名古屋鉄道(路面区間)
車両
名古屋鉄道780形電車
路線
名古屋鉄道岐阜市内線 岐阜駅前〜徹明町
時刻
9:52発、約9:56着
乗車日
2001年8月15日(水)

 JR岐阜駅から名鉄新岐阜駅までは歩いていける距離だが、せっかくなので乗ったことのない名古屋鉄道の路面電車区間を利用して遠回りして行くことにした。

名鉄780形電車  岐阜駅前の停留所に停車中の名鉄780形電車。1両編成の路面電車だ。乗車したのは全面広告車だった。この車両以外広告車は見かけなかったのであまり無いのだろう。


 ワンマン電車で下車時に料金箱に運賃を入れる方式だが、乗車券販売員(車掌?)が乗車していて車内で切符を販売していた。
 岐阜駅前の次は直ぐに新岐阜駅前だが、ここでは降りなくて美濃町線と乗り換えの徹明町まで行く。

車両
名古屋鉄道590形電車
路線
名古屋鉄道美濃町線 徹明町〜競輪場前
時刻
10:22発、約10:29着
乗車日
2001年8月15日(水)

名鉄590形電車  徹明町に着くと美濃町線の乗り場を探した。すると、商店街の道の真ん中に1両の赤い電車が止まっていた。岐阜市内線で乗った780形と比べるとレトロな車両だった。岐阜市内線は満員だったが、美濃町線はガラガラでのんびり走るという感じ。


 美濃町線は新岐阜方面への乗り換えのため競輪場前まで乗った。複線だったが、途中から単線に変わった。単線の路面電車に乗るのは初めてだ。

車両
名古屋鉄道880形電車
路線
名古屋鉄道田神線 競輪場前〜田神
名古屋鉄道各務原線 田神〜新岐阜
時刻
10:46発、10:55着
乗車日
2001年8月15日(水)

競輪場前案内板  競輪場前で美濃町線から田神線へ乗り換える。田神線は案内上は美濃町線の新岐阜行きという扱いのようだ。事実、美濃町線から電車が直通運転してくる。
 それにしても名古屋鉄道の路面電車区間は今まで乗った路面電車とはだいぶイメージが違う。最初は、この写真の案内板がどこにあるかわからなかった。だって、大きな看板やバス停のようなポールが立っているわけでもなく道ばたのフェンスにさりげなく取り付けてあるだけなのだから。


競輪場前停留所  そして、これが競輪場前停留所だ。ガードレールで囲まれたり、段差があるわけでもなく、ただ道の真ん中に枠で囲まれた空間があるだけだ。線路脇にある白で囲まれた緑の領域が停留所の乗り場だ。


名鉄880形電車  競輪場前停留所に入ってくる名鉄880形電車。停留所(早い話が車道の真ん中!)で電車を待っているとちょっと怖い。交通量はあまり多くはないが、自動車がスピードを出して走ってくる。


 電車が到着する間際になると、どこからか名鉄の制服を着た人がやってきた。そして、電車が到着すると自分と一緒に乗り込んだ。その人は切符販売員だったので、新岐阜までの切符を買った。路面区間では基本的にワンマン運転で運賃箱方式だが、混雑する区間では切符販売員が乗車するようだ。
 880形電車は軌道線(路面電車区間)と鉄道線を直通運転できる車両で、2両編成になっている。市ノ坪駅到着前に路面軌道から専用軌道へ入る。市ノ坪駅は路面ではないが路面電車しか来ない駅なのでホームは低い。(一般的な路面電車の停留所という感じ。)
 田神駅到着前に鉄道線へ合流する。ここで、架線電圧が600Vから1500Vに切り替わるため、デッドセクションを通過する。デッドセクションではエアコン停止したり車内のLED案内表示器が消えたが、照明は消えなかった。田神駅は鉄道線の電車が停車する高いホームと軌道線の電車が停車する低いホームがあった。(途中でホームの高さが変わる。
 各務原線の電車とすれ違うと車高がぜんぜん違うので凄く違和感がある。終点の新岐阜は各務原線の電車が停車する高いホームと美濃町線・田神線の電車が停車する低いホームが別になっていた。(改札も別。)

 路面電車が鉄道線に乗り入れるパターンは広島電鉄でもあったが、あちらは鉄道線専用の電車が走っていない(路面からの乗り入れのみ)ので、サイズの違う電車が一緒に走ったりしないし、電源の切り替えも無かった。
 新岐阜駅の周りを路面電車でぐるっと回った感じだが、短い距離でもバラエティに富んでいておもしろかった。

名古屋鉄道 特急「パノラマスーパー114号」
出口
東海交通事業

アルフの部屋Copyright (C) 1996-2009 Yoshinori Adachi