アプトの道遊歩道
訪問日
2009年5月4日(月)
めがね橋から横川まで
旧信越本線の線路跡がアプトの道遊歩道
として整備されている。めがね橋の横川寄りにあるのが、この5号隧道である。ここをかつてアプト式鉄道が走っていた。
なお、めがね橋の軽井沢寄りには6号隧道があるが、立ち入り禁止となっている。熊ノ平までは整備が進められているようなので近い将来は通れるようになるだろう。
5号隧道を抜けるとすぐに4号隧道が見える。5号隧道は長いトンネルだが、
4号隧道と3号隧道は短く連続
している。その為、4号隧道の先にはさらに3号隧道も続けて見える。
3号隧道を抜けると碓氷湖付近だ。右側に碓氷湖がある。さほど急ではないが、
連続で下り勾配が続くので歩きづらい
。
アプトの道から見下ろした碓氷湖。
2号隧道の入り口付近では
碓氷湖へ続く道と接触
しているので、ここからアプトの道遊歩道に出入りすることも出来る。
1号隧道に入ったところ。5号隧道から
トンネルは全て煉瓦製
。ただし、所々補強されている部分がある。
1号隧道を抜けると、右前方に峠の湯、左前方にトロッコ列車「シェルパくん」のとうげのゆ駅が見えてくる。
アプトの道遊歩道はとうげのゆ駅から
トロッコ列車の線路と平行
する。
とうげのゆ駅から少し進むと、旧信越本線の
新線(粘着式鉄道)と旧線(アプト式鉄道)の分岐点
がある。アプトの道遊歩道は、めがね橋からここまで旧線のルートを通ってきたが、ここからは旧線を新線に転換した区間になる。
アプトの道遊歩道はここでトロッコ列車の線路(旧信越本線の下り線)をくぐって、
旧信越本線の上り線へ入る
。
新線旧線分岐点から振り返って軽井沢方向を見たところ。
左の遊歩道が旧線
(軽井沢方面)、左に分岐する線路がトロッコ列車の線路(とうげのゆ駅方面)、
正面奥に続く線路が新線
(軽井沢方面)である。
アプトの道遊歩道が旧信越本線の上り線に入るところ。軽井沢方向は柵で進入禁止になっている。
旧信越本線の上り線を進む。
廃止から12年たったが、線路や架線が残っている。
ここはもっとも勾配が急な区間だ。
隣の線路を走るトロッコ列車。急勾配なのでゆっくりと慎重に降りていく。
速歩きをすれば追いつけそうなぐらいの速度
だ。
急勾配区間を抜けると旧丸山変電所とトロッコ列車のまるやま駅が見えてくる。トロッコ列車はまるやま駅に少し停車するので
歩いて追いついた
。
アプト式の旧線時代には、
まるやま駅の所に丸山信号所があった
。粘着式の新線では信号所が廃止された。
旧丸山変電所の前から振り返って軽井沢方向を見たところ。
かなり急な勾配
なのがわかる。
ちなみにJR高崎支社オリジナルの
色帯が巻き付けられた架線柱
も残っている。(写真中央)
旧丸山変電所も煉瓦製だ。
横川方面に向かって降る遊歩道とトロッコ列車。
放置されてさび付いた信号機。
碓氷峠鉄道文化むらのEF63形電気機関車が見えてくると、まもなく横川。
アプトの道遊歩道は碓氷峠鉄道文化むら入り口付近で終点
だ。
めがね橋
横川駅
Copyright (C) 1996-2011 Yoshinori Adachi