嵯峨野観光鉄道「嵯峨野2号」
路線
嵯峨野観光鉄道 トロッコ亀岡〜トロッコ嵯峨
時刻
9:56発、10:22着(112)
乗車日
2002年5月2日(木)

トロッコ亀岡駅  トロッコ列車に乗ったことがなかったので嵯峨野観光鉄道に乗車することにした。この鉄道はトロッコ列車だけが走る観光専用で公共交通機関とはちょっと趣が異なる。始発駅のトロッコ亀岡駅はJR馬堀駅から徒歩10分程度の所にある。最寄り駅がJR亀岡駅じゃないところに注意。
 乗車券と指定券は前日、京都駅のみどりの窓口で購入しておいた。本当は「嵯峨野4号」を希望したのだが、満席だったので1時間早い便にした。


トロッコ亀岡駅ホーム  列車の到着が近づいてくるとホームへ入場できるようになるが、改札口で切符の確認は無し。全席指定なので車内でチェックするのか?
 嵯峨野観光鉄道の線路はホームに面した単線非電化部分。右側に見える複線電化の線路はJR山陰本線だ。なお、嵯峨野観光鉄道は旧山陰本線の線路を利用している。11年前にJR山陰本線の新線が出来たときに廃線になった旧線を観光向けに転用したものだ。ちなみにテレビゲーム「電車でGO!」のJR山陰本線は旧線、つまり現在の嵯峨野観光鉄道を走行している。(ゲームが発売されたときにはすでに嵯峨野観光鉄道になっていたが、あえて景色の良い旧線を採用したようだ。)


トロッコ列車  トロッコ亀岡駅に到着したトロッコ列車「嵯峨野1号」(下り)。折り返し「嵯峨野2号」(上り)になる。下り列車は客車の先頭部に設置された運転室から最後部のディーゼル機関車を制御し、機関車が客車を押してくる。上り列車は先頭のディーゼル機関車で運転し、客車を牽引する。


最後部からの景色  指定された席へ座ったが、列車が発車すると切符のチェックをしない。しかも、空席が多いので席を立つのも移動するのも自由にどうぞという案内放送が。
 とりあえず、一番後ろの車両から走る過ぎる風景を撮影。左右は川や山の緑が美しい。窓が開放されているのでさわやかな風が入ってきていい感じ。


山陰本線  途中3箇所で山陰本線(新線)と交わる。新線は山を貫いたトンネルで直線的になっているが、嵯峨野観光鉄道(旧線)は川に沿うようにカーブしている。


トロッコ保津峡駅  最初の停車駅のトロッコ保津峡に到着。乗降客はいない。駅の横には釣り橋が架かっている。乗務員の案内放送によると、この釣り橋はサスペンスドラマのロケによく使われているらしい。(人が落ちたりするシーン?)


トロッコ車内  トロッコ車内の様子。木製のボックス席が並んでいる。サスペンションがあまり効いていない台車なので乗り心地はゴツゴツした感じ。ゆっくりゴトゴトとトロッコ列車らしく?走る。(エアサスでフワフワの乗り心地だったらトロッコ列車のイメージと違って変だろう。)
 トンネル走行中は白熱灯の照明でなんとなくいい雰囲気。


山陰本線走行中  2つ目の停車駅、トロッコ嵐山を発車すると終点のトロッコ嵯峨まではJR山陰本線に乗り入れる。しかも、上り列車の場合は山陰本線の下り線を逆走する。この区間はJR山陰本線の下り線と嵯峨野観光鉄道の単線が共用になっている。
 左の線路は山陰本線の上り線だ。トロッコ列車は下り線を上り方向に走っている。


DE10型ディーゼル機関車  トロッコ列車を牽引してきたDE10型ディーゼル機関車。


トロッコ嵯峨駅  切符は下車するときに改札口に渡すように案内があった。改札口で乗車券と指定券を渡すと指定券だけは返却された。記念に貰っていってということだろうか?
 終点のトロッコ嵯峨駅。あまり駅らしくない建物。門もあるし。JR嵯峨嵐山駅に隣接しているが、独立した駅になっている。


京阪電気鉄道 京津線
出口
JR西日本 桜島線

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