銚子電鉄
車両
銚子電鉄800形電車
路線
銚子電鉄 銚子〜外川
時刻
12:00発、12:19着
乗車日
1999年5月3日(月)
JR銚子駅は
凄くすっきりとした外観
だった。駅前もきれいに整備され電線や電柱がないのでさらにすっきり。
銚子電鉄はJR銚子駅に一旦入らなければ乗ることが出来ない。JR駅に同居している地方私鉄というのはよくあるので珍しくない。そして、通常の切符はJRの券売機で買うことが出来るので特におかしくはない。しかし、銚子電鉄1日乗り放題の切符は車内で車掌から買うようにと掲示されている。つまり、
乗り放題切符で乗車しようとする人はJRの改札口を無札で通らなければならない
。JRとしてはキセルされる危険性もあるので問題がありそうだけど・・・
JR銚子駅のホーム先端部
にある銚子電鉄の銚子駅。駅といっても風車小屋風の待合室があるだけで特に改札とかしているわけではなかった。そのまま銚子電鉄乗り場へ。
銚子電鉄乗り場はゴールデンウィークということもあって凄い人がいっぱい。全員乗れるのか?と思いながら何気なく架線を見ると・・・なんか垂れ下がっている。JRなど通常の鉄道の架線はたるみ無く張ってあるが、銚子電鉄のは
思いっきりたるんだ感じ
。こんな架線でパンタグラフが引っかかったりしないのだろうか?
到着した列車は何と
3両編成
。(通常は1両。)やはり多客期ということで増結しているようだ。外川側から800形電車+澪つくし号+1000形電車という編成だった。澪つくし号というのは貨車を改造したトロッコ車だ。
電車の間にトロッコ車が挟まっている
のも変わっていて面白い。
先頭の800形電車に乗車した。
車内は木造
でかなり古い車両のようだ。走り出すと「ブウゥゥゥゥ」というつりかけモータ車特有の音が鳴り始めた。
走行速度はかなり遅い。運転席を見ると
スピードメータが無い
(古い車両には無いことが多い。)ので正確な速度はわからないが、20〜30km/h位しか出てない感じ。前方を見ていてさらに気になったこと。
終点までの間に信号機が1つもなかったような気がする。
途中、対向列車とすれ違う駅には場内信号機と出発信号機らしき腕木式信号機(板が腕のように上下する信号機)が設置されていたが
使っている気配がない
。(動いていない。)1995年には正面衝突という事故が起こっているが、その辺の改善はどうなっているのだろう?
ところで、対向列車とすれ違うとき、向こうからやってくる電車を見たら
パンタグラフの動きが面白い
。上に書いたように架線がたるんでいるが、そのたるみに合わせてパンタグラフが上下しているのだ。しかも、2両編成で2つのパンタグラフが交互に上下するので、まるで
シーソーをしているようなコミカルな動き
。
終点の外川駅。こじんまりとした駅舎だ。帰りの切符は券売機がないので窓口で買ったが、硬券だった。
銚子電鉄
車両
銚子電鉄1000形電車
路線
銚子電鉄 外川〜銚子
時刻
12:37発、12:56着
乗車日
1999年5月3日(月)
帰りは先ほど乗ってきた電車の折り返しだ。澪つくし号に乗ってみようと思ったがすでに満席なので先頭の1000形電車に乗る。この車両は
元営団地下鉄2000形電車
で、銀座線で使われていた車両。標準軌の台車の代わりに狭軌の台車に交換したり、第3軌条集電からパンタグラフを搭載して架線集電に改造されている。
1000形電車の運転席にはスピードメータが付いているので、見たところ最高でも40km/hだった。ほとんどの区間が20km/h位。
運転士の操作を見ていて疑問に思ったのが
「制御スイッチ」の取り扱い
。このスイッチが何を意味するのかわからないが、駅に到着する直前(ブレーキをかける前)に制御スイッチを切る。そして、駅を発車するときに制御スイッチを入れている。800形と連結して走るのに関係あるのだろうか?それとも澪つくし号の関係?
銚子駅に到着する直前に信号機(場内信号機?)を発見。こちらは色灯式でちゃんと機能しているようだ。やはり基本的に信号機はないのか?
すれ違い駅ではタブレットの交換はしている
ようだったが。
JR東日本 特急「ビューさざなみ」
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