秋田新幹線「こまち155号」
種別・番号・名称
新幹線列車 5155B こまち155号
特急列車 5155M こまち155号
車両
JR東日本 E3系電車
路線
JR東日本 東北新幹線 大宮〜盛岡
JR東日本 田沢湖線 盛岡〜大曲
乗車日時
2011年7月16日(土) 7:22発、10:55着(3時間33分)
乗車券類
JR東日本パス、こまち155号指定席券

 大宮駅で上越新幹線から秋田新幹線へ乗り換え。JR東日本パスで2回まで利用できる普通車指定席の1回目を使用した。そのため、こまち155号の指定席券は料金無料なので金額が記載されていない。大宮駅では新幹線改札口を出ないで乗り換えなので、高崎駅の新幹線改札口で一応「こまち155号」の指定席券も一緒に投入しておいた。しかし、パンチ穴が空くわけでもなく、入場の印字がされるわけでもなかった。さらに、車内改札は基本的に省略されているので車内改札印も押されず、外見上は無傷だった。

ムービーライブラリ
JR東日本 E3系電車「こまち155号」 到着(大宮駅) (YouTube)

 秋田新幹線に乗車するのは2回目。開業してすぐに1回乗っただけだった。(前回乗車のレポートはこちら。)前回乗車したときは自由席の利用でなんとか席が確保できた感じだったが、現在は全席指定なので1ヶ月前に予約して確実に席を確保しておいた。デッキに立っている人がいたので満席の時に発売される立ち席特急券が利用されていたようだ。

 大宮駅を出発すると仙台駅まで止まらない。福島駅を通過するまでは順調な走りだったが、福島駅を過ぎると東日本大震災の影響による徐行区間が出てくる。徐行と言っても、ちょっと遅いぐらい程度だった。
 仙台駅ではなぜか5分停車。ダイヤが乱れていたわけではなく、臨時ダイヤにおける所定どおりだ。
 仙台駅を出発すると一ノ関駅まで徐行区間が続く。100km/h程度の低速になる区間も多くあった。

 盛岡駅で新青森行きの「はやて155号」を切り離し、秋田新幹線区間へ入る。秋田新幹線は愛称で、実際には標準軌に改軌した田沢湖線だ。大曲駅までの全区間で単線になっているため、通過駅や信号場ですれ違いのための運転停車が行われる。また、全体的に線形が悪いのか、70km/h程度の速度で走ることが多い。新幹線と言うよりはローカル特急という感じだ。事実、JR時刻表の路線図で田沢湖線を見ると青い線。つまり、運賃が割高な地方交通線なのだ。新幹線でないばかりか幹線ですらない。逆に言えば、盛岡駅までの東北新幹線と大きく違った雰囲気を楽しむことができる。

田沢湖線の車窓  秋田新幹線(田沢湖線)の車窓。


 大曲駅が近づいてくると、奥羽本線と合流する。奥羽本線の大曲〜秋田は元々複線だったが、秋田新幹線が通るようになってからは標準軌と狭軌の単線並列になっている。(一部、標準軌を複線にするため、狭軌側が三線軌条の区間がある。)

ムービーライブラリ
JR東日本 E3系電車「こまち155号」 車窓風景(北大曲〜大曲) (YouTube)

 上り列車が遅れにより、すれ違いの運転停車で長く待たされた。そのため、大曲駅には11分遅れで到着した。

こまち155号  秋田駅に向けて走り去っていく「こまち155号」。大曲駅の秋田新幹線ホームは行き止まりになっていて、スイッチバック(方向転換)して発車する。


 大曲駅の在来線乗り換え改札口で「こまち155号」の指定席券を記念にもらった。駅員に申し出ると無効印を押してくれたが、JR東日本パスの方は自動改札機を通すように言われた。JR東日本パスには大曲駅の出場が印字された。

上越新幹線「たにがわ470号」
出口
奥羽本線 普通

アルフの部屋Copyright (C) 1996-2014 Yoshinori Adachi