北上線 普通(その1)
種別・番号・名称
普通列車 732D
車両
JR東日本 100系気動車
路線
JR東日本 北上線 横手〜ほっとゆだ
乗車日時
2011年7月16日(土) 12:00発、12:34着(34分)
乗車券類
JR東日本パス

100系気動車  100系気動車はJR東日本の非電化路線で多く活躍する110系気動車のショートバージョンだ。110系気動車が20m級車体であるのに対して、100系気動車は17m級車体になっている。110系気動車は何回も乗車したことがあるが、100系気動車は初めてだ。
 今回乗車したキハ100形は一番最初に作られたタイプだった。これは110系気動車の初期型と同様だが、パイプのスカートが特徴だ。


100系気動車の転落防止幌  最近の車両では当たり前のように付いている連結部の転落防止幌。しかし、普通は中間車だけに取り付けられている転落防止幌が、キハ100形では先頭車に付いている。(キハ100形は両運転台車。)当然、上の写真のように先頭に立つ場合は転落防止幌が出っ張っている


大船渡線のマーク  北上線の列車だが、車体には大船渡線のマークが貼り付けられていた。東日本大震災によって大船渡線の一部が不通になっている関係で、車両運用が変更になっているのだろうか?


キハ100形の車内  キハ100形の車内。ドア付近がロングシートで車両中心部がボックス席のセミクロスシート配置だ。車内に入ってすぐに気づいたのがボックス席の配置だ。110系気動車では通路を挟んで片側が2人がけ向かい合わせの4人ボックスで、もう片側は1人がけ向かい合わせの2人ボックスになっている。(通路が広い。)しかし、キハ100形は両側とも2人がけ向かい合わせの4人ボックスになっている。


キハ100形初期型の天井  座席に座ってふと天井を見るとまた発見が。カバー付きで連続した照明があり、ラインフロー式の冷房吹き出し口がある。JR東日本で優等車両以外にカバー付き照明があるのは珍しい。今まで乗ったことのある110系気動車では、むき出しの蛍光灯が間隔を開けて並び、バス用のスポット冷房吹き出し口が取り付けられている。今回乗車したしたキハ100形初期型は、同時期に作られた110系気動車初期型(0番台、急行用)と同じ仕様の天井になっているようだ。


 横手駅を発車すると周辺に住宅が広がっているが、どんどん勾配を登って山に入っていく。次の矢美津駅に到着する頃には、周囲は緑だらけになる。車内はそこそこ乗客がいるが、1ボックスを占有できる状態だった。

ムービーライブラリ
JR東日本 100系気動車 車窓風景(横手〜矢美津) (YouTube)

 カーブの多い山道を進んでいくと30分程度で、ほっとゆだ駅に到着した。ここで下車する。降車は一番前のドアからで切符を運転士に見せる、ワンマン列車における無人駅の取り扱いだった。しかし、構内踏切を渡り、改札口へ行くと駅員がいる!でも、駅の改札口では出場改札していないのだ。(入場改札はする。)ちょっと変わった取り扱いになっていた。

ムービーライブラリ
JR東日本 100系気動車 発車(ほっとゆだ駅) (YouTube)

ほっとゆだ駅  ほっとゆだ駅の入り口。


ほっとゆだ  そして、隣には温泉施設の「ほっとゆだ」がある。


ほっとゆだ駅舎  駅舎の全体を見ると、駅と温泉施設が一体化しているのが分かる。温泉施設のほうがメインという感じ。


 駅前のレストランで昼食を取った後、「ほっとゆだ」に入浴した。「ほっとゆだ」は浴室内に信号機があるので有名だ。テレビなどで見たことはあったが、実物は初めて見た。列車の発車時間に合わせて信号の現示が変化する。基本的に発車時間が近づくにつれて青→黄→赤と変化する。
 ロビー、脱衣室、浴室の全てがこぢんまりとした感じ。思っていたより小さな施設だ。土曜の昼間だったからか、利用客も少なかった。利用料は250円と安いが、貴重品ロッカーが有料(100円)だったり、2階の休憩所が別料金(350円)だったりする。モバイルPCやデジカメなどがあるので貴重品ロッカーは利用したが、休憩所は利用しないで駅の待合室で待つことにした。

奥羽本線 普通
出口
北上線 普通(その2)

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