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無線LAN環境移行完了
 昨年末に新しい無線LAN環境を導入したが、妹のパソコンが保留になっていた。新たに購入した無線子機(BUFFALO WLI-UC-G300N)を使用してセキュリティ向上だけでなく高速化も実現した。製品仕様上は最大300Mbpsで通信可能なのだが、2チャンネル同時時用のため混線等で通信が不安定になる可能性があるという説明があった。そこで、安定性を重視して1チャンネル使用の最大150Mbpsに設定した。それでも、従来の54Mbpsから比べれば3倍近い速度だ。
 同時に妹のパソコンにもホームサーバー用クライアントソフトをインストールし、自動バックアップが行われるようにした。

復活!モバイルギア
 PDAのCLIEを使っていたときはスケジュールの入力をデスクトップPCで行い、スケジュール確認はCLIEで行っていた。PCとCLIEの同期はボタンを押すだけの簡単操作で、スケジュール確認もCLIEの電源を入れれば素早くできた。さらに、指定時間になればアラームが鳴って教えてくれる。自宅にいるときも外出先でも便利なスケジュール確認が実現されていた。その為、自宅での用事も全てスケジュール入力して管理していた。
 CLIEの代わりにVAIO type U(モバイルPC)を使うようになってスケジュール確認が不便になった。スケジュールソフトはWindows Vista標準のWindowsカレンダーを使う。ソフトの使い勝手はそんなに悪くないのだが、同期ソフトをデスクトップとモバイルの双方で起動して同期しなければならないので手軽ではない。しかも、モバイルPCはPDAと違い電源入れて即使えるというわけではない。また、スケジュールのアラームを設定していてもパソコンが立ち上がっていなければ通知してくれない。(自動で立ち上がるわけではない。)
 外出先でのスケジュール確認はVAIO type Uで行うしかないが、自宅でのスケジュール確認はデスクトップPCで行うようにしていた。ソフトは同じWindowsカレンダーなので、デスクトップでも立ち上がっていればアラーム通知してくれる。自宅での用件は主にデスクトップPCで確認するようになっていたのだが、必ずしもPCが起動しているわけではないので、いまいち使い勝手がよいとは思えない。
 そこで、ずっと保管していたMobile Gear II MC/R530を復活させることにした。モバイルギアだけど、モバイルしないという前提で。自宅での用件専用に使うのだ。さらに、デスクトップPCとの同期も考えない。スタンドアローンで使用する。(ファイルのやりとりをする場合はCFカードで可能。)モバイルギアは小さいながらもちゃんとしたキーボードが付いているので入力は問題ない。設定時間になればアラーム通知してくれるので、自宅専用として使う分には十分だし、VAIO type Uよりは便利に使える。
 本当ならスケジュールを一元管理して、どこでも手軽に確認できるCLIEを使うのが一番良いのだが、CLIEは手書き入力しかないため、パソコンとの同期が出来なければ不便なのだ。

熱いホームサーバー
 ホームサーバーはコンパクトで、金属製のケースが放熱板を兼ねているため非常に熱くなる。ファンもあるし、問題はないはずだが、夏になって気温が高くなってくるとちょっと心配だ。そこで、USB扇風機を導入してみた。本来はユーザーが涼むためのパソコンから電源を取るコンパクト扇風機だが、ホームサーバーに風を送るようにしてケースの冷却効果を高めるのだ。
 熱くなる原因はもう一つ、24時間連続稼働していることだ。実際には使われていない時間が多いため電力の無駄も多い。そこで、30分アクセスがないとスリープにする設定に変更した。ただ、アクセスが一切無いはずの状況でもスリープにならなかったり、復帰したりすることがある。まあ、無条件で24時間稼働よりは良いか。

ノイズ発生!USB扇風機
 家のテレビ画面(アナログ放送)にノイズが入るようになった。調べてみたところ、ホームサーバー冷却用に導入したUSB扇風機が原因だった。フロアが違うのに影響が出るとは・・・というわけで、USB扇風機の使用を中止した。別の方法で熱対策をする必要がある。
 対策1:稼働時間の低下。30分アイドルでスリープにする設定があまり有効でないため、無駄な稼働がまだ多かった。そこで、20分アイドルでスリープにする設定に変更した。すると、意味もなく稼働を続けたり、復帰する現象が無くなった。何かのタイミングが原因だったのだろうか?良くわからないが結果オーライだ。
 対策2:通気性の確保。ホームサーバーEndeavor SV110hは足がないので、底面が密着していた。少しでも放熱性を高めるために、AV機器用のインシュレーターを購入して、底面を1cmほど浮かせた状態で設置した。
 対策3:ハードディスクの温度管理。温度の測定が出来るHDD診断ソフト「SmartHDD Pro」をホームサーバーにインストールした。すると、平均で50℃と高い。バックアップなどでHDDが連続稼働すると55℃を超えることもある。これですぐに故障するわけではないが、安全のため60℃に達したら強制シャットダウンするようにした。
 根本的な解決にはなっていないが、ある程度熱くなるのはコンパクト静音マシンの宿命か。

