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高速文書スキャン
 いままでフラットベッドスキャナ(Canon CanoScan 8000F)を使ってきた。本の1ページや写真などを取り込むのには何も問題ないのだが、大量の文書を取り込むのには不便だった。雑誌の一部ページを切り抜いて保存してあるものをスキャンして省スペース化(デジタル化)する計画があるのだが、一枚一枚スキャナにセットして取り込むのが結構大変。取り込みもプレビューが出たら、範囲指定して本取り込みを行う。手間も時間もかかる。
 前から富士通のドキュメントスキャナ「ScanSnap」が気になっていた。これはシートフィーダー方式のスキャナで、トレーに原稿をセットすると自動給紙で両面スキャンを高速で行ってくれるものだ。ただ、本や厚みのあるものはスキャンできないので、フラットベッドスキャナも必要だ。でも、2台もスキャナを置くスペースはない。また、ビジネスで使うのならともかく、雑誌の切り抜きページをスキャンする程度に購入するには値段も高い。気にはなっていたが見送ってきていた。
 しかし、省スペース&低価格な新機種「ScanSnap S300」が登場したので購入した。これが、想像以上に素晴らしい。手軽で高速なだけではなく、ちゃんとテキスト埋め込みのPDFファイルにしてくれる。これで雑誌の切り抜きページが検索可能なPDFファイルになってデジタル化できる。また、予想外に高画質だ。ドキュメントスキャナなので文字主体だから画質はあまり期待していなかった。(画像取り込みはCanoScan 8000Fでやればいい。)ところが、高画質に設定すると取り込み速度は低下するが、すごく美しく取り込める。それでも、フラットベッドスキャナ以上の速度だ。厚みのない紙ならほとんどScanSnap S300で用が足りてしまうな。

ついにフルHDディスプレイ!
液晶ディスプレイのシミ  6年前に購入した17型液晶ディスプレイ(EIZO FlexScan L565)はだいぶ前から気になるところがあった。購入して1年ぐらいで画面左上に小さく点のようなシミがあることに気づいたのだ。完全な黒い点ならいわゆるドット抜けというやつだが、そうではなくて黒っぽく変色したような感じ。(にじんだ感じ。)よく見なければ分からない程度なのでそのまま使い続けていた。しかし、それから少しずつシミが広がっていったのだ。さらに、何故か電源ランプのLEDも点灯しなくなった。電源が入ると青く光るはずなのに光らない。でも、スタンバイ状態ではオレンジに点滅する。でも、今更修理に出すのも面倒だし、使う分には問題ないのでそのまま使うつもりでいた。

 しかし、Windows Vistaを導入してから、そろそろ新しいディスプレイが必要だと思った。著作権保護が厳しくなった関係で、DVI(デジタル出力)の場合はHDCPに対応したビデオカードとディスプレイでないとCPRM記録されたDVD-RAMの映像などが表示できなくなったのだ。そこで、当初は今まで使っていたのと同じスペック(サイズ、解像度)のHDCP対応液晶ディスプレイを買う予定にした。それならかなり手軽に(安く)手に入れられる。そもそも机の上には棚が置いてあり、大きなディスプレイを置くことが出来ない。(元々、液晶ディスプレイを導入した理由が、机の上の有効活用のためだった。)
 しかし、だんだん気持ちが変わっていった。それはPLAYSTATION 3(PS3)の影響だ。PS3はフルHD(1080p)出力が可能だが、現在使っているテレビ(23型ワイド)はD4入力(1080i)なので、本来の性能を発揮していない。さらに、PS3にはDVD-Videoをアップコンバートして疑似HD再生する機能があるが、著作権保護の関係でHDMI出力に限られている。テレビをHDMI付フルHD対応に買い換えれば済むのだが、まだ買って2年なので買い換えは当分先。そこで、どうせパソコンのディスプレイを買い換えるならフルHD対応にしてPS3の性能もフルに発揮できるようにしようと考えた。

