名古屋鉄道 モンキーパークモノレール線
車両
名古屋鉄道MRM100形電車
路線
モンキーパークモノレール線 犬山遊園〜動物園
乗車日
1998年3月16日(月)

 日本モンキーパークに向かう1.2kmの短いモノレールだが、遊戯施設や園内の輸送設備ではなく名古屋鉄道が運営する交通機関である。
 犬山遊園駅の改札口は犬山線とは別になっていて、遊園地の入り口のような飾り付けがしてあった。このモノレールの途中には1つ駅があるだけで、事実上、モンキーパークへの観客輸送路線だからだろう。
 乗車券は自動券売機では買えないので窓口で買う。「モンキーパークまで。」と言うと「乗車券だけですか?」と訊かれた。この窓口では乗車券とモンキーパークの入場券のセットを買うこともできるからだ。ここに来た目的はモノレールに乗ることでモンキーパークに入るつもりはなかったので往復の乗車券だけを買った。

モノレールの運転台  これが、モノレールの運転台。左側のハンドルがマスコンで、右側のハンドルがブレーキなのは普通の電車と同じだが、ブレーキハンドルが珍しい形をしている。(縦軸型マスコンハンドルみたい。)


 モノレールが発車すると車内放送が流れ始める、観光案内やモンキーパークのPR的な内容がほとんどで、モンキーパーク専用路線というイメージが強い
 山の上へ向かう感じでどんどん勾配を登っていく。普通の鉄道では登るのがきつそうな勾配だ。(だからモノレールにしたのだろう。)途中の成田山駅に停車して、終点の動物園駅にはすぐに着いた。

サウンドライブラリ
名古屋鉄道MRM100形電車の走行音(犬山遊園〜動物園)

 モノレールを降りて改札口に向かう。すると凄いことに気づいた。駅の出口がモンキーパークの入り口になっているのだ。つまり、モンキーパークの入場券を持っていないと駅から出られないのである。JR鶴見線の海芝浦駅も駅の出口が東芝の工場入り口になっていて工場関係者しか駅から出られないが、それと似た感じだなと思った。
 改札係に入場券も出してといわれたので持っていないと告げたら、ここで買ってと言われ、結局モンキーパークの入場券を買うことになってしまった。じゃあ、何で犬山遊園駅で乗車券だけ(入場券なし)を販売しているんだ!?

動物園駅に進入するモノレール  動物園駅に進入するモノレール。車両の外装は猿のイラストが描かれ、一般の交通機関というより園内輸送施設という感じ。正式には公共交通機関だけど、事実上モンキーパークの輸送施設だな。


勾配  動物園駅から犬山遊園駅に向かうモノレールの最後部から勾配を見る。ゴムタイヤで走行するモノレールなら楽々だが普通の鉄道にはきつそうな勾配だ。


名古屋鉄道 犬山線
出口
名古屋市営地下鉄

アルフの部屋Copyright (C) 1996-2009 Yoshinori Adachi