急行「能登」

乗車日時2004年8月11日(水)~12日(木) 23:33発、6:35着(7時間2分)
列車急行「能登」 611M~(長岡)~601M
車両JR西日本 489系電車
乗車区間JR東日本:上野~(東北本線)~大宮~(高崎線)~高崎~(上越線)~宮内~(信越本線)~長岡~(信越本線)~直江津
JR西日本:直江津~(北陸本線)~金沢
乗車券類運賃 7,980円、指定席急行券 1,770円

 急行「能登」には何回か乗ったことがあったが、乗車した区間は上野~高崎。終電の代わりとして乗っただけで、本来の夜行列車としての乗車は無かった
 以前の急行「能登」は上野発が23:54で上越新幹線や高崎線普通列車の最終電車よりも後に発車するため、高崎までは実質の最終電車として使われることが多かった。自分も最終の新幹線に乗れなかった場合の非常用として利用していた。
 上野の発車時刻を早めることによって最終普通電車より先に発車。通勤客と夜行客を分離する目的でダイヤ変更されてから乗車するのは初めてだ。

急行「能登」
 急行「能登」は以前と同じ上野駅16番線(特急ホーム)からの発車だ。車両も489系ボンネット車で変わっていない。

 車両編成は上野側から1号車で9号車まである。1号車~3号車が普通車指定席、4号車がグリーン車指定席、5号車~9号車が普通車自由席だ。夜行列車では珍しい自由席主体の編成になっている。指定席は1号車と2号車が禁煙。さらに1号車はレディースカー(女性専用車)になっている。自分(男)は禁煙普通車指定席を希望したので乗れる車両が実質1両しかない!
 旅行を決めたのが急だったので座席指定をしたのは乗車の数日前だ。JR東日本のインターネット予約サイト「えきねっと」で予約したが満席と出た。1両しかないので競争率高そうだな。とりあえず、キャンセル待ちサービス(VIEWカードユーザー限定)を利用することに。乗車日の2日前に運良く座席が取れた。

 特急改札口を通って16番線に入ると乗車待ちの多くの人が並んでいる。自分は指定席なのであわてて並ぶ必要はない。周りを見渡してみると・・・通勤客らしき人はあまり見あたらない。純粋に夜行列車の雰囲気だ。
 気になったのは1号車の乗車口に並んでいる人の中に男性が何人かいたこと。レディースカーだと知らないのだろうか?でも、指定席を買うときに分かるはずだよな。果たして彼らは乗れたのか!?(自分は2号車に乗ってしまったので、どうなったのかは不明。)

 高崎までは乗ったことのある区間だが、以前とは変わっていた。以前は上野を発車すると赤羽、大宮、上尾、桶川、鴻巣と熊谷まで快速並みに停車して通勤客に対応していた。しかし、現在は上野、大宮、熊谷と停車駅が減っている。しかし、以前のダイヤを踏襲しているのか(先行している普通列車が邪魔?)、ダラダラとした走り。所要時間は変わってなかったりする。熊谷を出ると急にスピードアップするのも以前と同じ。


車内放送:上野駅発車後

 高崎から先は初めて乗車する区間。案内放送の後、減光された。昼間電車に乗っていると眠ってしまうのに、何故か夜行列車では寝付けない。また、寝台列車と違い、座席なので疲れる。体の体勢を色々変えないとお尻や足が痛くなる。何となく寝たり起きたりを繰り返した。高崎の次は直江津に停車するが、途中運転停車が多い。早く到着しすぎても困るので時間調整のための停車が多いのだ。
 ふと気が付くと長岡駅。ここで進行方向が変わる。宮内~長岡は往復することになる。どうして宮内ではなく長岡で折り返すのだろうか?長岡が停車駅ならともかく、折り返しのために運転停車するだけだ。時刻表では通過になっている。

 次に気づいたときは外が明るくなってきていた。目覚めの音楽?と共に照明が点灯し、車内放送が始まる。深夜帯に車内放送が中断されるのは夜行列車では定番だが、朝になって放送が再開するときに音楽が流れる列車は他にはないかも?
 満席だった車内も駅に到着するたびに乗客が減って、終点の金沢に着く頃には半分ぐらいになっていた。

 全体的な感想としては、車両を新型車にして欲しいと思った。489系はかなり年季が入っていて最近の特急車と比べるとかなり乗り心地が劣る。(急行だから仕方がない?)座席は二人がけの間に肘掛けがないし。リニューアルされてリクライニング角度は深くなっているようだが、夜行列車に使うならもう少しリクライニング角度が深い方がいい。あと、フットレストも欲しい。いずれは681系あたりに置き換わるのかもしれないが、いつになるか?
 お金に余裕があるなら、同じ区間を走る寝台特急「北陸」の方が絶対いいね。でも、急行「能登」より所要時間が18分長い。特急の方が時間がかかるのだ。電車と客車の差なんだろう。

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