東京都交通局 地下鉄12号線
車両
東京都交通局12-000形電車
路線
地下鉄12号線 新宿〜練馬

東京都12-000形初期型  リニアモータ駆動で小振りな車体が特徴な12-000形電車。長さは一般的な他の電車と比べるとちょっと短いし、幅も狭く天井も低い。営団地下鉄銀座線の01系電車の車内もちょっと狭く感じるが、それ以上に狭い。
 車体が小さいのはトンネル断面を小さくして建設コストを下げるため。


東京都12-000形新型  1997年12月に新宿〜練馬が開業したときに増備されたモデルチェンジ車両。練馬〜光が丘が開業したときの初期モデルと比べると、コストダウンのため無塗装になり前面の傾斜も少なくなった。このため、同じ12-000形電車でもかなり印象が異なる。


12号線のレール  これが12号線のレールだ。幅は新幹線と同じ1435mm。そして中央にリアクションプレート(地上側磁石)が設置されている。このリアクションプレートと車両(台車)に搭載された電磁石の吸引・反発力で推進するリニアモータカーだ。
 つまり、12-000形電車には駆動輪が1つもないのである。車輪は車体を支え、進路を決定するだけだ。空転して加速できないこともないし、急な坂でも上ることが出来る。大げさな話、車輪をロック(固定)しても走る。(と思う。でも車輪とレールの摩擦が凄そうだけど。)


12号線新宿駅ホーム  12号線の新宿駅ホーム。天井が低く、ホームも低い。ホームが低いのは電車の車高が低いため。リニアモータ駆動になり車輪が小さくできるようになったからだ。架線もかなり低く、屋根と接触しないのかと思ってしまうほど。パンタグラフも凄い小さなものがついている。


12-000形電車車内  車内は外見以上に狭く感じる。幅は狭く、天井も低い、さらに上部が内側に傾いている。車内吊り広告は特殊な構造の物(上の方が斜めになる。)に固定されている。普通の吊すと天井が低いので邪魔になるからだ。
(1998年3月17日(火)撮影)


 乗り心地は良い。JR在来線から比べたら幅の広い1435mmのレールに幅の狭い小型車両が載っているわけだからかなり安定がよいのだろう。揺れはほとんど感じられなかった。
 モータは大きな音がする。「グォーーーーン」という感じでトンネル全体に反響する。(レールと車両一体でモータだから当然か?)他の電車と違い駆動系ギヤがないので純粋にモータの音だ。

小田急電鉄 向ヶ丘遊園モノレール線
出口
JR東日本 東北新幹線「Maxやまびこ149号」(E4系)

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