に必要な機器が撤去されているため、車両基地内運転専用になっている。そのため、3両編成単独では本線運転が不可能。なお、吾妻線では有効長の関係で6両編成が運用されない。

JR東日本211系電車
撮影:2021年4月6日 新前橋駅
 2021年2月から1編成だけ登場した矢絣色。両毛線のイメージアップのために、沿線の織物文化を表す矢絣(織物柄)と沿線の山々を表す緑色、両毛線のラインカラーである黄色を組み合わせたデザインになっている。ただし、他の編成と共通運用のため、両毛線以外でも走っている。

八高線
110系気動車
動力ディーゼルエンジン スーパーチャージャー搭載
車体
編成2両(2M)
1両(1M)
運用系統八高線(高崎~高麗川)
配置JR東日本 高崎車両センター高崎支所(高タカ)
JR東日本110系気動車
撮影:2010年5月22日 高崎駅
 2~3両で運転され、日中はワンマン運転も行われている。車内保温のためドア開閉ボタンを使用するようになっている。
 八高線高麗川~八王子の電化開業に合わせて高崎~高麗川は110系気動車で統一された。また、非電化区間と電化区間が完全に分離したため、高崎~八王子の直通列車はなくなった。


走行音:2010年5月22日 倉賀野~高崎

アイドリング音:2003年4月14日 寄居駅

上越新幹線・北陸新幹線
E2系電車(上越新幹線用)
電源交流25000V 50/60Hz(1000番台は50Hzのみ)
制御方式VVVFインバーター制御 電力回生ブレーキ付き
車体アルミ
編成10両(8M2T)[普通車:9両、グリーン車:1両]
運用系統上越新幹線「とき」(東京~新潟)
上越新幹線「たにがわ」(東京~越後湯沢)
配置JR東日本 新潟新幹線車両センター(幹ニシ)
JR東日本E2系新幹線電車東北新幹線編成
撮影:2002年12月7日 東京駅
 ピンクラインの入ったこの編成は東北新幹線「はやて」や「やまびこ」で使用されるが、1998年12月から2004年3月までは一部だが上越新幹線で「とき」と「たにがわ」にも使用されていた。
 一旦は東北新幹線専用となり上越新幹線からは撤退していた。しかし、東北新幹線へのE5系電車投入で余剰になったE2系電車が、2013年1月26日から上越新幹線の「とき」と「たにがわ」に再び登場した。
 2019年8月で0番台車は引退した。

JR東日本E2系1000番台新幹線電車
撮影:2003年1月10日 東京駅
 「はやて」用に増備されたE2系1000番台電車。元々は新幹線総合車両センター所属で、既存E2系電車の東北新幹線編成と共通で使用されていた。その後、上越新幹線で使用する編成は新潟新幹線車両センターへ転属した。

E4系電車
電源交流25000V 50Hz(一部は60Hzにも対応)
制御方式VVVFインバーター制御 電力回生ブレーキ付き
車体アルミ
編成8両(4M4T)[普通車:6両、グリーン車(2階):2両]
運用系統上越新幹線「Maxとき」(東京~新潟)
上越新幹線「Maxたにがわ」(東京~越後湯沢)
配置JR東日本 新潟新幹線車両センター(幹ニシ)
JR東日本E4系新幹線電車
撮影:2002年1月3日 高崎駅
 全車両2階建ての新幹線電車。2編成併結の16両編成もあり、上越新幹線の最長編成。高崎駅で分割併合する列車もある。2012年9月28日からは東北新幹線から撤退し、上越新幹線専用になっている。

JR東日本E4系新幹線電車
撮影:2018年12月29日 新潟駅
 上越新幹線専用になったあと、帯の色が黄色から朱鷺色に順次変更された。

E7系電車
電源交流25000V 50/60Hz
制御方式VVVFインバーター制御 電力回生ブレーキ付き
車体アルミ
編成12両(10M2T)[普通車:10両、グリーン車:1両、グランクラス:1両]
運用系統北陸新幹線「かがやき」(東京~金沢)
北陸新幹線「はくたか」(東京~金沢)
北陸新幹線「あさま」(東京~長野)
上越新幹線「とき」(東京~新潟)
上越新幹線「たにがわ」(東京~越後湯沢)
配置JR東日本 長野新幹線車両センター(幹ナシ)
JR東日本 新潟新幹線車両センター(幹ニシ)
JR東日本E7系新幹線電車
撮影:2014年5月17日 東京駅
 北陸新幹線金沢開業に向けて開発された新幹線電車。2014年3月15日から長野新幹線「あさま」に先行投入され、E2系電車を置き換えた。
 2019年3月16日のダイヤ改正から上越新幹線へも投入され、E4系電車の置き換えが進んでいる。
 原則として、長野新幹線車両センター所属車は北陸新幹線、新潟新幹線車両センター所属車は上越新幹線で運用される。また、長野新幹線車両センター所属車はJR西日本のW7系と一体的に運用される。

