E217系電車試乗
乗車券類
記念乗車券

E217系の正面  今回、試乗に使われたのは完成したばかりのE217系電車付属4両編成。右隣に見えるのが2階建てグリーン車2両付きの基本11両編成。総武本線・横須賀線で運転されるときはこの2編成が連結され15両編成になる。


待機中のE217系電車  試乗運転に向けて待機中のE217系電車。試乗は全部で4回行われたが、1回あたり定員70人だった。なぜか、両先頭車(クハE217とクハE216)だけの乗車で、中間車(モハE217とモハE216)には乗せなかった。


 乗車は非常ドアコック操作により、一部のドアを開けて行われた。全員乗り込むと係員がドアコックを操作し、ドアが閉められる。E217系電車のドアは電動式なので、ドアコックを閉める位置にすると通常のドア閉めと同じように電動でスムーズに閉じた。「ドアコック」という呼び名は便宜上従来のエアシリンダーで開閉するドアのコック(弁)にあわせているだけで実際にはコックではなくスイッチだな。
 試乗運転区間は新津車両製作所から新津駅へ向かう線路。運転準備が整うとドア上のLED案内表示には「新橋」と表示された。発車すると「次は東京」という表示に。外の行き先表示は「エアポート成田 成田空港」だったので横須賀線の上り列車という設定だな。
 工場構内を徐行(20km/h位)で進む。ゆっくりだが、すぐ正面に柵が見えてきた。工場出口の柵だ。工場内の走行ということなのでここで折り返しになる。再び、乗車位置に向けて発車。待ち時間が長かった割にはかなり短い乗車だった。柵を開けて新津駅ぐらいまで走るとおもしろかったのだが、ダイヤの都合でそう簡単にはいかないか。
 到着して降りるときは、係員がドアコック操作でドアを開けたが、ドアコックを開く位置にしても自動では開かずに手でドアを開けなければならない。あくまでも非常用なので停電のとき開けられなかったら意味ないからだ。ドアコックはドアのロックを解除するだけ。手で開ける動作を見ると結構重そうなドアだなと思った。

電車が出来るまで(車両の艤装)
出口
おまけ

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