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常磐線を走る車両
現役車両引退車両

アルフ
常磐線を走る主な車両を紹介します。
運用路線の紹介は常磐線に関係した範囲のみです。

最終更新:2019/07/25

常磐緩行線
E233系2000番台電車
電源直流1500V
制御方式VVVFインバーター制御 電力回生ブレーキ付き
車体ステンレス
編成10両(6M4T)
運用路線JR東日本 常磐緩行線(綾瀬〜取手)
東京メトロ 千代田線
小田急電鉄 小田原線
配置JR東日本 松戸車両センター(東マト)
E233系2000番台電車
撮影:2010年9月19日 金町駅
 2009年9月から203系電車と207系900番台電車の置き換え用に投入された車両。
 基本は京浜東北線のE233系1000番台電車と同じだが、東京メトロ千代田線乗り入れのために幅の狭いストレート車体や正面非常扉を採用している。そのため、E233系電車をベースに先に登場した、千代田線乗り入れ対応の小田急4000形電車に近い構造となっている。車内の情報案内表示器はE233系1000番台電車と同じ17インチワイド液晶ディスプレイを採用しているが、登場時は右側の運行案内モニターのみだった。左側の広告・コンテンツモニターは準備工事となっていたが、設置改造が行われ2015年2月から順次、使用開始している。
 2013年4月以降、小田急線乗り入れに対応するために保安設備等の設置改造が行われ、2016年3月26日のダイヤ改正から小田急線への乗り入れが開始された。

16000系電車
電源直流1500V
制御方式VVVFインバーター制御 電力回生ブレーキ付き
車体アルミ
編成10両(4M6T)
運用路線JR東日本 常磐緩行線(綾瀬〜取手)
東京メトロ 千代田線
小田急電鉄 小田原線、多摩線
配置東京メトロ 綾瀬検車区
16000系電車
撮影:2010年12月30日 亀有駅
 東京メトロ千代田線に使われている電車。常磐緩行線や小田急線に乗り入れてくる。
 2010年11月から6000系電車の置き換え用に投入された。従来のVVVFインバーター制御では誘導電動機を使用していたが、16000系電車では永久磁石同期電動機を採用したのが特徴。1次車(第05編成まで)は前面非常扉が中央に設置されている。
16000系電車
撮影:2015年7月28日 松戸駅
 2次車以降(第06編成から)は前面非常扉が左寄りになり、運転席部分が拡大されている。

4000形電車
電源直流1500V
制御方式VVVFインバーター制御 電力回生ブレーキ付き
車体ステンレス
編成10両(4M6T)
運用路線JR東日本 常磐緩行線(綾瀬〜取手)
東京メトロ 千代田線
小田急電鉄 小田原線、多摩線
配置小田急電鉄 喜多見検車区
4000形電車
撮影:2009年9月26日 代々木上原駅
 JR東日本のE233系電車をベースにした小田急電鉄の千代田線乗り入れ対応車両。なお、小田急4000形電車はE233系2000番台電車より登場が2年早い。(2007年9月22日)
 2013年4月から常磐緩行線乗り入れ対応改造が開始され、2016年3月26日のダイヤ改正から乗り入れが始まった。

常磐線快速・上野東京ライン
E231系電車
電源直流1500V
制御方式VVVFインバーター制御 電力回生ブレーキ付き
車体ステンレス
編成基本10両(4M6T)+付属5両(2M3T)
運用路線JR東日本 東海道本線(品川〜東京)
JR東日本 東北本線(東京〜上野)
JR東日本 常磐線(上野〜取手)
JR東日本 成田線(我孫子〜成田)
配置JR東日本 松戸車両センター(東マト)
E231系電車
撮影:2002年3月23日 上野駅
 2002年3月から103系電車の置き換え用に投入された車両。
 基本的には中央・総武線各駅停車のE231系と同じだが、車内LED表示器が2段になり情報量が増えたほか、JR東日本の通勤電車では初めて自動車内放送(日本語、英語)が付いた。
 デビュー直前まではエメラルドグリーン一色のラインだったが、黄緑色のラインが追加されている。常磐緩行線との誤乗防止のためと思われる。また、従来のE231系同様に運転室ドアが色つきになった。
 2015年3月14日のダイヤ改正から、同日に開業した上野東京ライン(上野〜品川)へ乗り入れるようになり、同時に中央・総武緩行線からの転属車(車内LED表示器は1段)も走るようになった。

