1995年 | |
日本電気ホームエレクトロニクス | |
PC-FXGA | |
V810 21.5MHz | |
2MBytes | |
CD-ROMドライブ:パソコン本体の物を使用 バックアップRAM:パソコン本体のディスクドライブを使用 | |
320×240 1677万色 | |
AD-PCM音源 2ch ステレオ 波形メモリ音源 6ch ステレオ | |
なし | |
46,000円 | |
これはパソコンではないがパソコンでテレビゲーム開発環境が出来る珍しい拡張ボードなので特に紹介する。 普通、テレビゲーム機の開発環境はハードウェアメーカと契約したソフト会社(サードパーティ)しか手に入らないが、このPC-FXGAをPC-9821シリーズに装着すればNECの32bitテレビゲーム機「PC-FX」のソフトを開発することが出来る。ゲーム機用に発売されている「〜ゲームツール」といった簡易的な物ではなくC言語を使って開発する本格的な物。ただ、PC-FXGAで作ったソフトをPC-FXに持っていく方法がないのでPC-FXGAユーザ同士じゃないとソフトのやりとりが出来ないという欠点がある。本当はCD-ROMへのマスタリングなども出来るようになるはずだったが、PC-FX自体が商業的に失敗してしまったので現実にならなかった。 PC-FXGAは開発環境だけでなくPC-FXとしても使えるので市販ソフトをプレイすることもできる。PC-FXや他のゲーム機からの優位性はパソコンに付いている高速なCD-ROMドライブで快適なゲームプレイが出来ること。また、バックアップRAMの代わりにフロッピーディスクやハードディスクを使用するのでデータセーブメディアのコストパフォーマンスが非常に高いことだ。 なお、後にPC/AT互換機用のPC-FXGAも発売された。 |