 そこで、24.1型ワイド液晶ディスプレイ(MITSUBISHI MDT242WG)の購入を決定した。液晶パネルのドット数の関係上、フルHDにするためには最低でも24.1型ワイドが必要。今まで使っていた17型と比べるとかなりでかい。24.1型ワイドを置くためには机の上の棚がじゃま。棚を別の所に置くためには・・・結局、連鎖して部屋の模様替えにまで発展した。
 パソコンもPS3もHDD/DVDビデオレコーダーも全部新しいディスプレイに接続。高解像度でデスクトップが広くて快適。(ドット数で考えると従来の倍ぐらいの面積)PS3のゲームやDVD-Video再生は美しい。テレビより若干大きい画面でビデオ(録画番組)が見られる。640×400モードにも対応しているのでPC-9821Xa10/C4やPC-9801FA2も接続。全てがいい感じ。テレビチューナーはないので、テレビ放送を直接見る場合はテレビを使うが、それ以外はディスプレイで済んでしまう。しかも、確実に見たいテレビ番組はビデオに録画するので、テレビの利用価値がほとんど無くなってしまったな。

小さなデジカメも欲しい。
 一番最初に買ったデジタルカメラCASIO QV-30は、まあまあ小さかった。次に買ったNEC PC-DC200Kは当時世界最小クラスの小ささで気軽に持ち歩けた。その後は性能や使いやすさを求めたため、買い換えるごとに大きくなってきた。Canon PowerShot S2 ISはコンパクトデジカメでは大きい部類だろう。その為、気楽に持ち歩くことが出来なくなった。例えば、東京へ買い物へ出かける時、珍しい電車や新型車両などを偶然見つけた時に撮影できるようにデジカメを持って行く。しかし、使うかどうか分からない。
 旅行などで確実に撮影する場合は苦にならない程度の大きさだが、買い物に行くだけで撮影するか分からないような場合は邪魔に感じる。携帯電話のカメラを使えばいいとも思うが、画質が満足できない。
 そこで、小さいデジカメを追加購入することにした。手持ちのメモリカードを有効活用するために、SDカード対応機種を選択。小ささと使いやすさも考慮して店頭で色々見て検討した結果、PENTAX Optio S10を購入した。NEC PC-DC200Kよりも小さいので本当に気楽に持ち歩ける。それでも、画素数は1000万で自分が持っているデジカメでは最高だ。でも、画質やそのほかの性能ではCanon PowerShot S2 ISの方がいい感じ。(レンズが大きい、10倍光学ズーム。動画の撮影はモード切替なしでボタン一つ、など)
 本格的撮影はCanon PowerShot S2 IS、気楽に撮影はPENTAX Optio S10と使い分けだ。

きっかけは「初音ミク」
 音楽制作ソフトは色々使ってきたが、RolandのCakewalk Home Studio 5.0から高性能・多機能なものを使うようになった。もっとも、そんなに使いこなせるほどじゃないのだが・・・しかも、バージョンアップ販売のお知らせが来た時に、プロ仕様の上位グレードにしてしまった。(安く買えるんだから得という感覚。)そして、Cakewalk SONAR 1.0まで使ってきた。
 しかし、その後は新バージョンが出る度にお知らせが来るのだが、バージョンアップしなかった。忙しさもあって音楽制作自体あまりしなくなっていたことと、大したことをやらないのでプロ仕様の高価なソフトが無駄という気がしてきたからだ。今思えばバージョンアップ価格も安くはない。しかも、一度上位グレードにすると下位グレードにはバージョンアップ出来ないのだ。その為、ずっとCakewalk SONAR 1.0を使っていた。
 そして、Cakewalk SONAR 1.0はWindows Vista非対応なので、現在のパソコンにはインストールしなかった。つまり、音楽制作環境自体が無くなった。しばらくはそのままだったが、新規購入で最新のCakewalk Music Creator4を購入することにした。これはCakewalk SONARシリーズの機能削除廉価版という感じ。アップグレード価格でCakewalk SONAR最新版を買うよりよっぽど安い。機能削除版と言っても、自分が使う分には十分な機能を持っている。なぜ、急に音楽制作環境を復活させることにしたのか・・・それは「初音ミク」の影響だ。
 パソコンに歌わせることが出来るVOCALOID2「初音ミク」が登場した時から気になっていた。しばらくは様子を見ていたが、人気は急上昇。自分も歌わせたくなってきた(笑)。久々に音楽制作意欲を出させてくれたソフトだ。忙しいので、あまり制作することは出来ないが、少しずつやっていこうと思う。

