上毛電気鉄道 デハ101臨時運転
車両
上毛電気鉄道 デハ100型電車
路線
上毛電気鉄道 西桐生〜大胡
乗車日時
2011年9月18日(日) 8:55発、9:31着
乗車券類
ぐんまツーデーパスSP

 上毛電気鉄道のデハ101は昭和3年製(今年で83年)のものすごく古い電車だ。上毛電気鉄道開業当初から使用されているが、現在はイベント用で時々走るだけになっている。前日に乗車したJR東日本の旧型客車も古いが、それよりもさらに古い旧型電車だ。
 前日に乗車した上信電鉄のデキ臨時列車と同様に全席自由の臨時普通列車として運転された。

西桐生駅  始発駅の西桐生駅。


デハ101(西桐生側正面)  西桐生駅に停車中のデハ101。前後でスタイルが異なり、西桐生側の正面は非貫通タイプ


ヘッドマーク  群馬デスティネーションキャンペーンの鉄道5社共通ヘッドマークが取り付けられている。


サボ  車体側面中央に取り付けられた「西桐生−中央前橋」のサボ。一応、大胡駅行きなのだがサボは固定のようだ。


 ホームで待っている間に聞こえてきたコンプレッサー駆動音がいい感じ。最近の電車で使用されているスクリュー型と比べると大きな音がするが、やかましいという感じでは無くて好きだ。

サウンドライブラリ
上毛電気鉄道 デハ100型電車のコンプレッサー駆動音(西桐生駅)

メーカープレート  車内に取り付けられたメーカープレート。「神戸 川崎車輌會社 昭和参年」と表記されている。川崎車輌は現在の川崎重工だ。「会社」ではなく「會社」、「3年」ではなく漢字で「参年」と表記されているのが古さを感じさせる。


デハ101の車内  木製の内装でレトロなのだが・・・JR東日本のスハフ32 2357と違って昔のままでは無い。リニューアル改造を受けて妙にきれい。レトロと言うよりレトロ調という感じになっている。


デハ101の吊り手  吊り手も木製だが、きれいに仕上がっていて新たに作った感じ


デハ101の床  しかし、床の木は昔の感じがする。


車内吊り広告  車内吊り広告は昔のものが掲示されていて、これもレトロを演出している。


デハ101の運転室  運転室はシンプル。計器は圧力計があるだけ。スピードメーターは無い。運転士はスピードメーターを見なくても速度が分かるように訓練しているから問題ない。


 上毛電気鉄道ではワンマン運転を行っているが、デハ101にはワンマン運転設備が無いので車掌が乗務する。
 つり掛けモーター音を響かせて西桐生駅を発車した。懐かしい音だ。つり掛けモーターの電車は本当に珍しくなった。15年ぐらい前、東武野田線のつり掛けモーター電車(3000系、5000系)で毎日通勤していたのが、凄く昔のような気がする。
 乗り心地は良いとは言えないが、昭和3年製とは思えないしっかりした走りだった。

ムービーライブラリ
上毛電気鉄道 デハ101臨時運転 前面展望(西桐生〜富士山下) (YouTube)

 とりあえずの終点、大胡駅に到着。ここで隣接する車両基地での展示のため、入れ換え作業が行われた。一旦、西桐生側に引き上げた後、車両基地へ。短い時間だが車両基地の一般公開が行われた。

ムービーライブラリ
上毛電気鉄道 デハ101臨時運転 入れ換え作業(入庫)(大胡駅) (YouTube)

車両
上毛電気鉄道 デハ100型電車
路線
上毛電気鉄道 大胡〜中央前橋
乗車日時
2011年9月18日(日) 11:04発、11:22着
乗車券類
ぐんまツーデーパスSP

大胡駅  大胡駅から再びデハ101に乗車。改札口を入ると、ちょうど車両基地からホームまで入れ換え作業が行われているところだった。


ムービーライブラリ
上毛電気鉄道 デハ101臨時運転 入れ換え作業(出庫)(大胡駅) (YouTube)

デハ101(中央前橋側正面)  中央前橋側の正面は貫通タイプになっている。


路線図
 デハ101車内にある路線図。現在とは駅名が異なったり記載されていない駅があったりする、昔のものなので実用性は無い。

 西桐生から中央前橋まで、適度な混雑だった。前日の上信電鉄デキ臨時列車もそうだが意外と乗る人は多くない。撮影する方に人気があるのだろうか?

ムービーライブラリ
上毛電気鉄道 デハ101臨時運転 車内 (YouTube)
上毛電気鉄道 デハ101臨時運転 車窓風景(三俣〜中央前橋) (YouTube)

中央前橋駅  終点の中央前橋駅。到着後、中央前橋駅の横を流れる川の対岸から折り返しのデハ101を見送った。


ムービーライブラリ
上毛電気鉄道 デハ101臨時運転 発車(中央前橋駅) (YouTube)

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