2000年 JRおおみや鉄道ふれあいフェア 保存車両展示戻る

ED17形電気機関車
 かなり古いと思われる電気機関車ED17。実際に走っているのは見たことがない。こんな車両が大宮工場に保存されているのは知らなかった。

EF15形電気機関車
 EF15形電気機関車は両端にデッキがついたタイプ。こちらは自分が中学生の頃(約15年前)に両毛線や上越線などで貨物列車を牽引していたのを見たことがある。あの頃はそんなに珍しい車両ではなかったが、いつの間にか無くなって保存されるだけになってしまった。

キハ391先頭車
 キハ391系ガスタービン試作車だ。3両1編成が試作されただけのもので、保存されているのも当然この1編成のみ。非電化路線はディーゼルエンジンで駆動するディーゼルカー(気動車)が走っているが、高速化をするために試作された。ガスタービンエンジンで駆動するのが最大の特徴。ガスタービンエンジンとはジェットエンジンの原型みたいなもので燃焼ガスの噴射でタービンを回して動力にする。(ジェットエンジンは燃焼ガスの噴射自体を推進力にする。)
 正面デザインはキハ80系やキハ181系特急形ディーゼルカーに似た形状。だが、その後の車体は381系振り子電車のような低重心構造で運転席部分だけが飛び出たユニークな形状だ。

キハ391中間車
 ガスタービンエンジンは大きくディーゼルエンジンのように床下に設置できないため、両先頭車は動力無しの客車となっている。そして中間車が室内にガスタービンエンジンを設置したエンジン車になっている。中間車は非常に短い車体なのが特徴で、エンジン室と両先頭車に乗り降りするためのデッキ(ドア)だけしかない。
 台車は連接構造(1つの台車が2車体にまたがる)だが連結部中心に台車があるのではなく、中間車寄りに付いている。先頭車は中間車に支えて貰っているという感じだ。

キハ391中間車屋根
 中間車の屋根上にはごつい箱状のものが付いている。ガスタービンエンジンの吸気・排気口か?

885系電車「かもめ」展示 出口