省スペースの複合機
 プリンタはCanon BJ F850、スキャナはCanon CanoScan 8000Fを使っていた。特に性能の不満があるわけではないが、省スペースの為に合体させることにした。プリンタ・スキャナ複合機のCanon MP970を購入。現行の最上位機種だが、こんなに安くていいの?と思う価格。
 プリンタとスキャナが一体化してコピーが簡単にできる。CD/DVDレーベル印刷が出来る。給紙が2系統あって便利。(よく使う普通紙は給紙トレイに入れっぱなし。)USB2.0接続で印刷が速くなった。スキャナの読み込みも速くてきれいになった。いいことずくめだ。

グラフィックボードをパワーアップ
 より美しいグラフィック表示を楽しむため、フルスクリーン表示のゲームソフトでは最高解像度で表示する設定にしている。ディスプレイを買い換えて1920×1200表示が可能になった。しかし、その為かグラフィック表示に負荷が感じられるようになった。グラフィックチップの性能が解像度のアップに対応し切れていない感じだ。
 現在使っているのはGeForce 7900 GSで世代的には古いものだが一応ハイエンドモデル。これをGeForce 9800 GTX+に交換することにした。GeForce 9800 GTX+は冷却ファンのためにスロット2枚分を使用するサイズ。しかもボードが長い。専用電源も2系統接続する必要がある。ボードが長いのは予想外で、ボードと干渉するハードディスクを移設した。

 ベンチマークソフトを動かしてみると劇的に性能アップ。ところが、肝心のゲームソフトでは若干体感速度が上がった感じはするが、あまり変化が感じられない。動きのぎこちなさは残っている。グラフィック性能だけの問題ではなかったのか・・・なんか無駄な出費をしただけという感じもする。
 まあ、それでも多少は改善されたのだから、そのまま使うことにした。しかし、それが泥沼にはまることになるとは思ってもみなかった。

ホームサーバーを導入
 去年、DLNA対応のNASを導入してミュージックサーバーを計画したが、うまくいかず断念していた。しかし、再び計画が復活した。それは、Microsoft Windows Home Serverが発表されたからだ。従来のサーバーOSは企業向けであったが、初めて家庭向けが登場した。ファイル共有やDLNAサーバーはもちろん、クライアントパソコンの自動バックアップなど、NASでは不可能な機能がお手軽に実現できるのである。特にバックアップは毎日行ってくれるので安心だ。しかも、差分バックアップなので短時間。何日か分が残るので、間違って消したり、修正してしまったファイルを元に戻すことにも利用できる。
 導入する機種はEPSONのEndeavor SV110hに決定。これはとにかくコンパクトで省電力なのが魅力。ノートパソコンベースで作られているため小さいのだ。まさにホームサーバーにふさわしい。

