上信電鉄小旅行5.富岡製糸場戻る

5.富岡製糸場
訪問日2020年10月3日(土)
入場券類見学券
JAF割引(100円引き)

 上州富岡駅で降りたのは昼食のためだった。予定では食事を終えたらすぐに下仁田駅へ向かうはずだったのだが、富岡製糸場へ行くことに変更した。
 富岡製糸場は3年前に行ったことがあるのだが、前回行ったときは保存修理工事中だった西置繭所が今日からオープンだったのだ。(実は根小屋駅の駅員から「西置繭所が今日からなので行ってみてはどうですか?」と言われて知った。)

旧韮塚製糸場
 富岡製糸場の手前にある「旧韮塚製糸場」。整備を行い今年の6月からオープンしたばかりで、3年前に来たときは存在すら知らなかった。ここは入場無料で、休憩所を兼ねたちょっとした展示施設になっている。また、入口左側には富岡製糸場の見学券販売所も設置されているので、ここで購入しておくと富岡製糸場の入場がスムーズになる。
 見学券の購入は今年からキャッシュレス決済も可能になったので、Suicaで購入した。なお、通常料金は1,000円だがJAF割引で団体と同じ900円になった。(見学券が団体になっているが、団体で行ったわけでは無い。)

富岡製糸場
 富岡製糸場の正門。新型コロナウイルス感染対策のため、手のアルコール消毒と検温を行って入場する。

東置繭所
 富岡製糸場に入って目の前にある東置繭所。ここは前回来たときに見学しているので、中を通り抜けて奥へ向かう。

西置繭所オープンイベント
 西置繭所が今日からオープンなのでイベントがあった。ライブペインティングパフォーマンスが行われていたようだが、ちょうど終わったところだった。繭から出てくるカイコガ(カイコの成虫)の絵が描かれていた。

西置繭所
 こちらが西置繭所。横に長い建物で迫力がある。
 今日からオープンで見学者が多いことと、新型コロナウイルス対策で密になるのを防ぐため、見学時間30分の定員制になっていた。入場時間を指定して予約をするようになっていたが、一番早くても1時間後だった。ただ、予約をして西置繭所見学券をもらえば、並んで待つ必要は無いので時間まで他の見学ができる。

西置繭所からの景色
 西置繭所へ入ると、さらに半分の人数に分けられ1階と2階を15分交代で見学するようになっていた。自分は先に2階を見学するグループになった。階段を上がり、さらに外廊下へ出ると鉄水溜などの非公開エリアを見下ろすことができた。

西置繭所の荷物用エレベーター
 西置繭所の2階は繭を保管する倉庫になっているが、中央付近に荷物用エレベーターが設置されている。1872年(明治5年)に操業開始した富岡製糸場(創業当時は官営)の古い建物には似つかわしくない設備だ。しかし、1987年(昭和62年)に閉鎖した富岡製糸場(閉鎖当時は片倉工業株式会社 富岡工場)は、33年前まで現役だったので近代的な設備もあったりする。

西置繭所の荷物用エレベーター
 荷物用エレベーターを横から見たところ。かなり簡素な作りだ。奥には倉庫が続いている。

西置繭所内部
 ちなみに上の写真では明るいが、これはカメラの感度が良いため。本当はこのぐらいの暗さ。

 15分が経過したので1階の見学へ。1階へはエレベーターで降りるようになっていたが、こちらは荷物用エレベーターとは違い、見学施設として整備した際に設置された新型。
 1階はさまざまな資料などが展示されているスペースとなっていたが、撮影禁止だった。

社宅?
 最後に富岡製糸場の敷地内で見かけた建物。外壁の修復中のようだったが、特に説明書きはない。ただ、見た感じ住居のような長屋なので、従業員が生活していた社宅だったのかも。しかし、古くないエアコンの室外機が気になる。もしかして現役なのか?(誰か住んでいる?)

 まだ、保存修理工事をしているエリアがあったので、そのうち見学できるエリアが増えるかもしれない。

4.上州福島駅〜上州富岡駅 出口