特急「はやとの風1号」
種別・番号・名称
特急列車 7021D はやとの風1号
車両
JR九州 40系気動車
路線
JR九州 肥薩線 吉松〜隼人
JR九州 日豊本線 隼人〜鹿児島
JR九州 鹿児島本線 鹿児島〜鹿児島中央
乗車日時
2009年2月5日(木) 11:18発、12:49着(1時間31分)
乗車券類
乗車券・特急券

特急「はやとの風」  吉松駅で普通列車の「いさぶろう」から特急「はやとの風」に乗り換える。車両は特急なのに40系気動車のキハ47 8092両開きドアでデッキなしの車両である。「いさぶろう・しんぺい」用と似た感じにリニューアルされているが、車体色が黒一色に金色のレタリング入りでちょっと高級感がある。


特急「はやとの風」の車内  多くの木材が使われた車内も「いさぶろう・しんぺい」に近い構成だが、座席は特急らしく回転リクライニングシートになっている。また、内装色が「いさぶろう・しんぺい」の黒系統と正反対の白系統で、明るくて上質な感じになっている。


展望席  車体中央に展望席があるのも「いさぶろう・しんぺい」と同じ。


 「いさぶろう」から引き続いて指定席は自分を含めて3人だけでガラガラだった。自由席の2両目にはそれなりに乗車している感じだった。
 ワンマン運転で客室乗務員が乗務しているのは、特急「くまがわ」や普通「いさぶろう」と同じ。
 座席は特急「くまがわ」の185系気動車よりも座り心地が良かった。しかし、足回りはあくまでも近郊形気動車なのでコイルバネ台車のゴツゴツとした乗り心地だ。最高速度も、特急としては最低レベルの95km/h。もっとも、肥薩線は線形がよいわけではないので、そんなにスピードを出すことはない。

嘉例川駅  嘉例川駅では見学時間を取って5分間の停車。スピード重視の特急ではなく、あくまでも観光特急なのでこのような停車がある。列車種別は違うが「いさぶろう」の延長線のような感じだ。


嘉例川駅の駅舎内  嘉例川駅は登録有形文化財になっている古い駅舎だ。しかし、古ぼけた感じではなくきれいに整備されている。


特急「はやとの風」の展望部分  特急「はやとの風」の車両側面中央部は、窓が上下に拡大されている。
 ここでは「いさぶろう」と同様に、客室乗務員に頼んで車両をバックに記念撮影をしてもらえる。(JR九州の制帽と日付入りプレートも同様。)


嘉例川駅に停車中の特急「はやとの風」  嘉例川駅に停車中の特急「はやとの風」。本などで初めてこの車両を見たときは真っ黒な車体で異様な印象を受けたのだが、このようなシチュエーションには合っていると思った。


 隼人駅から日豊本線に入ると、それまでのゆったりとした走りからフルスピードで疾走する感じに変わる。駅をどんどん通過する。最高速度95km/hだが、特急らしさが出てきた。自分の地元を走る高崎線の停車駅がやたら多い特急に比べたら、こちらの方がよっぽど特急らしい。ただ、コイルバネ台車なので揺れは激しさを増したが・・・

サウンドライブラリ
JR九州40系気動車の走行音(重富〜竜ヶ水)

 車端部(トイレ前)のカウンターに記念スタンプが置いてあったので、特急「くまがわ」の車内で貰ったパンフレットの特急「はやとの風」ページにスタンプを押した。

桜島  鹿児島が近づいてくると海岸線に沿って走るようになり、桜島が見えてくる。多少噴煙が出ているようだ。
 閑散期で乗客が少なくて手が空いていたからかもしれないが、「海岸線をバックに記念写真を撮りましょうか?」と客室乗務員の方から声をかけてきたので撮って貰った。(走行する車内からなのでバックの車窓はあまり写らなかったが・・・)


 熊本から鹿児島中央まで観光列車を乗り継いできたが、だいぶ楽しめたと思う。さらに、閑散期で乗客が少ないのが良かった。撮影のために車内をうろついたりも気兼ねなくできた。周りが観光客だらけだったら、今回のようにあまりゆったりできなかったかもしれない。

普通「いさぶろう1号」
出口
指宿枕崎線

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