 クライアントパソコンにWindows Home Serverコンソールソフトをインストールすると、リモート接続でホームサーバーの機能を管理できる。だから、通常はディスプレイ、キーボード、マウスなどを接続する必要はない。ただし、OS本来の設定などを行う場合は直接操作する必要がある。(リモートデスクトップ接続でも可能。)
 ファイル共有やDLNAサーバーは簡単な設定をしてファイルをコピーしただけであっさり使えた。PLAYSTATION 3からも認識され、問題なく曲を再生することができた。
 しかし、クライアントパソコンのバックアップ機能がうまくいかない。自動でバックアップが開始されるのだが、さんざん待たされたあげく、ボリュームのスナップショットが取れないというエラーが出てバックアップできない。何度やっても同じ。インターネットでボリュームのスナップショットについて調べてみたところ、Volume Shadow Copy(VSS)というサービスが動いていないといけないらしい。サービスの管理画面を見てみるとVSSは手動で動く設定になっている。バックアップ機能が自動でVSSを動かしてくれないのか?VSSを自動で動く設定(常に動きっぱなし。)に変えてみたらバックアップ機能が動くようになった。(時々失敗するが。)クライアント側も設定が必要なのか。それだったら、Home Serverのマニュアルとかヘルプに書いておいてくれないと困る。
 しかし、実はクライアント側のVSS設定を変える必要は無し。本来はバックアップの時に自動でVSSが起動する。クライアントのWindowsがおかしくなっていたようだ。後にクリーンインストールを行ったのだが、それ以降はクライアント側で何も設定しなくてもバックアップ機能が正常に動作した。

トラブル発生!その1・メモリ交換
 自作パソコンALF-02の調子がおかしい。1日に1,2回程度フリーズしたり、内蔵HDD#2が突然消滅したりする。フリーズはリセットボタンを押すしかない状態。内蔵HDD#2は何もなく突然消えるときもあれば、2〜3秒フリーズしてから消えるときもある。内蔵HDD#2にアクセスできなくなるだけでWindowsは問題なく動作している。再起動すれば、内蔵HDD#2は復活する。
 異常が起こるようになったのはビデオカードを交換したり、ホームサーバー用のクライアントソフトをインストールしてからだ。とりあえず、ホームサーバーのバックアップ機能が正常に機能しないという問題もあったので、すっきりするためにWindows Vistaをクリーンインストールすることにした。ついでに、ほとんど使わなくなったWindows XPを消去してVistaに一本化した。

 Windows Vistaのセットアップが終わり、アプリケーションソフトのインストールなどを行っている最中にフリーズが発生した。まだ、ホームサーバー用クライアントソフトはインストールする前だったので、それはフリーズに関係ないことが判明した。そうなるとビデオカードが怪しいが、フリーズするのはビデオカードに負荷のかからないような事をしているときなのだ。
 他にフリーズの原因になりそうな要素は・・・メモリか?試しにWindows Vistaのメモリ診断ツールで検証してみた。すると、ハードウェアに障害があるという結果に。2枚装着しているメモリモジュール(DIMM)のどちらに異常があるか調べるために、1枚ずつ装着して検証。ところが、1枚ずつだとどちらも正常。2枚入れたときだけ異常になる。
 メモリが悪い訳じゃないのか?もしかして、マザーボードがおかしい?何が悪いのかはっきりしないので、とりあえず新しいメモリを買ってみることにした。ただし、今と同じ1GBytes(2枚)ではなく、2GBytes(2枚)だ。もし、メモリが悪いのなら交換することによってメモリを増量することができる。また、マザーボードのせい?で新しいメモリでも1枚じゃないと異常になるのなら現在と同じメモリ量を確保できる。(1枚無駄になってしまうが。)
 新しいメモリに交換してメモリ診断ツールを実行した。異常なし。やはり、メモリが悪かったのか。でも、何で急にメモリがおかしくなったんだろう?ビデオカードが悪さしているのか・・・とりあえず、解決&メモリ増量で快適になった。

