博多南線
種別・番号・名称
特急列車 763A
車両
JR西日本 100系電車
路線
JR西日本 博多南線 博多〜博多南
乗車日時
2009年2月7日(土) 9:14発、9:24着(10分)
乗車券類
乗車券(190円)、自由席特急券(100円)
発車時刻まで時間があったので、博多駅の博多口へ行ってみた。
工事中で駅ビルはない。
博多駅の
みどりの窓口はおもしろいデザイン
だった。丸の中にはガラスが入っているので、駅員の声が客に聞こえるように丸縁の両脇にスピーカーが取り付けられている。
博多南線は在来線
だが、山陽新幹線の車庫線を利用した路線なので
山陽新幹線ホームから発着
する。JR西日本の路線なのでJR九州の在来線から乗り換えるためには一旦改札口を出る必要がある。また、博多南線に関する案内が見あたらない。(山陽新幹線改札口へ行って初めて博多南線という表示が現れる。)知らない人には分かりづらい路線だ。
特急763号(JR特急では唯一、
列車愛称名が無い
。)は博多行きの
山陽新幹線「こだま763号」がそのまま博多南行きに変わって運転
される。車庫線を利用した営業路線としては東京メトロの千代田線北綾瀬支線があるが、あちらは専用車両が営業運転を行っている。博多南線は新幹線の回送列車がそのまま営業列車に変化したものだ。
車両は6両編成の100系電車。
100系電車に乗るのはこれが2度目。
「のぞみ」が主流になる前はほとんど東海道・山陽新幹線に乗ったことがないので、100系電車は東海道新幹線から引退する前に1回乗っただけだった。(
2001年の乗車レポート
を参照。)
行き先表示は愛称名なしで「博多南」となる。運転上は763Aという列車番号で山陽新幹線から博多南線を直通運転しているが、
営業上は完全に分かれている
ため、博多駅で「こだま 博多」から「博多南」に表示が変わる。「こだま 博多南」という表示はない。
ちなみに、フル新幹線規格の在来線を新幹線車両で運転する路線としては博多南線の他に、上越新幹線の越後湯沢駅で分岐する上越線(ガーラ湯沢支線)がある。こちらも制度上は博多南線と同じように在来線の特急列車として運転される。しかし、営業上は上越新幹線と一体になっており、乗客から見れば上越新幹線の支線である。直通する列車もガーラ湯沢行きと案内されている。
規則上は同じ形態の博多南線と上越線(ガーラ湯沢支線)なのに営業上の扱いが違う
のがおもしろい。
全車普通車自由席で運転されるが、車内は
2+2列シートでゆったり
している。博多から博多南に向かう列車はガラガラで
1両まるまる貸し切り状態
だった。
シートピッチは普通車仕様だが、
座席本体はグリーン車から転用
した物のようだ。座席の間の肘掛けが広いし、座り心地が違う。これに
特急料金100円(運賃別)で乗れる
のは良い。
新幹線車両でも博多南線は在来線なので
最高速度は120km/h
。揺れや乗り心地は東北新幹線の東京〜大宮(正式な新幹線だが、制限速度のため最高110km/h)みたいな感じだった。
博多南駅が近づいてくると、
本線(建設中の九州新幹線新八代方面)から分岐して博多総合車両所
に入っていく。
博多南駅到着直前に、博多総合車両所に保管されている
922形電車「ドクターイエロー」
(先頭車のみ)が見える。
922形電車の後ろには
500系900番台電車「WIN350」
(先頭車のみ)が見える。
博多南駅は対向式ホーム1本のみの小さな駅。
10段の階段を下りるだけで改札口
だ。
改札口を出て、階段で下りたところにある博多南駅の入り口。すぐ上の橋は道路をまたぐ歩道橋。その上の高架橋は
建設中の九州新幹線
。
改札口を出てすぐの歩道橋から見た、九州新幹線の高架橋。博多方面を見たところ。博多駅から博多総合車両所の分岐点までは博多南線として営業運転されているが、九州新幹線(博多〜新八代)が開業したら九州新幹線と共用することになるのだろう。
新幹線と在来線が同じ線路を共用する
珍しい事になりそうだ。その場合、最高速度はどうなるのだろう?九州新幹線の列車も博多南線にあわせて120km/hになるのか?それとも博多南線をスピードアップ?走行距離の問題もあるから、たぶん前者になりそうだ。
同じく歩道橋から見た九州新幹線の高架橋。こちらは新八代方面を見たところ。博多駅からここまでは比較的平坦で街の中を走る感じだったが、この先には
トンネルが口を開けていた
。
歩道橋の先には博多南駅の駅ビル?があった。改札口と歩道橋で結ばれていて、入り口には「博多南駅」の看板も出ているが、
駅ビルとは微妙に異なる感じ
。商業施設が入っているわけではなく、中はひっそりとしていた。
種別・番号・名称
特急列車 640A
車両
JR西日本 100系電車
路線
JR西日本 博多南線 博多南〜博多
乗車日時
2009年2月7日(土) 10:07発、10:17着(10分)
乗車券類
乗車券(190円)、自由席特急券(100円)
広大な博多総合車両所の端っこ
にこぢんまりと設置された博多南駅のホーム。
帰りの特急640号も100系電車だ。来るとき乗った特急763号は博多南駅到着後折り返し博多行きになっていたので、特急640号も博多方面から到着すると思っていたら、
逆(博多総合車両所の奥)から回送で来た
。晴れているのに全ての窓がぬれている状態だったので、洗車してそのまま来たのかもしれない。
車内は全車普通車自由席で2+2列の座席配置。行きに乗ったのと同じだが、座席が違う。
元グリーン車座席ではなく、普通車の2列席
を左右に配置しているだけだ。同じ100系の普通車でも車両によって座席のグレードが違うのか。
博多行きはほぼ満席になるぐらいの乗車率だった。新幹線車両を使った特急列車だが通勤・通学の生活路線なので、朝は博多行きが混雑して、夕方は博多南行きが混雑するのだろう。
博多駅に到着した特急640号は、そのまま岡山行きの「こだま640号」に変わった。
博多宿泊
福岡市地下鉄七隈線
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