碓氷峠鉄道文化むら(その他の展示車両)
訪問日
1999年4月24日(土)

 屋外の車両展示場には国鉄時代に活躍した保存車両が展示されている。ここに展示されている車両は国鉄末期に高崎に集められたもの。高崎に鉄道博物館のような物を作る計画があり集められたが、結局実現しないでずっと保管されたままになっていた。碓氷峠鉄道文化むらの開設に合わせて保管車両を展示することになった。

EF15 165  EF15形直流電気機関車165号機。デッキ付きの貨物用旧型機関車だ。1983年頃には、両毛線などで現役だった。


EF30 20とEF58 172  EF30形交直流電気機関車20号機(左)とEF58形直流電気機関車172号機(右)。
 EF30は関門トンネル専用の機関車。海底トンネルの塩水から車体を守るためにステンレス製になっている。
 EF58はEF60やEF65などの新型機関車が登場する前の花形機関車。初期モデルはデッキ付きだったが、後にデッキ無しの姿に変更された。現在も何両か現役で活躍中。


EF59 1  EF59形直流電気機関車1号機。山陽本線の瀬野〜八本松で使用された補助機関車。現在もこの区間を走る貨物列車は補助機関車(EF67形)を付けている。横川〜軽井沢のEF63がなくなった今、JRで峠越えのための補助機関車を付けるのは瀬野〜八本松だけだ。


EF60 501  EF60形直流電気機関車501号機。東海道・山陽の九州方面寝台特急の牽引機として登場した機関車。このEF60の形はEF65などにも引き継がれ、国鉄形標準スタイルになった。


EF80 63  EF80形交直流電気機関車63号機。直流電化区間と交流電化区間を直通できる常磐線用の電気機関車で、客車列車・貨物列車で活躍した。


EF70 1001  EF70形交流電気機関車1001号機。北陸本線用に登場した機関車。1000番台は高速客車列車用に改造されたもの。


DD51 1  DD51形ディーゼル機関車1号機。DD51は現在も非電化区間で多くの車両が活躍中だが、1号機だけは2号機以降と異なり、丸みを帯びたデザインになっている。


キニ58 1  キニ58形ディーゼルカー。58系ディーゼルカーの荷物車だが、車体は40系ディーゼルカーに類似している。
 ここの展示では運転室側がDD51 1号機と連結されているので中間車側が外を向いている。(逆にした方が良いような気もする。)


オハユニ61 107  オハユニ61形客車。普通席と郵便室と荷物室が一体になった旧型客車。ローカル線では少量の郵便と荷物を運ぶために専用の郵便車や荷物車ではなく、この様な車両が使われていた。


碓氷峠鉄道文化むら(碓氷峠関連の展示車両)
出口
碓氷峠鉄道文化むら(EF63走行線)

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