羽越本線701系電車
車両
JR東日本701系電車
路線
羽越本線 秋田〜酒田
時刻
14:43発、16:42着(544M)
乗車日
1997年4月29日(火)

701系電車  701系電車は東北地方のローカル列車の近代化・合理化のために導入された新型電車。首都圏で使われている209系通勤型電車のローカルバージョンという感じ。2両基本編成、3扉、交流電車になっている他はかなり209系電車と共通。


701系電車車内  車内もFRPを多用したインテリアで209系と同じだ。ただ、座席がバケットタイプでない、ドア上に次駅表示のLEDディスプレイがついていない、蛍光灯が少ないといった違いがある。
 この車両が導入された当時はかなり悪評が多かったらしい。たしかに、今まで東北ローカルで使用されていたボックス席の2扉デッキ付き客車から比べるとロングシート、3扉デッキなしになってカルチャーショックがあったのだろう。自分が乗ってみた感じではなかなかいい車両だと思う。(やはり、都会の電車に乗り慣れているせい?)
 ロングシートになって座席が少なくなったといった苦情が多いらしいが、東京の電車から比べると乗車人数も少ないし、(時間帯によるのかもしれないが。)適当な感じだと思う。それに、ボックス席と違って、空いているときならロングシートの方がゆったりできる。


701系電車ワンマン設備  秋田から途中の羽後本荘までは4両編成で車掌も乗務しているが、羽後本荘から酒田までは2両編成でワンマン運転になっていた。東北ローカルでは徐々にワンマン化が行われ人員削減をしている。701系電車にもワンマン運転をするための設備がある。
 ワンマン設備はバスにあるものとほとんど同じで、運賃箱、料金表示器、整理券発行機、自動放送設備などだ。
 有人駅ではすべてのドアが開き、乗り降りができる。乗る人は駅で切符を買う。降りる人は切符を駅で渡すか、整理券を見せて精算する。
 無人駅では後ろの車両のドアは開かない。乗る人は1両目の後ろのドアから入り、整理券をとる。降りる人は運転室の後ろのドアから降りる。そのとき、切符または整理券とお金を運賃箱に入れる。
 しかし、見ていたところ、まだこのワンマン運転は定着していない感じがする。後ろの車両に乗っていて降りるときドアが開かないと騒いでいる人がいたりする。また、一番前のドアまで行かずに1両目の後ろのドアから降りてしまったり。逆に一番前から乗ってくる人とかいる。一番前から乗った人は後ろのドアまで整理券を取りに行かなければならない。後ろのドアから降りてしまう人は学生に多い。たぶん定期を持っていてキセルにはなっていないのだろうが・・・本当にキセルの人もいるかもしれない。


羽越本線の車内から見た日本海  羽越本線の車内から日本海が見えた。もうすぐ沈みかける太陽が海に反射して美しい。


サウンドライブラリ
JR東日本701系電車の加速音(秋田駅)

秋田駅
出口
酒田駅

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