トラブル発生!その2・ビデオカードを戻す
 メモリ交換で解決したと思われたが・・・やっぱりフリーズする。もちろん、メモリ診断ツールでは異常はない。となると、やはりビデオカードのせいか?
 こんな状態では安心して使えない。GeForce 9800 GTX+にしてもベンチマークでは効果が見られたが、実際のゲームプレイではあまり体感が向上しなかったこともあるので、元のGeForce 7900 GSに戻すことにした。
 結局、無駄な出費と苦労をしただけで終わったな。唯一良くなったのはメモリが増えて若干快適になったことぐらいか。

トラブル発生!その3・ハードディスク交換
 ビデオカードを元に戻したのに・・・まだ問題が解決しない!フリーズはしなくなったが、内蔵HDD#2が突然消える現象がまだ発生する。消えるのは決まって#2で、#1は全く問題がない。
 今まで問題がなかったハードディスクが急に問題を起こすようになったのは、ビデオカードの交換を行ってからだ。しかし、ビデオカードを戻しても解決しないのは何故なんだ?ビデオカードの交換を行うときに一旦ハードディスクを取り外したのが影響しているのか?
 再度ハードディスクの接続を確認してみると、#2のS-ATAケーブルがぐらついている感じがする。#1はしっかりコネクターがはまっているのに、#2は手で揺するとグラグラする。もしかして、コネクターの接触不良で突然取り外された状態になるのだろうか?

 内蔵HDD#2は使用停止を決定!代わりに外部にUSB2.0接続のハードディスクを導入することにした。さらに、フリーズ等で何度もWindowsを強制終了させてきたので、再度クリーンインストールを行う。そして、ついに本当に安定して動くようになった。やっと安心して使える。

 今回のトラブル連続発生によって、自作パソコンのメリットとデメリットを考えさせられた。今まではたまたま大きな問題が起きなかったので自作の良いところばかりを実感していた。しかし、問題が起きて改めてメーカー製パソコンの信頼性に魅力を感じるようになった。
 最近はメーカー製でもBTOによりカスタマイズの範囲が広がっている。当然、自由度は自作より劣るが、安定性や信頼性は格段に上だ。自分にとってパソコンは使うことが目的で、作ることが目的ではない。新しいパソコンにするときは自作をやめてメーカー製パソコンに戻ることにした。

 この時点でのネットワーク構成

無線LANのセキュリティ向上
 現在使用している無線LAN環境は5年前に導入したもので、セキュリティはWEPだ。最近、WEPが簡単に解読できてしまうという報道があった。うちの無線LANを意図的に傍受しようとする何者かがいるのでなければWEPが危険という状況ではないが、セキュリティが向上したWPAにした方が無難だ。しかし、WPAに対応した機器ではないので買い換えが必要だ。また、インターネットに接続するルーター(BUFFALO BBR-4HG)と無線ブリッジ(BUFFALO WLA-G54)の2台構成を無線ルーター(BUFFALO WHR-G300N)の1台で置き換えてすっきりさせようと思った。
 とりあえず、自分が使用しているモバイルパソコン(VAIO)とPSPだけ新しい方に移行した。別の部屋にあるWiiと、妹のスケジュールの関係で妹のパソコンは後回しだ。その為、一時的ではあるが無線ルーター(BUFFALO WHR-G300N)と無線ブリッジ(BUFFALO WLA-G54)の2台構成になっている。
 今までは無線LANのセットアップがすんなりいったことがなかったが、今回はあっけなく終わった。端末側でSSIDと暗号鍵を設定するとなんの苦労もなく接続完了。昔と比べるとだいぶ簡単になったな。

トラブル発生!その4・故障
 安定していた自作パソコンが突然起動しなくなった。安定してから約1ヶ月間、特に問題は発生しなかったのに・・・電源を入れるとファンやハードディスクは回転するが、BIOSの起動画面が出ない。マザーボードが壊れたようだ。
 原因ははっきりしないが友人に訊いてみたところ、マザーボードの電源回路が劣化していたところに消費電力の高いビデオカードを取り付けた関係で電源回路が壊れた可能性が高い。メモリやハードディスクで異常が起きたのもマザーボードの電源回路が異常を起こして不安定になっていたと考えられる。つまり、ビデオカード交換を行ったことによって、寿命が近づいていたマザーボードにトドメを刺したという感じだ。
 メインパソコンが使用不能になってしまったのは非常に困る。いくら安いマザーボードだからといって、2年持たなかったのは予定外だな。本当はあと1年ぐらい使い続けるつもりだったのに。

