ディズニーリゾートライン

乗車日時2001年8月25日(土)
車両舞浜リゾートライン 第3編成(31~36)電車
乗車区間舞浜リゾートライン:リゾートゲートウェイ・ステーション~(ディズニーリゾートライン)~ベイサイド・ステーション
乗車券類パスネット 200円

 2001年7月27日に開業したディズニーリゾートラインは東京ディズニーリゾートの外周を回るモノレール。でも、ディズニーリゾートの遊戯施設(アトラクション)ではなく、舞浜リゾートラインが運営する国土交通省認可の鉄道だ。
 単線の環状線(1周5.0km)で反時計回りにしか運行していない。運賃は均一で200円。首都圏鉄道共通カード「パスネット」も使える

リゾートゲートウェイ・ステーション
 JR舞浜駅に隣接したリゾートゲートウェイ・ステーション。「イクスピアリ」というショッピング施設と一体になっている。手前にあるのはゲートを兼ねたディスニーリゾートラインの高架線。
 ディズニーリゾートのアトラクションのような雰囲気で鉄道の駅らしくない

リゾートゲートウェイ・ステーション切符売り場
 リゾートゲートウェイ・ステーションに入ると切符売り場がある。自動券売機が並び、奥には自動改札がある。ここら辺は鉄道駅らしい感じ

リゾートライナー第3編成
 リゾートゲートウェイ・ステーションに到着したモノレール「リゾートライナー」。パープルカラーは第3編成。
 ホームには安全のためホームドア(柵)がある。リゾートゲートウェイ・ステーションは乗車ホームと降車ホームが分かれている。

リゾートライナー先頭部
 編成の先頭部は展望席になっている。運転席はない。新交通システムに多い無人の自動運転システムだ。最前列席の前にあるカバーを開けると運転装置があり、非常時や訓練運転の時には手動運転を行う。

リゾートライナー第1編成
 ベイサイド・ステーションを発車して走り去っていくブルーの第1編成。ミッキーマウスの頭を形取った側窓が特徴。

乗車日時2001年8月25日(土)
車両舞浜リゾートライン 第3編成(31~36)電車
乗車区間舞浜リゾートライン:ベイサイド・ステーション~(ディズニーリゾートライン)~東京ディズニーランド・ステーション
乗車券類パスネット 200円

リゾートライナー車内
 車内は先頭部の展望席を除いてロングシートだ。ただし、普通のロングシートではなく、車両中央部で内側にカーブした変形ロングシートだ。

吊り手
 吊り手はミッキーマウスの形をしていておもしろい。

乗車日時2001年8月25日(土)
車両舞浜リゾートライン 第4編成(41~46)電車
乗車区間舞浜リゾートライン:東京ディズニーランド・ステーション~(ディズニーリゾートライン)~リゾートゲートウェイ・ステーション
乗車券類運賃 200円

東京ディズニーランド・ステーション
 東京ディズニーランド正面入り口前にある東京ディズニーランド・ステーション。メルヘンチックな高架駅だ。切符売り場、改札、ホームの全てが2階にある。
 パスネットカードの残高が200円未満になってしまったので、切符を買うことにした。2枚重ねて投入できる自動改札機なら便利だが、他路線と直接接続していない独立した路線なのでそこまで対応していないのだろう。切符は200円区間の表記があるだけで、発駅が書かれていない。営団地下鉄などの料金回数券みたいな感じだ。だから、自動改札機を通すと乗車駅が印字されるのかと思った。(営団の回数券は印刷される。)ところが、パンチされただけで乗車駅の印字は無し。均一料金だからそれでも問題ないのだろうけど。切符のあたかも発駅が印字されるようなスペースが気になる。(汎用の機械を使用しているためか?)

東京ディズニーランド・ステーションのホーム
 東京ディズニーランド・ステーションのホーム。ディズニーランドのアトラクションのような雰囲気。ホームドアが逆に違和感あり。

リゾートライナー第4編成
 東京ディズニーランド・ステーションに到着するグリーンの第4編成。奥に見える高架橋はJR京葉線だ。

乗務員室
 編成の最後尾には乗務員室がある。ワンハンドルマスコンの本格的な運転台もあるが、回送や非常時用で営業運転では使用していない。そして、乗務員室にはドアの開閉や乗客案内を行う車掌が乗務している。運転士がいない無人運転なのに車掌がいる。運転士だけのワンマン列車は珍しくないが、車掌だけのワンマン列車は珍しい
 ちなみに駅員や車掌は舞浜リゾートラインの鉄道員だが、ディズニーランドのキャスト(係員)のように「こんにちは~!」という元気な挨拶をしてくれる。

車掌スイッチ
 乗務員室にある車掌スイッチ。普通の電車に付いているのと同じドアの開閉を行うものだ。しかし一つ違うのが下にある青いボタン。車掌はドアが閉まった後、このボタンを押す。すると列車が動き出す。どうやら、これがATO(自動列車運転装置)の発車ボタンになっているようだ。
 普通のワンマン自動運転では運転士がモニターでホームの状態を監視し、ドアを閉める。そして、発車ボタンを押して列車をスタートさせる。リゾートライナーではそれを車掌が行っている。もしかして車掌じゃなくて運転士なのか!?でも、後ろに乗っていて前方の監視を行っていないからやっぱり車掌か。(自動運転でも運転士は前方を監視し、異常がある場合は非常停止を行う。)

 ディズニーリゾートラインは正式な鉄道だが、駅施設・車両・駅員や車掌の接客態度を見ると東京ディズニーリゾートのアトラクションといえなくもない。ほとんどの利用客もそう思っているかもしれない。唯一、一般の利用客に普通の鉄道であることを認識させるのはパスネットだけかも。

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