常磐線(上野口)・上野東京ライン
E531系電車
電源直流1500V、交流20000V 50Hz
制御方式VVVFインバーター制御 電力回生ブレーキ、全電気ブレーキ付き
車体ステンレス
編成基本10両(4M6T)内2両はグリーン車+付属5両(2M3T)
運用路線JR東日本 東海道本線(品川〜東京)
JR東日本 東北本線(東京〜上野)
JR東日本 常磐線(上野〜富岡)
配置JR東日本 勝田車両センター(水カツ)
E531系電車
撮影:2005年7月30日 上野駅
 415系の後継車として2005年7月から投入された電車。
 E231系近郊タイプ(後期形)をベースに交直流両対応にした車両。ただし、最高速度が130km/hに引き上げられているほか、つり革やドア付近の注意色(黄色)などE993系「ACトレイン」からフィードバックされた部分がある。
 2007年1月から順次、基本編成に2階建てグリーン車2両(普通車扱い)が連結された。2007年3月18日のダイヤ改正からすべての基本編成にグリーン車が組み込まれ、グリーン車の営業を開始した。
 2015年3月14日のダイヤ改正から、同日に開業した上野東京ライン(上野〜品川)へ乗り入れるようになった。
E531系電車のパンタグラフ付近
撮影:2005年7月30日 土浦駅
 E231系と異なり交直流両対応のため、パンタグラフ付近にケーブルやガイシがたくさん並んでいるのが目立つ。

走行音:2007年1月4日 北千住〜南千住

E657系電車
電源直流1500V、交流20000V 50Hz
制御方式VVVFインバーター制御 電力回生ブレーキ付き
車体アルミ
編成10両(6M4T)内1両はグリーン車
運用路線JR東日本 東海道本線(品川〜東京)
JR東日本 東北本線(東京〜上野)
JR東日本 常磐線(上野〜いわき)
配置JR東日本 勝田車両センター(水カツ)
E653系電車
撮影:2012年9月22日 上野駅
 651系電車、E653系電車の後継車として、2012年3月17日にデビューした電車。特急「スーパーひたち」(速達タイプ)や特急「フレッシュひたち」(停車タイプ)に使われた。
 485系「ひたち」の頃から常磐線特急は、基本編成(7両)+付属編成(4両)や基本編成の2編成併結(14両)により定員調整を行っていたが、E657系電車では10両固定としている。
 2015年3月14日のダイヤ改正から、同日に開業した上野東京ライン(上野〜品川)へ乗り入れるようになった。また、速達タイプは特急「ひたち」、停車タイプは特急「ときわ」へ列車名が変更された。

常磐線(土浦以北専用)
E501系電車
電源直流1500V、交流20000V 50Hz
制御方式VVVFインバーター制御 電力回生ブレーキ付き
車体ステンレス
編成10両(4M6T)、5両(2M3T)
運用路線JR東日本 常磐線(土浦〜富岡)
配置JR東日本 勝田車両センター(水カツ)
E501系電車
撮影:2002年2月9日 上野駅
 上野〜土浦の通勤客が増加しているが、取手〜藤代で電源の直流1500Vと交流20000Vを切り替えるため直流専用の103系電車快速を延長できなかった。そこで作られたのが交直両用の4扉通勤形電車のE501系電車だ。車体は京浜東北線などの209系電車とほぼ同じ。しかし、単に複電源対応にしただけではない。まず、103系電車で問題になっているように、209系電車そのままだと高速運転に向かない。そこで、台車のギヤ比が変更されて高速向けになった。また、インバーター制御装置にドイツ・シーメンス社のシステムを採用し、発車と停車の時に音階が鳴る。
 4編成(10両+5両)だけの少数派。415系電車の後継車としてE531系電車が投入されたため、2007年3月18日のダイヤ改正で上野〜土浦から撤退した。首都圏輸送からローカル輸送向けに変更されることからトイレの設置改造が行われた。また、インバーター制御装置がシーメンス製から東芝製に更新された編成は音階を奏でなくなった。