 マザーボードを交換すれば済む。しかし、自作パソコンはもうやめるという決定を下したので、新しいパソコンを購入するしかない。新しいパソコンが導入されるまでは、モバイルパソコン(VAIO)にディスプレイとマウスを接続して代替え使用することにした。ホームサーバーにバックアップがあるのでソフト的な損失がほとんど無いのは良かった。

パソコン緊急購入
 故障した自作機の代わりに新しいパソコンを購入した。緊急なので予算があまり取れない。しかし、今後3年程度は使うことになるパソコンなのでケチりたくはない。CPUはクアッドコアにグレードアップし、増設や交換が容易なメモリやディスクドライブなどは同等になるようにした。
 インターネットで注文するBTOパソコンを買うわけだが、サポートなどで安心できる日本のメーカーにする。とりあえず、以前にNECのパソコンを長く使ってきたこともあるので、NEC Directをのぞいてみた。次に、ホームサーバーを購入したエプソンダイレクトをのぞいてみた。ほぼ同スペックでもエプソンの方が安くてBTO選択の幅が広い。ホームサーバーを購入した時のポイントもあるので、エプソンダイレクトで購入することにした。エプソンダイレクトは納期が最短2日と短いのも緊急時にはうれしい。
 予算の関係からEndeavor MR6000を選択。これより上のグレードだと基本価格が高くてちょっときつい。MR6000で必要なものといらないものを厳選して仕様を決定した。どうしてもグレードが下がってしまうのがビデオカード(GeForce 9500 GT)だ。今まではハイエンドモデルを使用していたが、MR6000ではミドルレンジモデルになってしまう。電源容量の小ささやビデオカード用電源コネクタがないことから、ハイエンドビデオカードを装着することが不可能なのだ。

 唯一不満な点はビデオカードの性能なのだが、実際に使ってみるとそんなに悪くない。故障した自作機でGeForce 9800 GTX+に交換したときに実感したように、ベンチマークは劇的に向上しても実際のゲームプレイでは極端な変化がなかったのだ。(ビデオカードばかり性能が良くても意味がない。)MR6000ではベンチマークにおけるグラフィック性能が当然低くなったわけだが、CPU性能がカバーしてくれるのかゲームプレイでは自作機でGeForce 7900 GSを使っていたときとあまり変わらない感じだ。(ゲームソフトによって違うだろうが・・・)
 それから、DVDドライブがカートリッジDVD-RAMに対応しなくなってしまった。IDE(ATAPI)インターフェイスが無くなっているので、今まで使っていたDVDドライブを入れることもできない。仕方がないので、カートリッジDVD-RAM対応はとりあえず諦めることにした。
 良いところはスリープさせたときにちゃんと電源が切れた状態になることだ。自作機ではスリープにしてもファンが回ったままだったりして、電源が切れた感じではなかった。(電源管理機能がちゃんとしてなかった。)その為、ほとんどスリープを使用していなかったが、今後は積極的にスリープを使うことにした。
 全体的には良い評価で快適に使えそうだ。それにしても立て続けにパソコンを買うのは金銭面できついな。パーツにも(結果的には無駄な)投資をした後だし。

 この時点でのPC-9801FA2
 この時点でのPC-9821Xa10/C4
 この時点でのVALUESTAR G
 この時点でのALF-02
 この時点でのVAIO type U
 この時点でのEndeavor SV110h
 この時点でのEndeavor MR6000
 この時点でのネットワーク構成



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