東北乗り鉄2013 22.石巻線 普通(下り)戻る

22.石巻線 普通
乗車日時2013年8月17日(土) 9:27発、10:32着(1時間5分)
種別・名称・番号普通 1631D
車両JR東日本 40系気動車
乗車区間JR東日本:小牛田~(石巻線)~浦宿
乗車券類乗車券

石巻線マンガッタンライナー
 昨日と同様に石巻線マンガッタンライナーに乗車。2両編成の後ろは緑。
 各車の正面には「萬」の文字が書かれている。ちなみに、「マンガ」の本来の漢字は「漫画」だが、石ノ森章太郎は「萬画」という表現を用いているようだ。

石巻線マンガッタンライナー
 緑車両の側面。

石巻線マンガッタンライナー
 前の車両は黄色。

石巻線マンガッタンライナー
 黄色車両の側面。各車の側面は窓上に「Ishinomaki MangattanLiner」、窓下に「Welcome to TOHOKU!!」と書かれている。

40系気動車の車内
 車内は東北地方のワンマン対応キハ48形気動車共通。座席形状は国鉄時代のクロスシートだが、通路を挟んで4人ボックス席と2人ボックス席になっているのが特徴。通路が広くなり、2人ボックス席側はつり革を設置。ワンマン運転時の車内動線確保のためだろうか?

40系気動車の車内
 営団地下鉄(現・東京メトロ)の6000系電車を思い出させるキノコ形貫通路。元々は通常のドアが付いた貫通路だったはず。たぶん、ワンマン運転時に車内の見通しが良くなるよう、広くしたのだろう。

キハ48形気動車の運転台
 キハ48形気動車の運転台。ワンマン対応でマスコンハンドルとブレーキハンドルの間にドア開閉スイッチが付いている。また、計器パネルの上にATS-Ps表示器が設置されている。

石巻線マンガッタンライナーのマナー掲示
 石巻線マンガッタンライナーの車内にあるマナー掲示。

扇風機
 冷房改造車だったが、扇風機が残っている。冷房吹き出し口が集中型(4つ上の写真を参照。天井両側にある箱が冷房吹き出し口。)なので冷風を循環させるために残っているのかもしれない。

 小牛田駅から前谷地駅までは昨日乗った区間を逆に進む。
 ところで、外装はキャラクターラッピングで印象的な石巻線マンガッタンライナーだが、車内放送は普通だった。仙石線のマンガッタンライナーはロボコンの声で車内放送を行っていた。また、観光案内が随所に入っていた。その点、こちらは乗ってしまうと普通のキハ48形気動車に過ぎない。


走行音:小牛田~上涌谷

 前谷地駅から石巻駅の区間は久しぶりに乗車する。本当は去年乗るはずだったが、大雨による運転見合わせで乗車できなかった。1991年(22年前)に初めて本格的な東北旅行をしたとき、石巻~小牛田を乗車して以来だ。あのときもすでにワンマン対応のキハ48形が走っていた。
 石巻駅から先は初乗車区間だ。

渡波駅
 渡波駅で列車交換。昨日乗車した石巻線マンガッタンライナーの車両だった。

 去年石巻線に乗車していたら渡波駅までの乗車だった。東日本大震災による被災で渡波~女川がバス代行運転だったからだ。しかし、今年(2013年)の3月16日に渡波~浦宿が復旧したので、このまま浦宿駅まで列車で行ける。
 渡波~沢田は、まだ内陸寄りなのであまり津波の影響を感じることが出来なかった。だが、沢田~浦宿は万石浦の沿岸を走るため、津波の爪痕が各所に見られた。万石浦は海とつながっているが、陸地に囲まれた形状の内海だ。車窓から見る万石浦は穏やかで津波が想像できない。
 真新しい防波堤の横を進んで終点の浦宿駅へ到着した。本当の終点である女川駅までは、あと一駅。しかし、復旧のめどは立っていない。


浦宿駅の駅名標
 浦宿駅の駅名標。隣駅の女川が消されている。

浦宿駅の車止め
 浦宿駅の車止めの先は、草に覆われた線路が続いている。手前の復旧区間と奥の休止区間では高さがだいぶ違う。津波対策でかさ上げされたようだ。

浦宿駅
 浦宿駅の入口。改札口も駅舎もない無人駅。

21.東北本線 普通(下り) 出口