走行音 佐貫〜牛久

651系電車
電源直流1500V、交流20000V 50Hz
制御方式界磁添加励磁制御 電力回生ブレーキ付き
車体
編成4両(2M2T)
運用路線JR東日本 常磐線(いわき〜富岡)
配置JR東日本 勝田車両センター(水カツ)
651系電車
撮影:2003年3月21日 上野駅
 1989年3月11日から特急「スーパーひたち」としてデビューした、JR東日本初のオリジナル特急車両。ホワイトのシンプルな塗装、久々の流線形特急車、デビュー前の愛称募集広告では「タキシードボディのすごいヤツ。」いうコピーで、強烈な印象があった。しかも、実車には正面に大型のLEDディスプレイが付き「動くヘッドマーク」というのも新世代を感じさせた。在来線で130km/h運転を行ったのもこの651系電車が最初だ。
 7両基本編成(内1両はグリーン車)と4両付属編成があり、最大11両編成で運転された。
 上野〜仙台の常磐線全区間を走る列車も存在したが、2011年3月11日に発生した東日本大震災による常磐線の被災により、いわき〜仙台の運転は中止されている。
 特急「スーパーひたち」の他、一部の特急「フレッシュひたち」にも使用されていたが、E657系電車へ置き換えられて2013年3月15日に引退した。
 常磐線特急から引退後、多くの車両は直流専用(1000番台)に改造され、高崎線系統(特急「あかぎ」、「スワローあかぎ」、「草津」)へ転用されたが、2017年7月22日から付属編成の一部が普通列車運用に入っている。

常磐線(仙台口)
701系電車
電源交流20000V 50Hz
制御方式VVVFインバーター制御 電力回生ブレーキ付き
車体ステンレス
編成4両(2M2T)、2両(1M1T)
運用路線JR東日本 常磐線(浪江〜岩沼)
JR東日本 東北本線(岩沼〜仙台)
配置JR東日本 仙台車両センター(仙セン)
701系電車
撮影:2017年6月18日 仙台駅
 100番台(2両編成)、1000番台(2両編成、4両編成)、1500番台(2両編成)がある。E721系電車との併結も行われる。

719系電車
電源交流20000V 50Hz
制御方式サイリスタ位相制御 電力回生ブレーキ付き
車体ステンレス
編成2両(1M1T)
運用路線JR東日本 常磐線(浪江〜岩沼)
JR東日本 東北本線(岩沼〜仙台)
配置JR東日本 仙台車両センター(仙セン)
719系電車
撮影:2011年7月16日 仙台駅
 元々、常磐線での運用はなかったが、勾配に強いE721系電車を仙山線へ投入した代わりに、719系電車が常磐線運用へ回ってきたもの。

E721系電車
電源交流20000V 50Hz
制御方式VVVFインバーター制御 電力回生ブレーキ付き
車体ステンレス
編成4両(2M2T)、2両(1M1T)
運用路線JR東日本 常磐線(原ノ町〜岩沼)
JR東日本 東北本線(岩沼〜仙台)
配置JR東日本 仙台車両センター(仙セン)
E721系電車
撮影:2011年7月16日 仙台駅
 0番台(2両編成)、1000番台(4両編成)がある。701系電車との併結も行われる。


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