特急「スーパービュー踊り子」
車両
JR東日本251系電車
路線
山手線 池袋〜大崎
東海道本線 大崎〜熱海
伊東線 熱海〜伊東
伊豆急行 伊東〜伊豆急下田
時刻
9:27発、12:14着(3053M)
乗車日
2001年12月15日(土)

JR東日本251系電車  251系電車は特急「スーパービュー踊り子」として走っているが、全席指定なので今まで乗る機会がなかった。ちょうど、家族旅行で伊豆下田に行くことになったので乗ることに決定した。
 「スーパービュー踊り子53号」の始発駅は池袋。高崎線や宇都宮線のホームから出発する。つまり、2001/12から運転開始した湘南新宿ラインのホームだ。発車の10分ぐらい前に新宿方面から回送で入線してきた。池袋で折り返し運転だ。
 「スーパービュー踊り子」は他の列車と違って、乗車時に切符の検札を行う。各乗車口には「ビューレディ」と呼ばれる客室乗務員(車掌ではない)が配置され、検札と案内を行う。


10号車グループユニット  「スーパービュー踊り子」にはグリーンユニット(グリーン車)、カスタムユニット(普通車)、グループユニット(普通車)の3種類の座席がある普通車は2種類あって、カスタムユニットは2人がけの回転クロスシートだが、グループユニットは4人ボックス席だ。
 指定されたのは10号車のグループユニット。特に指定した訳じゃないが、指定券を4人分買ったらグループユニットが指定された。4人組は優先的にグループユニットに割り当てられるのだろう。グループユニットは4人ボックス席だが特急用なので、急行電車(165系など)のボックス席や普通電車(115系など)のボックス席よりも当然ゆったりしている。座面も広く座り心地も悪くない。中央にはテーブルがある。また、パーティションに仕切られているので簡易個室の雰囲気がある。
 9号車のグループユニットはカスタムユニットと同様なハイデッカー車だが、10号車は2階建て車で、1階は子供室になっている。

展望室  10号車の一番後ろは展望室になっている。伊豆急下田行きは流れゆく景色を見ることになる。


 10両編成の特急電車だが、車掌は1人しか乗務していない。ドアの開閉など運転取り扱いの業務だけで、客扱い業務がないからだ。乗車時の検札だけでなく、車内放送も「ビューレディ」が行う。さらに、車内販売も行う。「ビューレディ」はJR東日本の所属ではなくて、子会社のNRE(日本レストランエンタプライズ)の所属だ。車内販売を含めて接客関連はすべてNREの担当になっている。

10号車デッキ  10号車のデッキから客席を見たところ。天井が高く広々としているのでデッキというよりホールという感じ。階段を上るとカスタムユニットの客席。下りると子供室だ。


 東海道線内は特急らしい走りだったが、伊東線に入ると単線になるので、列車交換の運転停車もあってノロノロした感じになってくる。さらに、伊豆急行に乗り入れると周辺観光地への便を図るために停車駅も多くなり、終点間近ではほとんど各駅停車という感じだった。
 なお、伊東で運転士と車掌がJR東日本から伊豆急行に交代するが、客室乗務員は交代しない。

伊豆急下田駅  終点の伊豆急下田駅。行き止まりホームで出口は行き止まりの所にあるので、一番後ろの10号車に乗ると10両分歩かなければならない。


 同じ特急で来るのなら、185系「踊り子」より、251系「スーパービュー踊り子」の方が断然いいね。所用時間的にはあまり変わらないが、車両の作りやサービスが大きく違う。

JR東日本 湘南新宿ライン
出口
ディズニーリゾートライン

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