富士急行 特急「フジサン特急1号」
車両
富士急行2000形電車
路線
富士急行線 大月〜河口湖
時刻
10:46発、11:27着
乗車日
2007年8月13日(月)

 元JR東日本のジョイフルトレイン「パノラマエクスプレスアルプス」(165系電車)を流用した、富士急行の「フジサン特急」(2000形電車)に乗車した。この車両はJR時代に乗ったことがないので、今回が初めてだ。乗車には乗車券の他に300円の特急券が必要である。

富士急行2000形電車(展望車)  大月駅に停車中の2000形電車。3両編成の先頭車は展望車になっている。なお、展望車に乗車するためには100円の着席整理券(定員制)が必要だ。


富士急行2000形電車(貫通車)  展望車と反対側の先頭車はオリジナル165系の形が残っている貫通車になっている。
 元々「パノラマエクスプレスアルプス」は展望車+中間車+貫通先頭車の3両ユニットを背中合わせに連結した6両編成だった。富士急行ではそれを3両編成2本で運転しているため展望車は片側にしかない。ちなみに、車両の向きは変わっていないので2本それぞれ展望車の連結される向きが異なっている。今回乗車した列車では進行方向が展望車だったが、もう一つの編成で運転される時は最後尾が展望車になる。


 JRからの乗り換えは多少余裕を持ったつもりだったのだが、乗り換え改札口は大混雑で乗車券と特急券を購入するのに時間がかかった。やっと富士急行のホームに入場して先頭車の写真を撮っていたらすぐに発車時刻になったので、あわてて中間車に乗り込んだ。
 車内は超満員で通路やデッキにも人が立っている状態。ただ、この車両は元々グリーン車でシートピッチが非常に広いため座席数が少ない。その為、立っている人が多くなってしまうのだ。自分は通路に立っていたが、シートピッチが広いのを利用して(?)座席の間に立っている人もいた。座っている人から見ればロングシートならともかくクロスシートなのに目の前に人が立っているのは落ち着かないだろう。

 発車するとゆっくり進んでいく。特急といっても停車駅が少ないだけでスピードはあまり速くない。線形が良くないのと意外と急勾配だからだろう。
 車内には停車駅などの案内表示をするモニターがあるのだが、最近主流の液晶モニターではなくCRT(ブラウン管)モニターだ。映りはあまり良くない。というか普段は問題ないのだが時々画面の角が緑色とか赤色に変色するので表示が妙な具合なのだ。CRTは強い磁気の影響を受けると画面表示が変色したりするが、そんな感じ。混雑した車内で何気なくモニターを見つめつつ、何で変色するのかなぁと考えていて気づいた。電車が加速したり減速したりする時に変色するのだ!CRTはちょうど台車の上あたり。どうやらモーターの磁気の影響を受けているようだ。

 富士吉田駅までは展望車が先頭で進んできたが、富士吉田はスイッチバック駅なので向きが変わる。ここから河口湖駅までは貫通車が先頭で進んでいく。
 ところで、特急券の車内改札がなかった。混雑がひどかったので省略したのだろうか?

富士急行2000形電車(展望車)  河口湖駅に到着した「フジサン特急」。2000形電車には色々なフジサンのキャラクターが描かれている。


JR東日本 E200系ディーゼルハイブリッド車
出口
秩父鉄道 急行「秩父路1号」

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