立山黒部旅行 7.電鉄富山駅~立山駅(往復)戻る

7-1.富山地方鉄道 立山線(下り)
乗車日時2018年5月4日(金) 7:08発~8:11着(1時間3分)
列車普通 309
車両富山地方鉄道 10020形電車
乗車区間富山地方鉄道:電鉄富山~(本線)~寺田~(立山線)~立山
乗車券類ecomyca
運賃:1,080円

富山駅前
 朝、ホテルの窓から見た方向の空はどんよりと曇っていた。しかし、チェックアウトして外へ出てみると、そんなに曇っていなかった。

 今日は、今回の旅行で一番の目的である今年で最後の関電トンネルトロリーバスに乗るため、立山黒部アルペンルートへ向かう。
 立山黒部アルペンルートは富山県側発の場合、立山から立山ケーブルカー、立山高原バス、立山トンネルトロリーバス、立山ロープウェイ、黒部ケーブルカー、関電トンネルトロリーバスと乗り継いで長野県側の扇沢まで行くルートだ。
 電鉄富山駅へ行くと様子がおかしい。立山黒部アルペンルートの2つ目に乗車する立山高原バスが、何と大雪のため除雪が間に合わなくて運休になっている。標高の高いところだから5月でも雪が残っているとか、気温が低くて寒いぐらいは想定の範囲だったが、除雪が間に合わないほどの大雪になるとは思ってもいなかった。
 案内の人に聞いてみると、立山黒部アルペンルート全区間の予約済切符は無手数料でキャンセルできるとのことだった。運転再開はあるのかと質問してみたら、除雪状況によっては再開する可能性もあるが、あまり期待できないとのこと。
 関電トンネルトロリーバスに乗れないのはダメージが大きい。そのために来たのに・・・運転再開の可能性に賭けて、とりあえず立山駅まで行くことにした。もちろん、運転再開しない場合は電鉄富山駅に戻ってくることになるが、これは自己責任なので往復運賃は戻ってこない。

富山地方鉄道10020形電車
 10020形電車に乗車。この電車は富山地方鉄道オリジナル車両だ。現役車両の中でも古い方だ。

10020形電車車内
 座席は転換クロスシート。大手私鉄からの払い下げではない、地方鉄道オリジナルで転換クロスシート車ってあまりないような気がする。(優等列車や観光列車ではない、純粋な普通車両で。)

10020形電車車内
 乗客は少ない。立山高原バスが運休になっていなければ、もっと乗客は多かったと思われる。

富山地方鉄道の車窓
 立山連峰の方は雲で覆われている。

富山地方鉄道の車窓
 山の方に入ってくると雨も降ってきた。

立山駅
 終点の立山駅に到着。この駅は山の斜面に突っ込むような感じで入線するため、地下ホームになっている。

立山駅
 富山地方鉄道と立山ケーブルカーの乗換駅であると共に、立山黒部アルペンルートのスタート駅でもある。立山ケーブルカーは運転していたので、それなりに人はいた。

 立山高原バスの運転状況を確認したところ、今日中に運転再開することはないという結果だった。窓口で立山黒部アルペンルートの切符を無手数料で払い戻しした。

7-2.富山地方鉄道 立山線(上り)
乗車日時2018年5月4日(金) 9:22発~10:26着(1時間4分)
列車普通 8316
車両富山地方鉄道 14760形電車
乗車区間富山地方鉄道:立山~(立山線)~寺田~(本線)~電鉄富山
乗車券類ecomyca
運賃:1,080円

 本当の予定では、立山駅から立山黒部アルペンルートを経由して扇沢駅へ抜ける。そしてバスで大糸線の信濃大町駅へ行き、快速「リゾートビューふるさと」で帰路につく予定だった。しかし、扇沢駅へ抜ける手段が無くなったので、迂回する必要ある。急な予定変更なので、できるだけ早く電鉄富山駅へ戻ることにした。

立山駅の発車案内
 一番早く電鉄富山駅へ行けるのは、9:22発の電車だった。

立山駅
 富山地方鉄道の立山駅は地下ホームだが、電鉄富山寄りのホーム先端は山の斜面から出て地上になっている。留置線もある。

立山駅
 電車は地下部分からちょこっと飛び出して止まっている。

 立山駅へ来るときに乗った電車はあまり混雑していなかったが、電鉄富山駅へ向かう電車は凄く混雑していた。なんとか座ることができたので、そこでタブレットPCを使ってルート検索を行う。
 ただ帰宅するだけなら、富山駅から北陸新幹線に乗って高崎駅まで行けば簡単だが、できれば信濃大町駅から乗車する予定だった快速「リゾートビューふるさと」に乗りたい。ネックになるのは大糸線のJR西日本区間(糸魚川~南小谷)の本数の少なさだ。上手く接続する列車が無ければ諦めるしかない。
 JR東日本のインターネット予約サービス「えきねっと」で調べたところ、富山駅(12:19発)~北陸新幹線「はくたか562号」~糸魚川駅~大糸線普通列車~南小谷駅~特急「あずさ26号」~信濃大町駅(15:05着)と上手く繋がった。そのまま、富山~信濃大町の乗車券、富山~糸魚川の自由席特急券、あずさ26号の指定席特急券を予約した。
 これで、電鉄富山駅へ到着後の迂回ルートが確定した。

6.富山地鉄ホテル 出口