JR東日本 普通「妙高6号」
車両
JR東日本 183系・189系電車
路線
JR東日本 信越本線 直江津〜長野
時刻
14:50発、16:31着(3326M)
乗車日
2012年8月18日(土)
乗車券類
乗車券・指定券

 直江津からは2015年春の北陸新幹線金沢開業で第3セクター鉄道へ移管される信越本線に乗車した。新潟県内の直江津〜妙高高原は「えちごトキめき鉄道」、長野県内の妙高高原〜長野は「しなの鉄道」に移管される予定だ。
 たぶん、第3セクター鉄道に転換後は残らないと思われる、普通「妙高」に乗車することにした。9年前には自由席に乗車しているので、今回は指定席に乗車してみた。(2003年の乗車レポートはこちら。)
 普通「妙高」は長野新幹線開業に合わせて設定された快速「信州リレー妙高」の流れをくむ列車だ。それは長野から先の直江津まで運転されていた特急「あさま」の代替列車であった。そのため、普通「妙高」は各駅停車の列車でありながら愛称名が付き、指定席連結の特急形車両で運転されている。北陸新幹線が延伸すれば役目を終えて廃止されると思う。

183系電車 普通「妙高6号」  先頭車が183系、中間車が189系電車で運転される普通「妙高6号」。一番後ろの6号車は指定席車になっている。


普通「妙高6号」指定席車車内  指定席の車内。183系電車オリジナルの簡易リクライニングシートが並んでいる・・・中間車は特急時代にリニューアル改造されてリクライニングシート化されているのだが、先頭車は未改造。そのため、自由席は快適なリクライニングシートなのに、指定席はオンボロな簡易リクライニングシート。料金は高いのにグレードは下。もっとも、指定席券は「確実に座れる権利」であって、「グレードの高い設備を利用する権利」では無いので文句は言えないが・・・本当は先頭車もリニューアル改造すればいいのだろうが、今更やらないだろう。


簡易リクライニングシート  あまり座り心地の良くない簡易リクライニングシート。背もたれは少ししかリクライニングしないし、ロックされないので背中を浮かせると戻ってしまう。座席の間に肘掛けは無い。


簡易リクライニングシート  座席後ろにテーブルは無い。窓際に小さな台が付いているだけ。


 長野駅を出発した段階で指定席を利用する人は自分を入れて2人だけ。自由席の方はそこそこ乗っているようだ。たまたま自分が乗った日時が少ないだけかもしれないが、指定席車を連結する意味があるのだろうか?特急「あさま」の名残としてあるだけ?

田園風景  車窓は田んぼの緑と晴れた青い空が綺麗だった。


 9年前に乗車したときは予備知識が無かったため、じっくり見られなかった二本木駅のスイッチバック。今回は一つ前の新井駅からしっかり観察。二本木駅が近づくとスイッチバックの引き込み線に入って停車。案内放送でスイッチバック(進行方向が変わること)が案内されないので、いきなりバックをはじめる。知らない人はびっくりするかも。バックをはじめたところで二本木駅の到着案内放送が流れる。走ってきた本線から左へ分岐して二本木駅へ。本線から離れたところ(見えないところ)にホームがある。
 再び進行方向が変わり二本木駅を発車する。本線と合流し、先ほどスイッチバックで停車した引き込み線の横を通過して長野方面へ向かう。

ムービーライブラリ
車窓風景(新井〜二本木) (YouTube)

列車前方  カーブにさしかかると一番後ろの6号車から先頭車両が見える。短い編成では見られない光景だが、第3セクター鉄道に移管された後に、この光景は見られるだろうか?


建設中の北陸新幹線  遠くに建設中の北陸新幹線が見えた。


 新潟県内は晴れていたが、長野県内に入ったあたりから大雨だった。しかし、特に問題なく終点の長野駅に到着した。なお、指定席車は途中で2〜3人増えただけで閑散としたままだった。

JR東日本 快速「SLみなかみ」
出口
特急「はくたか12号」

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