特急「リレーつばめ40号」
種別・番号・名称
特急列車 40M リレーつばめ40号
車両
JR九州 787系電車
路線
JR九州 鹿児島本線 新八代〜博多
乗車日時
2009年2月6日(金) 10:03発、11:50着(1時間47分)
乗車券類
乗車券・特急券

新八代駅の新幹線ホーム  新八代駅での九州新幹線「つばめ」から在来線特急「リレーつばめ」への乗り換えはスムーズ。同じホームでの対面乗り換えなので、接続時間3分でも慌てずに乗り換えができる。在来線は新幹線ホームと交差する下を走っているが、特急「リレーつばめ」用の連絡線が熊本寄りで分岐して新幹線ホームに乗り入れている。
 ホームの新幹線側は柵とドアが付いているが、鹿児島中央駅の外側ぎりぎりに柵があるタイプではなく、1mぐらい内側に柵があるタイプだった。何故違うのだろう?在来線側には柵がない。なお、九州新幹線の新八代〜博多が完成するとこちらも新幹線用になる予定。
 新幹線と在来線が対面乗り換えできるのは現在のところここだけだ。ちなみに、新潟駅も上越新幹線と羽越本線の特急が対面乗り換えできるようになることが発表されている。


発車案内表示  今度は正真正銘の博多行きだ。


787系電車の車内  特急「リレーつばめ」に使われる787系電車は、新幹線開業前の特急「つばめ」に使われていた車両だ。JR九州が木材多用の内装を採用する前の車両なので、九州新幹線「つばめ」の800系電車とは雰囲気が全く違う。ダークグレー系で航空機を意識した感じの内装。


 新八代を発車すると、建設中の九州新幹線博多方面の線路と分岐する。そのとき、新幹線の線路(標準軌)も一緒に分岐してくる。これは、新幹線と在来線を直通運転するフリーゲージトレインの試験用線路だ。特急「リレーつばめ」用の狭軌とフリーゲージトレイン用の標準軌が平行する。しばらくすると軌間変換軌道が現れ、フリーゲージトレイン用の線路が狭軌に変わる。その後、鹿児島本線の本線に合流していく。(図参照)
新八代駅付近配線図

ムービーライブラリ
JR九州 特急「リレーつばめ」から見た連絡線(新八代〜千丁) (YouTube)
JR九州 特急「くまがわ」から見た連絡線の分岐(2009/02/05) (YouTube)

 特急「リレーつばめ」の車内放送も最初(新八代発車後)と最後(博多到着前)は九州新幹線と同じ4カ国語放送があった。
 787系電車は加速するときに「ブーン」というトランスが唸るような音がするのが気になった。また、カーブするときに小刻みな横揺れ(ヨーイング)が気になる。
 博多までの沿線では所々で建設中の新幹線高架橋が見られた。だいぶ完成している感じだ。

 途中で、トイレに行った。最近の列車はトイレが完全に外部と遮断されている。外部への垂れ流しではなく水洗式なのはもちろん、換気も換気扇によるもので窓が開いていない(窓がない)。しかし、トイレの床に小さな排水口があった。しかも外部に直通で、線路のバラストが見える。他の列車とすれ違うと轟音がしてびっくり。こんなのは787系電車以外では見たことがないな。
 気になることが結構あったが、最後に一つ。車内案内表示器で乗り継ぎ列車の発車時刻とホームまで案内されること。(一般的には乗り換え路線名が出るぐらいだ。)列車ごとの表示データを全部持っているんだな。ここまで細かい表示は見たことがなかった。

787系電車  博多駅に到着した特急「リレーつばめ」の787系電車。外観は九州新幹線の800系電車と反対に角張ったデザイン。


博多駅  博多駅の筑紫口を見たところ。山陽新幹線のホームがある側だ。


九州新幹線「つばめ40号」
出口
福岡市地下鉄空港線・JR筑肥線

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