長野行き新幹線「あさま561号」
車両
JR東日本 E2系電車
路線
JR東日本 北陸新幹線 高崎〜軽井沢
乗車日時
1997年10月13日(月) 9:39発、10:01着(561E)
乗車券類
乗車券、新幹線自由席特急券

 初めて、長野行き新幹線(北陸新幹線)に乗車。高崎駅11番線に「あさま」E2系電車が入線してくる。この電車は9:39発車なのに9:34分に来る。高崎駅で5分も止まるのだ。これは、上越新幹線「あさひ303号」が高崎駅を通過するのを待つためだ。
 高崎から分岐する長野行き新幹線の電車が上越新幹線の電車が通過するのを待つにはわけがある。実際に分岐するのは高崎駅構内ではなく、しばらく新潟方面へ進んだ所にある。最初の計画では高崎駅から分岐点までは別々の線路で平行させるはずだった。(高架橋は上越新幹線建設時から複々線が出来るようになっている。)しかし、建設費低減のため分岐点まで上越新幹線の線路を共有してしまっているのだ。だから、長野行きと上越は高崎で同時発車することは出来ない。なお、上り線路については長野側から上越に合流するところで上越の線路を跨ぐ関係で新たに高架橋を建設しているのでそのまま高崎まで別線路になっている。(高崎への同時入線は可能。)

E2系電車「あさま」車内  E2系電車は正面の形は全く違うものの東海道新幹線の300系電車と似た車体だ。車内も間接照明になっているところ等かなり似ている。しかし、座席の色が違うため違った印象を受ける。


 インバータサウンドも軽やかに?滑らかに高崎駅を発車する。徐々に加速していくと、上越新幹線と長野行き新幹線の分岐点が近づいてきた。ここのポイントは世界一分岐が揺るやかのものを使っていて100km/hを超える速度でも衝撃なく分岐できる
 分岐するといよいよ新線区間。ググッと加速を感じ、一気に最高速度260km/hまで達する。速い!町並みは消え、あっという間に山の中。
 しばらくすると、減速を始めた。そして、安中榛名駅に到着する。山の中にある駅だ。一部では「もののけ駅」というあだ名も付いているようだが、本当に場違いな感じ。でも、それなりに乗降はあるようなので、今後の発展に期待しよう。
 ここからはほとんどトンネルで景色を楽しむことは出来ない。碓氷峠は在来線でも一番急な勾配だった。在来線の頃より勾配度は半分ぐらいになっているが、新幹線でも一番急な勾配だ。でも、ほとんど速度を落とさずに一気に上ってしまう所が凄い。
 トンネルを抜けるとそこはもう軽井沢。右手には廃線になった信越本線の線路が見えてくる。高崎から20分ほどで軽井沢、速くなった。

 ホームから階段を上って改札口へ。普通、新幹線から降りるときは新幹線改札口で特急券を渡し、その後の改札で乗車券を渡すというように2回改札を通るが、ここは1つしかない。在来線のない駅だから当然だが。ちょっと違和感がある。しかも、元々は在来線(信越本線)がある駅だったからなおさら。
 信越本線改めしなの鉄道の改札は別になっている

昔の碓氷峠
出口
しなの鉄道

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