名古屋鉄道 特急「パノラマスーパー114号」
車両
名古屋鉄道1000系電車
路線
名古屋鉄道名古屋本線 新岐阜〜豊橋
時刻
11:11発、12:26着
乗車日
2001年8月15日(水)

 名古屋鉄道の特急電車には自由席車と座席指定車がある。(一部全車両座席指定)特急といってもJRの快速みたいなものなので自由席車では特別料金は不要。座席指定券「ミューチケット」は350円なので気軽に利用できる。ということで指定席車に乗ることにした。

名鉄1800系電車  編成の新岐阜側は増結車両(自由席車)の1800系電車だった。基本編成自由席車の1200系電車と同様な3ドアの転換クロスシート車だ。ただし、1200系には「パノラマsuper」のヘッドマークが付いているが、1800系にはない。
 展望車ではない自由席車の先頭でも折り返し時間にガラスの洗浄を行っていた。「名鉄の顔」ということで特急電車は終点に着くと正面ガラスを洗浄するようだ。


名鉄1000系電車  豊橋側2両が1000系電車(指定席車)になっている。2ドア(デッキ付き)のリクライニングシート車でJRの特急電車とほぼ同じグレード。その車両に350円のミューチケットを買えば乗ることが出来る。先頭部はハイデッカーの展望席になっていて、下が運転室になっている。こちらももちろん、ガラスの洗浄を行っていた。


スピード表示  車内の通路ドア上にはLED表示器が付いていて、走行中はスピード表示になっている。数字が変わるだけでなく、電車の絵も動く。簡単に言うと電車が棒グラフになっていて、スピードが上がると右から出てくる(伸びてくる。)
 最高速度は120km/hだが、線形が悪い(カーブが多い)ため、連続で120km/h走行することはあまりなかった。停車駅も意外と多く、やはりJRの「快速」相当だ。(JR高崎線の新特急よりはよっぽど特急らしいけど。)


 豊橋が近づいてくるとスピードも落ちる。さらに、JR東海の駅を通過したり、119系電車とすれ違ったりした。これは名鉄名古屋本線とJR飯田線が同じ線路を走っているからだ。正式にはそれぞれの単線並列なのだが、使い勝手をよくするために共用の複線として運転している。(乗り入れ運転とは違う。)

豊橋駅  終点の豊橋駅はJR東海の駅だ。一応、名鉄専用のホームがあるが、JR飯田線とJR東海道本線に挟まれた1つだけで、あわただしく折り返し運転を行っている。
 写真は2本の119系電車(右)と313系電車(左奥)に挟まれて停車中の名古屋鉄道1000系電車。


 運賃や所要時間はほぼ並行に走っているJR東海の新快速電車とだいたい同じだが、座席指定で確実に座れるというのは大きなメリットだ。リクライニングシートで設備もいいし。自由席車ならJRより460円安い。

JR東海 新快速
出口
名古屋鉄道(路面区間)

アルフの部屋Copyright (C) 1996-2009 Yoshinori Adachi