特急「新特急あかぎ3号」
種別・番号・名称
特急列車 4013M 新特急あかぎ3号
車両
JR東日本 185系200番台電車
路線
JR東日本 東北本線 上野〜大宮
JR東日本 高崎線 大宮〜高崎
JR東日本 上越線 高崎〜新前橋
乗車日時
1997年11月7日(金) 20:00発、21:32着(1時間32分)
乗車券類
東京自由乗車券(新前橋〜東京山手線内:3,630円)
特急券

JR東日本185系200番台電車  新前橋電車区所属の新特急用リニューアル185系電車。転換クロスシートからリクライニングシートに変更され、やっと特急車両らしくなった。特急料金を払うならちょっと高くても新幹線の方が速くて快適なので新特急を利用していなかったが、今回のリニューアルとダイヤ改正でどのぐらい魅力的になったか確認するために乗ってみた。


 車内に入ると会社帰りのサラリーマン風の人たちでいっぱいだった。座ることは出来たが、発車間際には立ち客が増えてきた。前々から快速とそんなに変わらない新特急は快速にするべきだと思っていたが、これだけ利用客がいたらそんなことはしないだろう。(特急料金を取ればそれだけ儲かる。)
 長野行き新幹線が開業するまでは上野駅の特急ホームでは常磐線の「ひたち」「スーパーひたち」と信越線方面の「あさま」が同時発車で日暮里まで併走していた。今は「スーパーひたち」と「新特急あかぎ」が同時発車で日暮里まで併走するようになった。

 赤羽、浦和と停車しどんどん乗客が増えてくる。大宮では下車客が多かった。大宮までは快速と全く同じ停車駅で所要時間も同じだ。さらに、尾久に止まらないだけなので普通列車とも大して変わらない。大宮で降りる人っていったい何なんだろう?特急料金払ってまで乗る物なのか?しかも座れなかったら意味ない。
 大宮から先は下車客が増えてくる。上尾、桶川と停車し、ここまでは完全に快速「アーバン」と同じである。桶川から熊谷は止まらないのでちょっと特急らしくなるが、それでも鴻巣に止まらないだけで「アーバン」と同じ。
 熊谷から先は旧「アーバン」と同じだ。1997年10月1日のダイヤ改正で熊谷から先、快速が各駅停車になってしまったのでここで差が付く。(でも、特急が速くなったのではなくて快速が遅くなっただけだ!)1駅とばしで走っていくので、本当に快速並。急行以下だ。

 停車する毎に確実に乗客が降りていくので停車駅が多く設定されているのだろうが、これでは速達性がない。そこで思ったのが、185系電車の性能だ。185系電車は国鉄が普通列車から特急列車までオールマイティに使えるように作った凄く中途半端な車両だ。赤字の国鉄だからこういう車両を作ったのだろう。そして、長らく車内設備も西日本の新快速と同等の低レベルな物だった。車内設備は改善されたが、あとは走行性能だ。
 185系電車の走行性能は普通列車にも使えるようになっている関係で普通の特急車より加速性能を重視している。そこで最高速度が110km/hという性能なのだ。総武本線・横須賀線のE217系近郊型電車や常磐線のE501系通勤型電車より高速性能が劣っている!E217系電車、E501系電車は最高速度120km/hだ。
 停車駅を減らせないのなら走行系を改良して120km/h運転可能にするべきだ。そうすればいくらか所要時間の短縮が出来る。(快速と差が付く。)いっそのこと下回りをE217系電車と同じのにしてしまうとか。

 しかし!新特急って何か裏技使っているのか!?熱海から東京まで乗った特急「東海」と距離的にも時間的にもそんなに差がない!停車駅が凄く多いのに。しかも「東海」は凄くスピードを出していたように感じたが・・・
 停車駅が多いという事からの「遅いという」先入観なのだろうか?不思議だ。

特急「東海4号」
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