頑張るぐんまの中小私鉄フェア2011
場所
上信電鉄本社
訪問日
2011年9月18日(日)
入場券類
入場無料
頑張るぐんまの中小私鉄フェアは、
群馬の中小私鉄3社(上信電鉄、上毛電気鉄道、わたらせ渓谷鐵道)が協同でが毎年行っているイベント
だ。会場は持ち回りになっていて、今年は上信電鉄で行われた。さらに、今年は群馬デスティネーションキャンペーンが行われたことから、
JR東日本、JR貨物、東武鉄道が特別参加
してグッズの販売などを行った。
まず、注目する車両展示から。
1923年(大正12年)に製造された電気機関車ED31 6号機。旧国鉄から上信電鉄に譲渡されて貨物牽引機として使われていたが、現在は車両基地内で保存されている。
一応動く状態
だが、本線走行は今のところ難しいようだ。
ED31 6号機には
JR東日本の旧型客車オハ47 2266
が連結されていた。この組み合わせは貴重だ。
オハ47 2266には
「高崎−下仁田」のサボ
が取り付けられていた。なお、同日には上信電鉄のデキ1形電気機関車がJR東日本のスハフ42 2173を牽引した臨時列車が高崎〜下仁田に運転された。
オハ47 2266の車内。
オハ47 2266の扇風機。外は暑かったが、車内は
冷房無しでも意外と涼しかった
。
オハ47 2266の車軸発電機。車軸と発電機がベルトでつながっていて、
走行すると発電される
。このイベントで展示中は走行していない状態で照明と扇風機が使われていたので、かなり大容量のバッテリーを搭載しているようだ。
ED31 6号機によるデモ走行が行われた。オハ47 2266を連結した状態で構内の数十mを2往復した。デモ走行は車内から全員退避させられて無人状態で行われた。また、
ED31 6号機は上信電鉄の社長が運転した
。
ムービーライブラリ
上信電鉄 ED31形電気機関車 デモ走行(上信電鉄本社)
(YouTube)
「銀河鉄道999」ラッピングの500形電車。
そして、「銀河鉄道999」の主要キャラクターである、
メーテル、星野哲郎、車掌さんの3人が登場
。
デキ1形電気機関車は1号機が展示された。(3号機は旧型客車を牽引して臨時運転。)
デキ1形電気機関車は側面カバーが開いた状態で展示されたので、中の機器を見ることができた。
工事用軌陸車の展示も行われた。
軌陸車とは道路と線路の両方を走ることのできる車
で、これはトラックタイプ。
こちらはショベルカータイプの軌陸車。
ムービーライブラリ
工事用軌陸車 デモ走行(上信電鉄本社)
(YouTube)
会場には群馬の中小私鉄沿線マスコット(ゆるキャラ)も登場した。
わたらせ渓谷鐵道のキャラクター「わっしー」。車両をイメージした四角い体だ。
口が開くと線路が出てくる。
高崎市のキャラクター「タカポン」(左)と富岡市のキャラクター「シルキー」(右)。「シルキー」は富岡製糸場にちなんで蚕の成虫(蛾)のキャラクターだと思われるが、「タカポン」は何だろう?
桐生市のキャラクター「キノピー」(左)と下仁田町のキャラクター「ネギ坊」(右)。「ネギ坊」は下仁田ネギでわかりやすいが・・・「キノピー」は何だ?工場の建物っぽいけど。
日光市のキャラクター「日光仮面」(左)と前橋市のキャラクター「ふーちゃん」(右)。群馬の中小私鉄沿線なのになぜ日光市(栃木県)と思うが、
わたらせ渓谷鐵道の沿線にある旧足尾町は合併して日光市
になっているのだ。
そして、まさか
出てくるとは思わなかった「ふーちゃん」
(風神の子供)。生かしたいのか殺したいのかよく分からないキャラクター。(
ここを参照。
)登場当時はあちこちで見かけたのに、最近は前橋市のWebサイトから紹介も抹消され滅多に見かけない存在に。でも、無くなったわけじゃない。なお、このキャラクターは登場が古く、最近のゆるキャラブームで生まれたキャラクターでは無いので、
他のキャラクターと毛色が違う
。(ちょっとリアルな感じ。)そのため、「なんかあのキャラクター怖い。」という声もちらほら・・・
最後に群馬県のキャラクター「ぐんまちゃん」。群馬なので馬のキャラクターだが、
TPOに合わせて服装が替わるのが特徴
。今回はJR東日本の駅長コスチューム。旧型客車の前で敬礼!
グッズ販売コーナーで
東武鉄道の現行路線図を購入
して帰った。来年になると「業平橋駅」が「とうきょうスカイツリー駅」に変わるので、変わる前の路線図を入手した。
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