トラックボールからの決別
 ずっとトラックボールを愛用してきたのだが・・・ボタンの反応が悪くなってきた。押してもうまく反応しないときがあってストレスになる。新しいトラックボールに買い替えたいのだが、元々大きくなかったトラックボール市場はかなり縮小してしまった。マイクロソフトは撤退してしまったし、ロジクールも何年か前のモデルを継続販売しているだけだ。(当然、最新のマウスと比べると機能的に見劣りがある。)他にもいくつかトラックボールを出しているメーカーはあるが、店頭ではほとんど見かけないし、あまり使いやすそうなデザインでないので買う気にならなかった。
 しばらく、ボタンの反応が悪いMicrosoft Trackball explorerを使い続けてきたのだが、ついにマウスへ乗り換えることにした。その為には机の空きスペースを確保する必要がある。ペンタブレットの常時接続をやめて、使わないときは片付けるようにした。
 マウスの選択だが、動きの安定性を考えると有線タイプが確実だ。しかし、有線ではマウスの動きが制限されて使いにくい。昔、ワイヤレスキーボードがまともに使えないことを経験しているので無線タイプには不安があるのだ。ただ、昔のは無線周波数が27MHzだったが、最近のは2.4GHzになって安定性が良くなっているらしい。同じ2.4GHzを使用するBluetoothは、PS3のコントローラーなどで使った感じでは反応が悪いことはない。

Microsoft Wireless Mouse 5000  そこで、Microsoft Wireless Mouse 5000を購入した。使った感じでは全く問題ない。2.4GHzだし、トラッキングも最新のBlueTrack(青い光)なので反応が良い。無地の机上でマウスパッド無しでもスムーズにマウスカーソルが動く。ただ、USBに接続する無線アダプターをマウスの底面にはめるとマウスの電源が切れる構造なので、パソコンを終了/起動毎に無線アダプターを抜き差ししなければならない。


Windows 7インストール
 Windows 7が発売されたのでメインマシン(Endeavor MR6000)をWindows Vistaから移行した。7はVistaの改良版で、快適性や安定性が向上している。VistaはUltimateを使っていたが、7はProfessionalを使うことにしたので新規インストールとなる。Windowsが多機能化するにつれてセットアップにかかる時間も長くなってきていたのだが、7は意外と早く終わる。むしろ、その後にアプリケーションをインストールする手間が大きいだけだ。
 操作性や見た目はVistaと似ているので、あまり違和感はない。しかし、見た目は変わってもWindows 95以来同じだったタスクバーの挙動が変わったので、慣れないうちは違和感があったが慣れたら使いやすい。
 ファイル検索もVistaより良くなった。Vistaは検索対象にしたいドライブにインデックスを作成する必要があった。しかし、インデックスの作成に時間がかかったり、何かのタイミングでインデックスが初期化されることがあった。7ではライブラリという機能になり、検索対象にしたいフォルダーをライブラリに登録する。すると、ライブラリ内の検索を高速で行うことができる。
 ちなみにVistaと7で各種ベンチマークソフトを動かしてみたが、CPU、メモリー、HDD関係は若干向上している。しかし、グラフィック関係は若干低下した感じ。でも、大きな違いではないので体感できるほどではない。

周辺機器のスリム化
 Windows 7の新規インストールにあわせてメインマシン(Endeavor MR6000)の周辺機器を整理した。

1.MOドライブの廃止
 最近はあまり使っていないMOドライブだったが、昔保存したデーターの一部がMOメディアに残っていたため接続していた。必要なデーターをハードディスクに移し、すべてのMOメディアを消去した。

2.外付けHDDの廃止
 内蔵HDD(160GBytesと320GBytes)に加えてUSB接続の320GBytes HDDを使用していたが、パーティションによっては無駄な空き領域が非常に大きかった。パーティションのサイズと配置を見直してHDDを1台削減した。捻出したUSB接続HDDは、ホームサーバー(Endeavor SV110h)へ転用。

