熊本市交通局 市電 その1
種別・番号・名称
普通電車
車両
熊本市交通局 9700形電車
路線
熊本市交通局 幹線(2系統) 熊本駅前〜市役所前
乗車日時
2009年2月4日(水) 13:02発、13:15着(13分)
乗車券類
一日乗車券

 熊本城へ行くために熊本駅前から熊本市電に乗る。熊本駅構内にある観光案内所で500円の市電・市バス1日乗車券を購入した。路面電車の1日乗車券でよく見かけるスクラッチカード方式だ。使用する日付の部分を自分で削る。

熊本市交通局9700形電車  熊本駅前電停で待っていると9700形電車がやってきた。2両編成の低床車だ。


熊本市交通局9700形電車  最近各地で増えている低床路面電車だが、9700形電車は車軸のない独立車輪を用いることによって低床を実現している。車内全体が低床だが、車輪の部分が出っ張っていて座席になっている。
 2両編成のこの車両では後部車両に女性車掌が乗務したツーマン運転になっていて、スムーズな乗降を実現している。(前後どちらの車両からも乗降できる。)


 運賃は均一150円。均一運賃の場合は先払い一般的だが、熊本市電では後払いになっている。昔は整理券方式の区間制運賃だったため、その名残なのかもしれない。

 熊本城に行くとき、熊本城前から徒歩5分となっている。しかし、市役所前からは徒歩3分。地図で見ても市役所前の方が近いことがわかるので、熊本城前の一つ先にある市役所前まで乗車した。

通町筋電停を見たところ  市役所前電停で降りて熊本城に入る交差点から、通町筋電停を見たところ。こちらに接近するのは上熊本駅前行きの8500形電車(8504号車)。電停を出発して走り去るのが、さっき自分が乗ってきた9700形電車だ。


レーン別信号機  熊本城に入るところの交差点には珍しい信号機があった。黄色の矢印信号機は路面電車が走るところではよく見かけるものだ。珍しいのはそれではなく、左側にある第一通行帯(一番左の車線)専用の縦型信号機だ。鉄道では駅構内など線路がたくさんあるところでは進路毎に信号機が設置されて緑(進行)を示しているものと赤(停止)を示しているものが併設されているのを見かける。これはそれの道路版だ。同じ道路なのに車線によって見る信号機が異なり、別々の現示(進行と停止)が出ているのは初めて見た。


熊本城  熊本城の入園料は500円だが、市電・市バス1日乗車券に付いている施設利用割引券を使うと400円になる。
 見た目は城だが、中は博物館になっていて構造的に普通のビル。明治10年に火災で焼失してしまったので、復元建築したもの。だから、中身は元々の城とは異なる構造になっている。階段も普通のビルの階段と同じなので上り下りしやすい。(前に行った姫路城は昔のままの狭くて急な階段で大変だった。)
 お土産屋に「肥後の月」という、どこかで見たことのあるようなお菓子があった。


天守閣から見た市電  熊本城の天守閣から見た市電の通町筋電停。8800形電車(レトロ調101号車)が停車している。


熊本市交通局8500形電車  熊本城から出て、通りに戻ると8500形電車がやってきた。熊本城に行く前に出会った8504号車だ。行き先も同じ上熊本駅前行き。ちょうど1往復してきたみたいだな。


寝台特急「はやぶさ」
出口
熊本電鉄

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