W7系電車
電源交流25000V 50/60Hz
制御方式VVVFインバーター制御 電力回生ブレーキ付き
車体アルミ
編成12両(10M2T)[普通車:10両、グリーン車:1両、グランクラス:1両]
運用系統北陸新幹線「かがやき」(東京~金沢)
北陸新幹線「はくたか」(東京~金沢)
北陸新幹線「あさま」(東京~長野)
配置JR西日本 白山総合車両所(金ハク)
JR西日本W7系新幹線電車
撮影:2018年7月15日 長野駅
 北陸新幹線金沢開業に向けてJR東日本と共同開発された新幹線電車。JR東日本とE7系電車と同一仕様で、長野新幹線車両センター所属のE7系電車と一体的に運用される。

上信電鉄
250形電車
電源直流1500V
制御方式抵抗制御
車体
編成1両(1M)
運用系統上信電鉄(高崎~下仁田)
配置上信電鉄
上信電鉄250形電車
撮影:2004年11月14日 高崎駅
 上信電鉄自社発注の電車。6000系電車と同時期に製造された車両で車体構造も似ているが、旧型車との連結用に作られているため制御システムなどが異なる。

500形電車
電源直流1500V
制御方式抵抗制御
車体
編成2両(2M)
運用系統上信電鉄(高崎~下仁田)
配置上信電鉄
上信電鉄500形電車
撮影:2010年8月14日 高崎駅
 元西武鉄道新101系電車。「銀河鉄道999号」として運転されている第1編成。

700形電車
電源直流1500V
制御方式抵抗制御
車体
編成2両(1M1T)
運用系統上信電鉄(高崎~下仁田)
配置上信電鉄
上信電鉄700形電車
撮影:2020年10月3日 上州富岡駅
 JR東日本から譲渡された107系電車をリニューアルした車両。2019年3月10日から運転開始された。各編成毎に車体カラーが異なる。

上信電鉄700形電車
撮影:2020年10月3日 上州富岡駅
 107系電車の車体色を再現した編成。

1000形電車
電源直流1500V
制御方式抵抗制御
車体
編成2両(2M)
運用系統上信電鉄(高崎~下仁田)
配置上信電鉄
上信電鉄1000形電車
撮影:2004年8月1日 高崎駅
 上信電鉄自社発注の電車。地方私鉄の新型車両としては画期的であったため、1977年の鉄道友の会ローレル賞を受賞している。
 登場時はクモハ1001、モハ1201、クハ1301の3両編成であった。利用客の減少により過剰輸送力になってしまったため、クハ1301の運転台をモハ1201に取り付けてクモハ1201にする改造を行い、2両編成に変更された。

6000形電車
電源直流1500V
制御方式抵抗制御
車体
編成2両(2M)
運用系統上信電鉄(高崎~下仁田)
配置上信電鉄
上信電鉄6000形電車
撮影:1999年4月24日 高崎駅
 上信電鉄自社発注の電車。1000形電車をベースにした上信電鉄初の冷房車。1000形電車とは異なり最初から2両編成で製造されている。
 日野自動車の広告車になっている。前面に日野自動車のエンブレムが付いていたり、側面の乗務員室扉部分にドアをイメージしたイラストが描かれるなど、日野自動車のトラックに見立てたデザインになっている。

7000形電車
電源直流1500V
制御方式VVVFインバーター制御 電力回生ブレーキ付き
車体
編成2両(1M1T)
運用系統上信電鉄(高崎~下仁田)
配置上信電鉄
上信電鉄7000形電車
撮影:2020年10月3日 根小屋~佐野のわたし
 2013年12月3日から運転開始した、上信電鉄初のVVVFインバーター制御車。6000形電車以来、32年ぶりの自社発注車。ボルスタレス台車、シングルアームパンタグラフなども初採用。しかし、新製車では主流になっているステンレスやアルミの車体ではなく、修理がしやすい鋼製を採用している。

出口