3.常時接続機器の見直し
 USB機器はパソコンが稼働中でも接続や解放が簡単にできるので、必要なときに必要な機器を接続すればいい。しかし、昔からの慣れで(機器の接続は電源OFFで行う)、あまり使わないものも接続したままになっていた。トラックボールからマウスに移行したときにペンタブレットは常時接続をやめた。さらに、ゲームパッドもゲームするときだけ接続すればいいので、常時接続をやめた。

4.USBハブの削減
 今まで、3台のUSBハブを使用してきた。上記のようにMOドライブ、HDDを削減。ペンタブレットやゲームパッドは使用するときだけ、パソコン本体のフロントUSBポートに接続するようにした。そのため、USBハブを1台廃止した。

 スリム化によって消費電力の削減にもつながった。

ホームサーバー拡張
 ホームサーバー(Endeavor SV110h)のHDD容量が圧迫してきていた。増設HDDの購入も検討していたが、メインマシン(Endeavor MR6000)のHDDを流用できたので出費なしで解決した。
 ホームサーバーの初期状態では内蔵HDDが2つのパーティションに分かれていて、Cドライブはシステム用、Dドライブはデーター用になっている。USB接続の外付けHDDをホームサーバーに接続すると、内蔵HDDのDドライブと一体化したストレージとして扱われる。(RAID0のようでRAID0ではない。)これで、共有フォルダー(NAS的な機能)にたくさんファイルが入れられるし、クライアントPCのバックアップも大量に保存できる。
 さらに、Windows Home Serverではハードディスクを増設すると共有フォルダーの複製を作ることができる。複製を作るように設定すると2台のHDDに同じファイルが作られ、万が一片方のHDDが故障してもファイルが失われることはない。しかも、複製のON/OFFは共有フォルダーのルートにあるフォルダーごとに指定ができるので、特に重要なファイルのあるフォルダーだけをバックアップできる。(RAID1のようでRAID1ではない。)

USB扇風機復活
 ホームサーバー(Endeavor SV110h)冷却用のUSB扇風機は、アナログテレビ放送にノイズが乗るため廃止した。それに代わる熱対策をしたが、根本的な解決にはなっていない。ちょうど、家のテレビとビデオがすべて地デジ対応されたので、USB扇風機を復活させることにした。
 HDD診断ソフト「SmartHDD Pro」でHDD温度が48℃に達したら警告メールを出すようにしてあるので、警告がきたらUSB扇風機をONにする。さらに、Windows Home Serverにハードウェア温度を表示するアドインをインストールし、コンソールから温度を見られるようにした。適度にチェックして、温度が下がったらUSB扇風機をOFFにするという手順だ。USB扇風機で風を当てるだけでも、HDD温度を低下させることができる。
 USB扇風機のON/OFFは手動(笑)なので、自分が部屋でパソコンを使っているときしか対応できないが、しないよりはいい。「SmartHDD Pro」のHDD温度が60℃に達したら強制シャットダウンする機能も有効にしているので、無人時も安心だ。もちろん、アイドル20分でスリープする設定も有効。

マルチディスプレイ環境
 今までもパソコンモニターとテレビ出力を利用してマルチディスプレイを行うことはあった。しかし、あまり実用的ではなかった。また、現在はマルティメディア対応モニターに置き換えてテレビをなくしたので、物理的にマルチディスプレイができない環境になっていた。
 最近は低価格の小型液晶モニターが発売されて手軽にマルチディスプレイが可能になった。ちょうど、通販サイトのポイント有効期限が近かったので、7インチワイド液晶ディスプレイ(I-O DATA LCD-USB7XW)をポイント利用で半額にして購入した。
 7インチと小さいので机の上の小さなスペースに置くことができる。USBバスパワー接続なので接続もシンプル。解像度は800×480。メインディスプレイと比べるとかなり狭いが、ガジェットを配置したり補助的に利用する分には問題ない。バックライトがLEDだからか色が若干青白いのがちょっと気になる。
 メインディスプレイで画面いっぱいに作業しつつ、サブディスプレイで別の情報を同時に参照できる。また、Webサイトのテレビ番組情報を見ながらビデオ予約するとき、今まではパソコン(DVI)とビデオ(HDMI)を切り替えながら予約していたので面倒だった。Webサイトをサブディスプレイに表示すれば、番組情報を見ながらビデオ予約ができる。
 なくても困らないが、小さくてもあるとちょっと便利になる。

 この時点でのMobile Gear II
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