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14.志津川駅とその周辺
訪問日2013年8月16日(金)

 BRTが暫定運行開始した時の志津川駅は、鉄道時代の駅があった場所に設置されていた。そしてBRT本格運行開始の時、「南三陸さんさん商店街」(仮設商店街)に隣接した場所へ移設された。

志津川駅
 志津川駅の駅舎。一般道路区間に設置された駅だが、道路上ではなく専用の敷地内にある。BRTの新設駅舎としては立派な作り。ロールケーキのような円筒形の駅舎だ。

志津川駅
 駅舎の正面に待合室への出入り口、右側にホームがある。駅舎の向こう側が道路で、右手からやってきたバスは駅舎の左側から進入し、手前のロータリーで180度向きを変え、右側のホームへ到着する。発車すると右折して一般道路へ戻る。ホームは1面1線で、上下線共用。位置的には気仙沼線BRTの本線上から外れた枝線のような場所にあるため、上下線共に同じ方向からやってきて同じ方向へ去って行く


志津川駅ホーム
 駅舎をホーム側から見たところ。左側に待合室、中央に駅事務室、右側にトイレがある。

志津川駅と南三陸さんさん商店街
 志津川駅の奥には南三陸さんさん商店街が見える。

待合室の窓
 待合室の窓にはソーラーパネルが取り付けられていた。

志津川駅とバス
 志津川駅の駅舎と発車していくバス。駅舎の正面を入ると待合室があり、奥にきっぷ売り場の窓口がある。

きっぷ売り場の窓口
 待合室にあるきっぷ売り場の窓口。一般道路区間にあるBRT駅だが、JR東日本の駅であることには変わらない。だから、BRT区間外の乗車券や指定券も買える。ただし、みどりの窓口ではないので販売区間が限られている(日本全国ではない)ようだが、少なくとも東京までの新幹線指定席券は買える。(買っている人を見た。)なお、クレジットカードは取り扱っていないので現金のみだ。
 また、ここではodecaの販売、チャージ、履歴印字も行っている

odeca履歴
 窓口でodecaの履歴印字をしてみた。すると普通のプリンターからA4用紙に印刷されたものが出てきた。Suica等を自動券売機で履歴印字すると定期券サイズの切符用紙に印字されてくるので、A4用紙で出てくるとは思わなかった。odecaはコストダウンのために極力専用機器を導入していないようだ。

南三陸さんさん商店街入口
 一通り志津川駅を見たので、南三陸さんさん商店街へ入ってみる。

南三陸さんさん商店街
 中は結構広く、プレハブの店舗が並んでいる。観光客がたくさんいて賑わっていた。

南三陸さんさん商店街フードコート
 周囲にある飲食店から持ち出して食べることが出来るフードコートがある。複数人で行った場合、それぞれが別の店のものを食べられる。

そば処 京極
 そば処 京極で昼食を食べた。店舗はあまり広くないので混雑していたが、席を確保できた。店内が満席の場合、外のフードコートで食べることも出来る。

そば処 京極
 そば処 京極の入口にさげてあった「一生懸命 営業中」の札。復興に向けた力強さを感じる。

南三陸さんさん商店街の案内板
 飲食店やお土産屋の他に、理髪店や電気店もある。南三陸さんさん商店街は観光客相手だけでなく、地元の生活に密着した場所にもなっている。

南三陸さんさん商店街駐車場
 駐車場にはたくさんの自動車が止まっている。首都圏のナンバーも多く見かけた。観光客が東北の応援のためにやってきているのはいいことだ。
 しかし、観光客で気仙沼線BRTを利用する人は多くないようだ。でも、線路がないところにJRの駅があるのが珍しいのか、写真を撮っている人が結構いた。

モアイ像
 駐車場の片隅に、モアイ像が展示されていた。これはチリのイースター島から贈呈されたものだそうだ。モアイには「未来に生きる」という意味がある。

13.気仙沼線BRT その3 出口