JR東日本 吾妻線

乗車日時1999年10月24日(日) 11:51発、13:02着(1時間11分)
列車普通 533M
車両JR東日本 165系電車「アルファ」
乗車区間JR東日本:新前橋~(上越線)~渋川~(吾妻線)~長野原草津口
乗車券類運賃 1,110円

JR東日本165系電車「アルファ」
 この165系電車「アルファ」はかつて京葉線の快速「シャトル舞浜」(東京ディズニーランドアクセス列車)で使われていた特殊仕様の3両編成だ。3両とも内装が異なる。1両目は1+3列のボックス席(デッキ付近は2+2列)で内装は青で統一。2両目はボックス席と窓向き席の複合で内装は黄で統一。3両目は2列の窓向き席(後ろ列は段が高くなった雛壇タイプ。)で内装は赤で統一。なお、座席は全て折り畳み式になっている。(映画館や劇場の座席と同じタイプ。)
 現在はJR東日本新潟支社所属のイベント用車両になっているが外部の塗装が変更されただけで、内装は「シャトル舞浜」の頃から変更されていない
 今回は吾妻線のキャンペーンに合わせて期間限定で土休日を中心に定期普通列車に「アルファ」が使用された。通常は115系電車や107系電車で運転されている普通列車を置き換えての運転。もちろん全席自由席で誰でも自由に乗れる。

「アルファ」の側面広告
 165系電車「アルファ」の側面には吾妻線沿線の旅館広告が貼り付けられて目立っている。これはもちろん本来の「アルファ」にはないもので吾妻線キャンペーン期間中のみの張り付けだ。

長野原草津口駅
 長野原草津口駅の駅舎。なお、駅前は少し店舗がある程度であまり拓けていない。草津温泉へはここからバスへ乗り換えになるため、観光客にとっては単なる中継点でしかないようだ。

長野原草津口駅バスホーム
 そしてこれが長野原草津駅のバス乗り場。バス乗り場というよりはバスホームという感じ。駅舎とは直接通路でつながっていて、改札口からすぐにバスへ乗り換えが出来るようになっている。

乗車日時1999年10月24日(日) 14:56発、15:13着(17分)
列車普通 537M
車両JR東日本 115系電車
乗車区間JR東日本:長野原草津口~(吾妻線)~万座・鹿沢口
乗車券類運賃 230円

115系リニューアル車の車内
 万座・鹿沢口へ行くために乗った115系電車は最近登場したばかりのリニューアル車だった。車内の座席は全面的に交換されて以前よりは良くなっている。(JR西日本のリニューアル車ほど変わっていない。)しかし、接客部分は大幅なリニューアルになっていないが、コンプレッサやサービス電源が最新電車に使われているのと同様な低騒音タイプに交換されるなど、見えない部分での変更が多い
 なお、外部塗装は湘南色のままで代わり映えがしない。

万座・鹿沢口駅
 万座・鹿沢口駅の全景。停車中の115系電車は乗ってきたリニューアル車だ。ここも長野原草津口と同様に駅前はバス乗り場のみという感じで観光客はバスに乗り換えるだけという状況だ。

 万座・鹿沢口までは上野から直通の新特急「草津」も運転されていて比較的本数が多いが、ここから先の大前まではたった3.1kmの一駅なのに運転本数が激減する。(1日数往復のみ。)大前行きまでは1時間程度あるので一駅歩いてみた。(線路と道路は完全に平行しているわけではないので3.1km以上ある。また、道路から大前駅に向かう部分に案内標識などは出ていないので注意が必要。)

大前駅
 大前駅の全景。単線線路にホームが1本あるだけ。切符売り場、改札口はない。駅前には温泉旅館が一軒だけあった。(何もないと思っていたが・・・)

吾妻線の終点
 大前駅のホームの先でとぎれた線路。ここが吾妻線の終点だ。かつてこの先も建設して長野方面へつながる計画があったのだろうか?そんな雰囲気にさせる終点だ。

乗車日時1999年10月24日(日) 17:08発、18:47着(1時間39分)
列車普通 542M
車両JR東日本 107系電車(大前~長野原草津口)
JR東日本 165系電車「アルファ」(長野原草津口~新前橋)
乗車区間JR東日本:大前~(吾妻線)~渋川~(上越線)~新前橋
乗車券類乗車券

大前駅に停車中の107系電車
 大前駅に停車中の107系電車。この電車は高崎行きで、行き先表示にも「高崎」と出ているが、長野原草津口駅で165系電車「アルファ」に車両交換する事になっている。乗客は強制的に「アルファ」に乗り換えることになる。「アルファ」が運転されない平日は高崎まで直通する。
 車両故障や事故によるダイヤの乱れで車両交換を行うことはあるが、イベント列車の運転で車両交換するのは珍しい。

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