2000年 JRおおみや鉄道ふれあいフェア クモハ40形電車体験乗車戻る

クモハ40054
 今回、体験乗車に使われたクモハ40054。昭和初期に作られたかなり古い電車。

クモハ40054車内
 クモハ40054の車内。壁や床は木製だ。レトロな雰囲気の車内だが、一つだけ異質なものが・・・それは、写真右側に見える茶色の大きな箱。ATS-P関連の装置が入った箱だ。(107系電車や165系電車の運転席後ろに置いてあるのと同じやつ。)こんな旧型電車なのに最新のATS-Pが搭載されている。現在は廃車されているが、比較的最近までイベント用などで現役だったから取り付けられたのだろう。

クモハ40054運転室
 クモハ40054の運転室。スピードメーターは右上に後付けされている。昔の電車はスピードメーターが付いていないのが普通だったようだ。

試運転線走行
 旧型電車特有の吊り掛け式モーターがうなり音を立てて発車。大宮工場の一番外側(東北本線・高崎線の隣)を宮原方面に向かって走り出す。車内放送の説明によると、この線路は大宮工場で検査した電車を試運転するためのものだ。
 発車して直ぐに保存車両展示スペースの横を通るが、こちらに向かって多くのカメラが向いている。

試運転線終点
 約500m進むと踏切の手前に柵があり、ここが試運転線の終点。ここから元の場所へ戻る。

廃車解体場
 試運転線の終点左側には、高崎線の電車からもよく見える廃車解体場がある。説明では元京葉線の103系を解体しているとのこと。中央・総武線各駅停車にE231系が入って余剰になった201系が京葉線に移ったので、それで余剰になった103系が解体されている。
 片道約500mの短い距離だったが、意外とスピードを出したので乗車したという実感があって良かった。

保存車両展示 出口